一般的に情動と言う表現は、「歓喜・不安・苦悶・悲観・驚愕・激怒・恐怖」というような急激に起こされる一過性の強い感情の動きに以下の様な要素が伴った状態を指すことが多い。・顕著な表情・声・行動・自律神経系 ...
この記事では、『感覚』『知覚』『認知』という用語に関して、理学療法の分野で一般的に使用されている解釈を中心に記載していく。感覚感覚(sensory)とは、外の環境または身体内に起こった刺激によって生体 ...
ラットの末梢神経障害は人の神経障害と同様の疼痛感覚障害を生じる。麻酔下でラットの坐骨神経に4本の腸糸を緩く縛る手術を施行後、坐骨神経の支配領域である後肢に痛覚過敏、アロディニア、自発痛(もしくは知覚鈍 ...
IASP(InternationalAssociationfortheStudyofPain)は『国際疼痛学会』と訳される。国際疼痛学会は、痛みのメカニズム解明とその治療の可能性を探る学際的な学会で、 ...
末梢神経感作は筋骨格系疾患を有しているクライアントの50%は持っているとの報告がある。ただ、50%の人が「末梢神経感作が優位な原因」なのではなく、「その要素も持っている」というだけである(この点は中枢 ...
この記事では、疼痛を理解するうえで大切な生理学用語である『活動電位』などについて、分かりやすく解説していく。静止膜電位興奮性細胞である神経細胞には、静止状態と興奮状態がある。細胞が活動していない静止状 ...
この記事では、生理学用語の一つである『シナプス後電位』について解説していく。シナプス後電位とは脊髄後角侵害受容ニューロンは、一次侵害受容ニューロンの脊髄側末端部から放出される伝達物質に反応する。具体的 ...
プラセボ効果を検証する実験は数多く存在する。そして、プラセボによる鎮痛効果に関しては、薬理学的な鎮痛効果と同程度に強力であったり、時にはそれ以上に強力であったりすることもあるとされている。一方で、プラ ...
PNF(固有受容性神経筋促通法)が讀賣新聞(2016年2月19日)に紹介されていたので、ブログでも紹介してみる。PNFが読売新聞で紹介されていた読売新聞におけるPNF紹介文と記事は以下の通り。リハビリ ...
私の好きな番組の一つにNHKの『総合診療医ドクターG』がある。この番組は過去に終了したり再開を繰り返しながら放送されており、紹介しようと思っていた矢先に、残念ながら3月17日の放送をもって終了してしま ...
認知バイアスは、人の認知に影響を与える。その結果、同じ事象であっても、ポジティブにとらえる人もいれば、ネガティブにとらえる人も出てくることとなる。今回は、そんな認知バイアスによって生じたネガティブ思考 ...
この記事では、クライアントが有している「記憶バイアス」を必ず修正すべきかどうかを考察していく。ポジティブな記憶バイアスを有している可能性前回の記事で、慢性痛を有したクライアントは「負の記憶バイアス」を ...
リンク先サイトに『痛みの基礎知識』を追加しました。以下の様なキーワードが盛り込まれた作りになっています。・痛みにおける一般的な経路・侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・心因性疼痛という分類・末梢神経感作・ ...
この記事では、『依存症』に関して、覚せい剤にフォーカスして記載していく。条件反射制御法「(本物そっくりの)注射器のおもちゃ」と「白い粉」。これらを使って、以前薬物をやっていた通りの部位に注射器を刺す真 ...
人間の記憶は認知バイアスの影響を受けている。そして、記憶のバイアスは「ポジティブな内容」・「ネガティブな内容」のどちらを記憶に留め易いかにも影響を及ぼしてしまう。今回は、そんなポジティブorネガティブ ...
月別:2016年02月