この記事では、筋の働きとして以下の4つを整理していく。

・動筋

・拮抗筋

・固定筋

・共同筋

 

動筋・拮抗筋・固定筋・共同筋の解説

 

動筋

1つの筋の求心性収縮によってっ関節運動が起こるとき、その筋を『動筋(mover・agonist)』と呼ぶ。

※求心性収縮だけでなく、静止性収縮や遠心性収縮による関節運動を含めることもある。

 

1つの筋が異なる運動の動筋になることもある。

例えば上腕二頭筋は肘関節の屈曲及び前腕の回外運動(肘関節屈曲時)の動筋である。

 

1関節運動で動筋は主動筋(prime mover)と補助動筋(assitant mover・secondary mover)に分けられる。

※関節運動に加わる複数筋のうち、どれが主導筋であるかについては意見が一致していない。

 

 

拮抗筋

動筋と逆の働きをする筋を『拮抗筋(antagonist)』と呼ぶ。

例えば、とある関節における屈筋は、「伸筋に対する拮抗筋」と表現することができる。

 

実際の機能では、動筋による運動の速さや強さの変化に応じて、それを調節するような遠心性収縮をすることも多い。

 

立位時の下肢筋のように、動筋と拮抗筋はしばしば同時に静止性収縮をする。

 

 

固定筋

固定筋(fixator)は安定筋(stabilizer)とも呼ばれる。

 

固定筋は静止性によってコツや体の一部を固定して支持性を与える。
例えば、腕立て伏せの姿勢では、頭部が重力方向へ下がらないように、頸部伸筋群は静止性収縮を行っている。

 

 

共同筋

共同筋(synergist)の概念は幅広く、統一した見解がなされていないが、ザックリと表現するなら「1つの運動に参加するすべての筋」ということになる。