この記事では、神経ダイナミックテストの一つであり、神経系モビライゼーションにも応用される「ULNT2b」について記載していく。

 

ULNT3の適応

 

ULNT3は以下が適用となる可能性がある。

 

  • 尺骨神経
  • 腕神経叢の下神経幹、C8-T1脊髄神経/神経根領域の症状
  • 胸郭出口症候群
  • 肘部管症候群
  • ギヨン管で尺骨神経の障害

・・・・・など

 

 

ULNT3の手順

 

  1. 対象者と治療者はULNT1と同様の開始肢位をとる。
  2. 肩甲骨下制―神経および筋の緩みをとる(やや下制するのみで伸張しない)
  3. 手関節・手指伸展、前腕回内
  4. 肘関節屈曲
  5. 肩関節外旋
  6. 肩関節外転(ベッド上に置いたセラピストの手を支点にして外転させる)

 

 

ULNT3の組織鑑別

 

ベッド上に置いたセラピストの手関節を軽度屈曲し、肩甲骨下制を解放する

 

 

ULNT3の感作運動

 

  • 頸椎対側側屈
  • 手関節橈屈

 

ULNT3の正常反応

 

  • 症候のない若年者の場合、一般的な反応は尺骨神経領域の手と肘内側で、ある程度の灼熱感や疼痛が生じる。

 

  • 健常者の研究では82%で小指球と小指・環指に所見が出現し、62%に同じ部位にピリピリした感覚が生じた。

 

  • 肩甲骨下制を解放することにより、肘関節と手関節の症状が軽減する(Flanagan 1993 )

 

  • 肩外転可動域:個人差がみられる(30°~90°)

 

尺骨神経に対するセルフモビライゼーションの例としては、以下の様な方法がある。

 

 

 

 

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