この記事「給料の使い道/スポーツジムはいかがです?」は「理学・作業療法士の新人シリーズ」として、自分の新人時代を思い出しながら思いついた他愛のないことを記載していくという、いわゆる「雑記」である。

 

なので、このシリーズで観覧者が得られる情報は、何ら臨床に活用されない可能性が高い点はご了承願いたい。

 

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目次

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初めての一人暮らし

 

前回は「初任給の使い道」と題して、私の初任給の使い道を記事にしてみた。

 

そして今回は、新人の頃に自身がどの様な給料の使い方をしていたかを思い出しながら記事にしてみる。

 

私は就職したことをきっかけに一人暮らしを始めた。

 

就職先を選ぶ基準は複数あったが、その中の一つに「一人暮らしが嫌になっても(家事に手を抜きたくなっても)アパートを引き払って直ぐに実家へ戻れない距離」というのもがあった。

 

つまり私には、一人暮らしは不憫で過酷なものだという先入観がどこかにあったと言える。

 

※今思えば、家事など手を抜こうと思えば、いくらでも抜き用があるのだが、当時の私は母親が仕事をしつつ家事を完璧にこなしていたのを目の当たりにしていたので「家事とはこうあるべきだ」という妙な先入観があった。なので夕食も全て自炊していた。

 

だが、実際に何カ月か一人暮らしをいてみると、その快適さの虜になった。

 

口うるさく「洗濯物を畳め」だの「使った物はすぐに片付けろ」だの「ソファーで寝るな」だの、ガミガミと指図されることなく、自分の自由気ままに生活できるようになったのだ。

 

実際に挑戦してみた自炊も意外と楽しく、「カレーってこんなに簡単にできるのか」とか「焼いた肉ばかり食べてたら胃がもたれるな。玉ねぎやキノコ入入れたら栄養バランスが丁度良い」など、あれやこれやと自分なりに簡単な料理を試行錯誤して食べたりしていた。

 

 

給料の使い道/スポーツジムはいかがです?

 

本題である「給料の使い方」にたどり着かないが、実際には料理を試行錯誤するために、実家では食べたことのないような料理を試してみたり、妙な調味料を買ってみて試してみたりで、かなりの額を散財していたように思う。

 

その他に一人暮らしを始めて挑戦したのがスポーツジムだった。

 

本々、近所のスポーツジムで水泳はしていたが、本格的な筋トレやスタジオレッスンなどにも挑戦してみた。

 

スタジオレッスンを体験してまず気付いたのが「インストラクターのテンションの高さ」であった。

 

「誰かに運動を指導する」という面は、理学療法士と共通した部分ではあるものの、「ノリノリなテンション」「満面な笑み、あるいは豊かな表情」「ハリのある声」で生徒たちのモチベーションをどんどん高めていってくれる。

 

この様なインストラクターと接していると自分も元気になっていくのが分かったし、「そういう雰囲気」は他者へ伝播していくものだなというのを実感した。

 

余談となるが、新人教育プログラムの一環として受けた講義で、講師が以下のような事を言っていたのを思い出す。

 

「理学療法士(あるいは作業療法士)は物静かな人が多い。病棟へ患者さんを迎えるときも、一定なテンションで暗い表情のまま声をかける人も大勢いる。ただ、スポーツジムのインストラクターを見習っても良い場面も多いのではないか?

 

私がおじいちゃんになって入院していたら、インストラクターのような雰囲気の人に「今日も一緒に頑張りましょう!!」なんて言われたらシャンシャン歩くことが出来そうだ」
まぁ時と場合を選ぶとは思うが「この講師が言わんとしていることも理解できるな」と自分がジムへ通っていた際のことを思い出しながら感じてしまった。

 

また、スタジオレッスンでは様々なエクササイズが体験できる。

 

ヨガやピラティス、エアロビクス、グループでの音楽に合わせたバーベルなどを用いながらの筋トレなど多種多様である。

 

それらの中には、自身で体験することによる気づきが多くある。

 

教科書を読むだけで、あるいはクライアントに指導した際の反応だけで分かった気になってただけな点に気付くこともある。

 

この様に、「ジムの雰囲気」「スタジオレッスンから学べること」は理学療法・作業療法を提供する上で有益だと感じることができた。

 

※もちろん、心身をリフレッシュされたり、身体機能の向上なども得られる。

※従って、仕事でも疲れにくかったり、痛めにくい体を作ることにも繋がるはずである。

 

理学療法士・作業療法士さんの中には、自分たち自身が不摂生であることも多い。
姿勢なんかも悪い人が多い。

 

ただ、やはりセラピスト自信がが健康に気遣っているかどうかがクライアントからも分かるレベルだと、言っていることの説得力も違ってくるのでは無いだろうか?

 

新人さんは、給料の使い方の一つとして「スポーツジム」を視野に入れてみても良いのではないだろうか?

 

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スポーツジムのメリット・デメリット

 

ここからは余談として、スポーツジムで運動することのメリットデ・メリットを記載してみる。

 

「わざわざ運動ごときにお金をかけたくない」という人もいるだろうし、そういう考えもアリだが、念のため目を通していただければと思う。

 

 

スポーツジムのメリット

  • 施設・設備が豊富。飽きたら違う有働を、という選択肢がある。
  • 様々な付帯設備(シャワー・お風呂・ジャグジー・マッサージ機など)の利用が可能で、運動以外でもリフレッシュできる。
  • スタジオプログラムやパーソナルトレーニングなど、専門性の高い運動実践が可能
  • 他の会員の存在のおかげで、運動継続の張り合いや刺激が生まれる。

 

 

スポーツジムのデメリット

  • 民間では高額なケースもある。従って、定期的に通えないと会費ほどの価値がなくなることもある。
  • まとまった時間が必要。荷物が多くなり、仕事との両立が難しいケースもある。
    (人によっては)他人の存在やインストラクターの存在によってマイペースな運動を阻害してしまう事がある。
  • 行きたい時間にはいつも混んでいて、望んでいる運動をするための順番待ちなどの時間的ロスでストレスがたまる。

 

ジムを選ぶ際のポイント

 

更に余計なお世話だと思うが、スポーツジムを選ぶ際のポイントも記載しておく。

 

  • 見学をしてから決める。
  • 家・職場などに近く、「何かのついでに寄ることができる」といった場所なほど継続しやすい。
  • プログラム内容と自分の目的があっているか?(ちなみに私はピラティスがやりたかったので、ピラティスを取り入れているスポーツジムであることが必須であった)。
  • 清潔感がある(これが無いと、モチベーションが下がる。ただし値段重視なら、ある程度目をつぶっても良いかも・・)
  • 付帯設備が充実している(私の場合は最新のマッサージチェアが気に入っていた。しかも専用スペースに難題も置かれてあったので順番待ちすることもほとんど無かった)
  • 会員の年齢層や雰囲気