オペラント条件付けに基づいた考えでは、継続的に報酬が与えられれば、その行動はより喚起されるだろうし、もし好ましくない結果やマイナスの結果が与えられれば、その行動は繰り返されなくなる。

 

行動は強化因子に影響され、強化因子には正のものも、負のものもあり得る。

 

例えば、

正の強化因子としては「おいしい食事」「お金」「敬意や称賛が」などが、

負の強化因子としては「まずい食事」「何らかの罰」などがあげられる。

 

行動はオペラント条件づけでは、回避の様な恐怖反応は、不安の軽減につながることから強化される。

 

回避行動が繰り返され、結果として不安が繰り返し軽減されると、その行動は学習され確立されていく。

 

この様な恐怖反応は、行動療法においては治すべきものだと考え、対処していくこととなる。

 

これは、痛みに対しても同様で、「動かなければ痛みが出ない」といった正の強化因子、「動かしたから痛みが悪化した」といった負の強化因子が、時として痛みの悪循環を生んでしまうこととなる。

 

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