徒手理学療法における評価・治療の一般的な流れ
1.評価(必ず全項目を評価するのではなく、必要に応じて選択)
- 問診
- 視診(⇔構造と機能の因果関係)
- 触診(軟部組織の状態・骨や関節の位置など)
- 自動運動テスト
- 他動運動テスト(ブログ:ROMテスト )
- 関節副運動テスト
- 等尺性抵抗運動テスト
→MMTなどで筋力評価
→PIRなどで疼痛・筋の状態(長さ及び緊張)を評価 - 神経学的テスト(反射・感覚・筋力・神経ダイナミックテストなど)
- それぞれの機能異常に対する特殊テスト(整形外科的テストなど)
- 目標の設定(PNF法のコンセプトに準じる)
※関連記事
⇒『ブログ:ICF(国際生活機能分類)の基礎知識』
2.治療(評価から得られた情報をもとにアプローチ方法を選択)
- 軟部組織に対するアプローチ(横断マッサージ・機能的マッサージ・PIRなど)
- 関節モビライゼーション(METによる筋収縮を利用したモビライゼーションを含む)
- 神経系に対するアプローチ
- 運動療法
このHPでは、一例としてPNF(固有受容性神経筋促通法)の概要を紹介しています
また、姉妹ブログでは以下などにも言及しています。
⇒『インナーマッスル(コアマッスル)の段階的トレーニング』
⇒『高齢者の転倒予防に効く!バランス運動(トレー二ング)を総まとめ!』
3.再評価
4.セルフエクササイズ指導・日常生活指導
※痛みの評価・治療関したクリニカルリーズニングの際は、その前提条件として『中枢神経系の優位性』も考慮しておく必要があります。
徒手理学療法の各学派の特徴を整理するためのヒントになるイラスト
徒手理学療法には様々な学派がありますが、それらの特徴を整理するヒントとなるイラストを以下に記載しておきます。
※ただし、上手く整理されている感はあるが強引に当てはめている感も否めないので、あくまで「特徴をザックリと整理するため」に活用してみて下さい。
~画像引用『これだけは知っておきたい腰痛の病態とその理学療法アプローチ』より~
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