クラシカルオステオパシー(Classical Osteopathy)

M.J.リトルジョンというオステオパスによってイギリスで発展したコンセプトです。

師事していたA.T.スティルが解剖学を徹底して重要視していたのに対して、リトルジョンは解剖学のみならず生理学も重要視していたと言われており、それがコンセプトにも反映されています。

そして現在は、リトルジョンを師事していた中の一人であるジョン・ワーナムによって考案された『ルーチンに行う全身調整』を基盤とした治療法を用いています。

基盤となる全身調整はルーチンであるが故に、否が応でもスティルの基本理念の一つである『身体は一つのユニットである』ことを考慮したアプローチとなるためユニークです(あくまでルーチンな全身調整は基盤なだけで、クライアントによって対応はいくらか変わります)。

そして、『昔から伝わる基本理念を現在でも守り続けている』という意味でクラシカル(古典的)オステオパシーという名前がついています。