この記事では、『情報リテラシー』について記載していく。

 

理学・作業療法士の情報週数に大切な『情報リテラシー』とは!?

 

ビジネスであれ、投資であれ、人が決断を行う時には、必ず何らかの「情報」を頼りにする。

 

当然、私たち理学療法士・作業療法士が何らかの行動や決断をする際も情報収集は欠かせない。

 

しかし、一口に情報収集といっても、情報の入手経路は様々だ。

 

人から直接聞く情報もあれば、ネットで得られる情報もある。

 

著名人が語った内容を参考にすることもあるし、新聞や雑誌の記事を参考にすることもあるだろう。

 

最近はネットの普及によって、客観的な情報を効率よく入手できるようになったと言われている。

 

これは確かに物事の一面を表しているが、一方では全く反対のことも起こっている。

 

マスメディアとは無関係に情報を入手できるはずだったネット情報の多くが、テレビや新聞の情報の使いまわしとなっており、思っていたほど、情報の多様性が確保されていないという問題が指摘されている。

 

また、ネットの普及で情報格差が縮小すると思われていたが、現実にはその逆となっていると指摘する人もいる。

 

ネット活用が上手な人は、さらに高度な情報を入手できるようになる一方、そうでない人はますます情報弱者になっている。

 

結局のところ、どのような情報ツールが登場するにせよ、情報を扱うのが人間である以上、その本質はたいして変わらない。

 

情報の山に埋もれることなく、それを自身の活動に生かしていくためには、適切に情報を取捨選択するスキル、つまり情報リテラシーを身につけておく必要があると言える。

 

以前は理学療法・作業療法に関する情報は非常に限られており、その限られた情報をいかに入手できるかには大きな意味があった。

 

しかし、今は理学療法・作業療法に関する情報は溢れかえっている。

 

したがって、情報収集をする際には、自分にとって貴重な情報となり得るかを吟味する「情報リテラシー」が大切になってくる。

 

「偉い先生が言っている」とか「教科書に書いてある」とかも大切であるが、そこで思考停止にならず、メタ認知を働かせてしっかり情報を吟味してみよう。

 

特にネット情報は、各々の理学療法士・作業療法士などのセラピストが好き放題に情報発信しているため、信頼性には不透明な部分が多い。

 

※もちろん私のブログも、私が好き放題に記載しているもので決して鵜呑みにしてはいけない。

 

従って、ネット情報に対峙する際は「正しい情報を得る」という目的ではなく、「多様な意見が存在するのだなぁ」程度にとどめていおたほうが無難である。

 

そして、一番重要なのは、それら情報収集した要素を自分なりに吟味して、「自分なりに思考する際の材料として活用していく」というスタンスが大切だと思われる。

 

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