カテゴリー:運動器疾患の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:運動器疾患

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、急性腰痛症(ぎっくり腰など)の概要と、その対処法に関して、リハビリ(理学療法)も含めて解説していく。「急性腰痛」と「ぎっくり腰」急性腰痛はどの年齢にも見られ、文字通り「急に発症した腰痛」を指し、「ぎっくり腰」と一般的に呼ばれることも多い。そして、この「ぎっくり腰」という用語は俗語であり、学術用語ではないと言われている。ぎっくり腰は、脊椎脊髄用語辞典の検索にはなく、その中の急性腰痛(acutelowbackpain)の説明文の中に、「急激医発症した腰痛の総称で、原因は様々なある。いわゆる“ぎっくり腰”と呼ばれるもので、椎間関節、仙腸関節の捻挫あるいは腰背筋や脊柱靭帯の断裂により発生...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では「仙腸関節障害によって起こる痛み(関連痛含む)」の治療に関して、リハビリ(理学療法・作業療法)も合わせて記載していく。※仙腸関節障害のリハビリ(理学療法)としては、どちらかというとスタンダードな考えを基準に記載している(関節モビライゼーションについても、簡易版ではあるが掲載している)。※仙腸関節障害は、関連痛として腰部や下腿にも症状が派生することもあるため、興味が出たら本格的なモビライゼーションも勉強してみてほしい。 仙腸関節障害の特徴仙腸関節は腸骨と仙骨をつなぐ滑膜関節であり、その関節包には侵害受容器が存在し、疼痛の発生源となる。しかし、仙腸関節の可動域は小さく、画像検査によって...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、脊柱管狭窄症についての概要とリハビリ(理学療法)について記載してく。※脊柱管狭窄症は、脊柱の中でも腰部に生じやすいとされ、以降の記事は「腰部の脊柱管狭窄症」についての記載となる。 脊柱管狭窄症とは脊柱の構成体である椎骨・椎間板・椎間関節・その他の軟部組織は加齢により以下のような影響を必ず受ける。椎骨の棘骨形成変形性の椎間関節椎間板腔の狭小化(神経組織と隣接する)黄色靭帯の肥厚上記を含めた様々な要因による関節の過少運動性・不安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・などなど脊柱の中には『脊柱管』と呼ばれる空間があり、その中には脊髄が入っている。また、腰椎部の脊柱管では脊髄から移行し...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、高齢者に起こり易い『椎体の圧迫骨折(胸椎圧迫骨折・腰椎圧迫骨折)について解説していく。脊椎圧迫骨折(胸椎・腰椎の圧迫骨折)とは通常、骨は加齢とともに脆くなる。でもって、骨脆弱化により骨強度が低下すると、転倒や急な体の動作により、脊椎が圧縮され、椎体のひび、骨折を生じる。背骨は椎骨が積み重なって構成されているのだが、弱くなった骨が重みに耐えきれず、つぶれてしまうのだ。そして、脊椎の椎体にひび、骨折が生じることが『椎体の圧迫骨折』である。※特に胸腰移行部に起こり易いとされており、圧迫骨折が起こった部位によって「胸椎圧迫骨折」や「腰椎圧迫骨折」などと表現される。高齢者の圧迫骨折は、2つ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、がんのリハビリテーションについて解説していく。がんのリハビリは、(リハ指示書にがんリハビリと記載されているかどうかに関わらず)医療のみならず介護の分野で実施されることも多いと思うので、基本的なポイントを押さえるために参考にしてみてほしい。がんのリハビリテーションがんは早期発見、早期発見が基本となる。また、がんの治療は日進月歩で進んでおり、「不治の病」から「共存する病」へと変わりつつある。一方で、がん治療後の著しい筋力低下から日常生活に支障が生じたり、嚥下や呼吸機能の低下がもたらされたりすることがある。そこで、がん患者の『生活の質(QOL)』を維持・向上させることを目的に、運動機能...

  • 疾患 - 運動器疾患

    急性腰痛は「疾患」ではなく「症状」である。そして、「急性腰痛という症状」を起こしてしまう疾患は様々あり、今回はそれらの疾患をまとめてみる。ここに記載する疾患はリハビリ(理学療法)の対象ではないものがほとんどだが、急性腰痛の中にはこれらも含まれていることを知っておくことは有意義なのではないだろうか?※特に、介護保険でのリハビリ(通所・訪問リハビリ)では万が一にも遭遇してしまう疾患もあると思う。※『問診』も絡めて記載しているので、その辺りも臨床で活用してみてほしい。まぁ、リハビリ(理学療法)の対象でないどころか、ほぼ遭遇することすらないであろう疾患も含まれているが、「頭の体操」だと思って観覧してみ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では腸脛靭帯炎についてのリハビリ(理学療法)についてまとめている。 腸脛靭帯とは?腸脛靭帯とは、大腿筋膜張筋の延長上に位置しており、脛骨の外側顆ガーディー結節に停止する靭帯である。~大腿筋膜張筋~~腸脛靭帯~~大腿筋膜張筋~~腸脛靭帯~腸脛靭帯炎の概要ここからは、腸脛靭帯炎の概要を記載していく。腸脛靭帯炎とは膝の屈伸を繰り返すスポーツにおいて、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆との間の機械適刺激により腸脛靭帯炎が生じると考えられている。腸脛靭帯炎が発症しやすいスポーツとしては以下が挙げられる。陸上長距離走自転車競技・・・・・・・・・・・など特にランニングによって腸脛靭帯炎が生じやすく、自覚症状と...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では鵞足(縫工筋・薄筋・半腱様筋)の基本情報と、鵞足炎のリハビリ(理学療法)についてまとめている。鵞足とは?鵞足とは、脛骨近位内側で縫工筋・薄筋・半腱様筋の腱が扇状に付着する部位の総称である。※「鵞足」という名前は、付着部の形態が鷲足に似ていることから命名された。縫工筋・薄筋・半腱様筋の基本情報は以下の通り。筋名起始停止作用神経支配縫工筋腸骨の上前腸骨棘脛骨の脛骨粗面の内側部・股関節の屈曲・外転・外旋・膝関節の屈曲大腿神経(L2-3)薄筋恥骨の恥骨結合の外側部脛骨の脛骨粗面のすぐ内側方の部位・股関節の内転・膝関節の屈曲、内旋閉鎖神経(L2~4)半腱様筋坐骨の坐骨結節の内側面脛骨の脛骨粗...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、腰椎椎間板ヘルニアの概要とリハビリ(理学療法)について記載していく。 腰椎椎間板ヘルニアとは椎間板は椎体と椎体の間に存在し、脊椎にかかる衝撃を和らげるクッションの役割を果たしており、以下の2つで構成されている。髄核(中央に位置する柔らかいゼリー状の組織)線維輪(線維性の硬い外層)そんな椎間板の『線維輪』に(何らかの理由で)亀裂が生じ、中の『髄核』が飛び出すと、突出部周辺の組織(脊髄や神経根を含む)を圧迫することがある。そして、この様な「線維輪から髄核が飛び出すこと」を『椎間板ヘルニア』と呼ぶ。椎間板ヘルニアの分類椎間板ヘルニアの分類は以下の通り。椎間板膨隆(protrusion)...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、頸椎椎間板ヘルニアについて、リハビリ(理学療法)も含めて記載していく。ヘルニアって何だ?脊柱(の第2頸椎以下)における椎体と椎体の間には『椎間板』が挟まっている。この「椎間板」は、中心にゼリー状の髄核があり、その外側を線維の層が何層にも重なった線維輪が取り巻く、弾力性の組織である。そして、この椎間板が背骨に加わる衝撃を吸収するクッションの役目を果たし、脊柱の様々な運動をする際の関節の一つとして働いている。椎間板は加齢とともにヘタってくるよ椎間板は体の中でも早く老化が始まるところで、加齢とともに髄核の水分が減って、クッションとしての働きも衰え、線維輪も亀裂が生じてくる。また、線維輪...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、変形性頸椎症(頸髄症・神経根症)についての概要を記載するとともに、変形性頸椎症の中でも「神経根症」にフォーカスを当て、評価・治療に関するエビデンスをまとめていく。変形性頸椎症とは変形性頸椎症とは、椎間板や椎骨、靭帯など、背骨全体の加齢変化によって起きてくる病気である。50代以上の中高年者に多いと言うのが特徴で、逆に言えば若年者で変形性頸椎症と診断されるのは稀ということになる。変形性頸椎症は、「症状」や「画像所見」によって以下の3つに分類される。(単なる)頸椎症:神経症状を伴っていない変形性頸椎症。局所の「頸部痛」を引き起こすが、関連痛として「肩凝り」「背部痛」「頭痛」「めまい」と...

  • 疾患 - 運動器疾患

    COPDに対する運動療法の重要性を解説しています。COPDでは下肢筋力トレーニングの重要性が言われており、この記事を読めば「なぜ(呼吸器にたいしてではなく)下肢の運動が大切か」が何となる分かってもらえると思うので是非♪

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)に対する治療に関しての概要に関してガイドラインを参考にしつつ、呼吸リハビリテーションのエビデンス、運動の重要性も含めて記載していく。慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、病名ではなく以下のような慢性の閉塞性喚起障害を共通の病変とした呼吸器疾患群を指す。慢性気管支炎肺気腫・・・・・・・・・・・・・・・などなど。※ちなみに、気管支喘息は閉塞性換気障害に該当するが、慢性閉塞性呼吸器疾患には該当しない。関連記事⇒『換気障害(閉塞性換気障害と拘束性換気障害)を解説』※慢性閉塞性呼吸器疾患と呼ばれることもある。慢性閉塞性肺疾患(CO...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では頸肩腕症候群(けいけいわんしょうこうぐん)という用語について記載していく。頸肩腕症候群の定義首から肩・腕に痛みや凝りなどの症状がある場合、病院で診察してもらうと「頸肩腕症候群」と診断される場合がある。聞きなれない言葉なので、診断された人は「頸肩腕症候群って何だ?」と思う事だろう。そんな「頸肩腕症候群」は以下のように定義されている。広義の頸肩腕症候群は、首(頸部)から肩・腕・背部などにかけての痛み・異常感覚(しびれ感など)を訴える全ての症例を含む。この中で、他の整形外科的疾患(たとえば変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除外した、検査などで病因が確定できないものを...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では関節リウマチの治療(リハビリも含む)の概要を記載していく。 関節リウマチとは関節リウマチは自己免疫疾患の一つである。免疫とは?免疫とは、本来は自分を守るために体に備わっているシステムのことで、このシステムがあるおかげで、私たちは細菌やウィルスなどが外部から侵入してきても、それを攻撃・排除して病気にならないように出来ている。外から入ってくる外的は「抗原」、それを攻撃し排除する物質は「抗体」と呼ばれ、抗体は白血球でつくられ、おかしなものがあると自分のものではない異物(非自己)かどうかを見極め、異物だけを排除するよう働く。ところが、自分の体を形づくっている細胞や成分を間違って異物とみなし...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事は、後縦靭帯骨化症についてまとめた記事である。リハビリ(理学療法・作業療法)の従事者は参考にしてみて欲しい。脊髄靭帯骨化症について背骨(脊柱)は椎骨が積み重なってできており、その一つ一つの椎骨をいくつもの靭帯が繋いで支えている。背骨を支える靭帯には、以下などがある。①前縦靭帯⇒椎体の前面を縦に走行②後縦靭帯⇒椎体の後面を縦に走行③黄色靭帯⇒椎弓を繋いでいる ※このうち、後縦靭帯と横色靭帯は脊柱管の中にある。※椎骨を繋いでいる靭帯は、その他にも棘間靭帯・棘上靭帯などがあるが、この記事には不要な情報なので割愛する。これらの靭帯が硬く厚くなって(骨化)、脊髄障害などを起こす病気の総称を『脊髄...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、幼児に多い『肘内障』について記載していく。肘内障とは肘内障と表現されるとピンと来ないかもしれないが、肘内障とは「肘の亜脱臼」の事であり、小児における肘の外傷(ケガ)の中で最も頻度の高い疾患の一つである。※亜脱臼に関しては以下も参照⇒『脱臼とは(完全脱臼・亜脱臼・陳旧性脱臼)を解説』発生機序としては、小児が「親に急に手を引っ張られる」であったり「腕を下にして転んだ際」だったりで発症する。※前腕回内で引っ張られて亜脱臼することが多い。2~6歳に多く、再発を繰り返しながら、いつの間にか加齢とともに発生しなくなる。肘内障=上橈尺関節の亜脱臼先ほど、肘内障は「肘の亜脱臼である」と述べたが、...

  • 疾患 - 運動器疾患

    リハビリ(理学療法)の対象となることの多い、高齢者の『椎体圧迫骨折』についての記事となる。 書籍『カパンジーの機能解剖学』を参考にまとめているので、興味がある方は参考にしてみて欲しい。