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名前:カースケ
勤務先: 個人病院
資格:理学療法士

サイト運営開始日:H23年7月


MMT

あまり必要ではない情報かもしれませんが、MMTについてのページです。

学生さんには参考になるかもと思い、少しこのサイトの趣旨とは異なりますが掲載しています。

テスト勉強や臨床実習の対策として、参考にしてみて下さい。

 

このページの活用方法

まずは、理学療法士学会がアップしているMMTに関する情報をまずは覚えて下さい。

 

 

非常に詳細に記載されていて、このPDFを読めば、書籍は必要がないと思うほど充実した内容となっています。

 

ただし、上記リンク先は「理学療法士に向けて一部を独自に修正したもの」なため、他職種(作業療法士や看護師)であったりテスト・国試対策で活用しようと思う場合は注意してください。

 

ちなみに、リンク先の資料で多用されている画像は、以下の書籍が用いられています。

臨床家にも好評な書籍ですが、ややお高いのがネックです。

骨格筋の形と触察法

 

 

 


by ヨメレバ
上記リンク先でMMTを学んでもらった後は、(実習中にフォーカスを当てるとすると)いかに効率的にMMTを展開していけるかが大切となってきます。

そんな効率的なMMTの展開に、以下の表を用いていただければと思います。

※うーん、学生さんがこのサイト観覧するかなぁ・・・

 

ちなみに、私は実習先は「全てのMMT(ただし5のみ)を制限時間内に実施できなければ、その時点で実習不合格」という、すこし不思議な病院でした(実際に不合格になった人もいたので恐怖でした)。

 

以下の一覧表は、その対策の一環として作成したものです。

 

ただし、このページでは関節・筋別に各MMTの詳細を解説しているわけではないので、それら詳細について知りたい方はページの最後に貼っているリンク先ブログ記事を参考にしてみてください。

 

 

MMTのリスト

頭部・体幹のMMT:

 

動作

主動作筋

段階

体位

①動方向
②抵抗部位と抵抗方向

代償運動

注意事項

頭部伸展

大後頭直筋
小後頭直筋
頭最長筋
上頭斜筋
下頭斜筋
頭板状筋
頭半棘筋
僧帽筋
頭棘筋



伏臥位
台から頭をはみ出させる

①頭部伸展(うなずく運動)
②後頭部を下方かつ前方へ抵抗

頚部伸展

患者が力負けした時すぐ支えられるよう手を顎の下に持ってきておく
「うなずくように顎を持ち上げてください」



仰臥位
患者の頭方から検査者の両手を後頭部に敷く

①頭部伸展(顎を頭頂に引き上げる感じ・上方を見るように動かす)
②後頭部を支えている手で後頭骨底を触診

代償に注意・実際に一緒にやってみる
「顎を頭頂に向かって引き上げてください

頚部伸展

頚最長筋
頚半棘筋
頚腸肋筋
頚板状筋
僧帽筋(上部)
頚棘筋



伏臥位
台から頭をはみ出させる

①頚部伸展
②頭頂後頭部を下方に抵抗

頭部伸展

患者が力負けした時すぐ支えられるよう手を顎の下に持ってきておく
「床を見つづけながら頭を持ち上げてください」
抵抗部位とその方向が頭部伸展と若干違う事に注意。
体幹伸筋に筋力減弱がある場合は別法(P22)を行う。



仰臥位
患者の頭方から検査者の両手を後頭部に敷く

①頭部伸展(頭を台へ押しつける方向)
②後頭部を支えている手で後頭骨の遠位を触診

「頭を台へ押しつける運動をしてください」

頚部複合伸展運動

 



伏臥位
台から頭をはみ出させる

①頭部伸展+頚部伸展
②頭長後頭部を下方かつ前方へ抵抗

なし

患者が力負けした時すぐ支えられるよう手を顎の下に持ってきておく
「あなたの頭を台から離すように持ち上げて天井を見ようとしなさい」
患者の体幹伸展筋または股関節進展筋の筋力減弱がある場合は患者の上半身背部を押さえて固定してやる



伏臥位
完全に台の上にのせて支える
患者の頭方から、両手を後頭部に敷く

①頭部伸展+頚部伸展
②後頭部を支えている手で頚部と後頭骨底部を触診

「あなたの頭を台から離すように持ち上げて天井を見ようとしなさい」

頭部屈曲

前頭直筋
外側頭直筋
頭長筋



仰臥位

①頭部屈曲(後頭部を浮かさず顎を開かない)
②患者の頭方から両手を下顎の下にあてがい上方かつ後方へ抵抗。

頚部屈曲

抗抵抗自動運動
「頭を浮かせないまま、顎を引く感じで前方にうなずいてください」



仰臥位

頭部屈曲

少し圧迫を加えるように触知しなければ難しい

頚部屈曲

胸鎖乳突筋
(胸・鎖骨頭)
頚長筋
(上・中・下斜角頭)
前斜角筋



仰臥位

①頚部屈曲(後頭部を持ち上げ、天井を見ながら首を曲げる・顎を引かない)
②二本の指で行う。後方に抵抗をかけた状態で首を曲げてもらう。

・頭部屈曲
・広頚筋による口角引き下げ
(胸鎖乳突筋が弱いか失われている場合に見られる)

抗抵抗自動運動



仰臥位
両手の示指で左右の胸鎖乳突筋を触れておく

①首を回旋
・運動範囲の一部分を動かせる場合、段階2
運動は起こらないか、一方または両方の胸鎖乳突筋に筋収縮活動が認められる場合は段階1

胸鎖乳突筋を触知
首の回旋運動で評価

 

頚部複合屈曲運動

 



仰臥位

①頭部屈曲+頚部屈曲(後頭部を持ち上げ、下方を見る感じで首を曲げる)
②額に後方へ抵抗をかける

広頚筋による口角引き下げ

亀の首現象
「頭を持ち上げ、足元を見る感じで首を曲げてください」



仰臥位

頚部屈曲と同様?回旋運動で

頚部屈曲と同様
頚部屈筋群の筋力に非対称的な力の差が疑われる場合は別方(P34)を行う

頚部回旋

胸鎖乳突筋など



仰臥位
座位(屈伸中間位)
可能な限り一方の方向を向かせる
患者の両側頭部を手ではさんだ状態で行う

①頚部回旋(回旋位から中間位まで戻す動作を屈伸中間位に保たせながら行う)
②側頭部に後方へ抵抗をかける
抗抵抗自動運動で行う

頚部屈曲
頚部伸展

抗抵抗自動運動
段階3は「首を前後に倒さず、左右に首を振ってください」
段階4・5は「首を前後に倒さず抵抗に逆らいながら首を正面に戻してください」



座位(屈伸中間位)

①頚部回旋(一側の方から他側の方へ回旋を試みる)
②左回旋→中間位=左胸鎖乳突筋を触知
右回旋→中間位=右胸鎖乳突筋を触知

「頭を動かし正面を向くように頑張ってください」

 

 

体幹筋のMMT:

 

体幹       伸展

胸最長筋
胸棘筋
胸半棘筋
多裂筋群
腰方形筋
胸・腰腸肋筋
胸・腰回旋筋
胸・腰棘間筋
胸・腰横突間筋


腰椎:腹臥位で両手を頭の後ろで組み合わせる下腿遠位部を押さえて固定

胸椎:腰椎と同様+頭と上半身を検査台の外へ乳頭線まではみ出させる

腰椎:腰椎伸展
臍の位置まで浮かせることが可能で
その位置で体を固定できる→段階5  
その位置で体が揺れる(不安定)→段階4

胸椎:胸椎伸展
検査台より高く頭・肩・胸が持ち上げることが可能で
努力せずに行える→段階5
努力しないと行えない→段階4

なし

腰椎:股関節伸展筋力の減退を伴うときには骨盤を下方に押さえつけて固定する。
「体をそりかえらせて、その状態を維持してみてください」
胸椎:「体を検査台の高さまで持ち上げなさい」

 

腰椎・胸椎テスト共に抵抗はかけない

腹臥位で両上肢を体側に置く。下腿遠位部を押さえて固定。(胸・腰椎の分類なし)

体幹伸展:臍の位置まで浮かせることが可能であれば段階3

「上半身をできるだけ高く持ち上げてください」
股関節伸展と頚部伸展のテストは体幹伸展のテストに先立って行っておくこと



段階3と同様

①体幹伸展(状態を反らすように試みる)
②腰椎・胸椎の脊柱両側のすぐそばにある脊柱伸展筋の筋塊を触診(個々を分離する事はできない)

 

骨盤挙上

腰方形筋
外腹斜筋
内腹斜筋


仰臥位
検査台の縁を握って引き下げに抵抗する際の固定を確実にする
検者は下腿遠位を両手でつかみ下方に引っ張る
(骨盤を下制した状態にさせる)

①骨盤の挙上(膝を伸ばしたまま骨盤を動かし下肢を頭側へ引き上げてください)
②下腿遠位をつかんでいる両手で下制方向に引っ張る

腹筋・脊柱伸筋を使って体幹を側方に屈曲

脊損ではこれができるかどうかが歩行可能になるかどうかの分かれ道になる

 

 

 

下肢を床から浮かした状態で骨盤挙上可能な場合は段階2ではなく段階3である。


仰臥位
下腿遠位と膝を下から支え下肢を台から少し浮かす(重力の影響を除く)

①骨盤の挙上
段階3:可能な限り骨盤挙上されるもの
段階2:運動の範囲の一部分だけ患者が動かせる


段階づけはさける

 

体幹屈曲

腹直筋
外腹斜筋
内腹斜筋


43

仰臥位
膝は伸ばしたまま
段階5:両手を頭の後ろで組み合わせる
段階4:両腕を胸の前で組ませる
段階3:肘を伸展させ前方へ伸ばす(体側の横につけるわけではない)

①体幹の屈曲(肩甲骨が台から離れるところまで)
屈曲した状態で維持できるか調べる

②抵抗はかけなくて良い

 

腰部疾患が疑われる時は必ず行う
腰部疾患が疑われる時は必ず行う
脊損ではこれができるかどうかが歩行可能になるかどうかの分かれ道になる
「頭と肩を浮かせてください」

筋力に差があるときには臍は筋力の強い側に向かって引っ張られ偏りを示す(ビーバーサイン)



仰臥位
膝は屈曲
上肢は体側に置く

操作1:頭を持ち上げさせる(できれば段階3)
操作2:検査者が背面を持ち介助しながら前屈させる。(この時胸郭が凹んだら段階2・凹まないが筋収縮が確認できれば段階1)
操作3:咳をさせる(胸郭が凹めば段階2・筋収縮が確認できれば段階1・収縮が確認できなければ段階0)

 

体幹回旋

外腹斜筋
内腹斜筋



仰臥位
膝伸展
段階5:両手を後ろで組ませる
段階4:両腕を胸の上で組む
段階3:肘を伸展させ前方へ伸ばす

①体幹を屈曲させ、体幹を左右にひねる
回旋時、肩甲骨が浮いているか確認

大胸筋の作用(この筋の代償により肩をすくめる現象も見られ、限られた範囲の回旋が起こる)

右肘を左膝に向かわせることは右外腹斜筋と左内腹斜筋をテストしている事になる

「頭と肩を浮かせながら左右に体をひねってみてください」

仰臥位
膝伸展
段階3と同じく、肘を伸展させ前方へ伸ばす

①頭を台から浮かせ、回旋を試みるが肩甲骨が台から浮かない場合で、胸郭の凹みを確認できる場合を段階2とする

触診はいらない??


仰臥位
膝屈曲
両上肢は体側におく
検査者は患者が回旋運動を行う際肩甲骨を持ち支えてやる

①体幹の回旋
②患者が向こうとする側の内腹斜筋を触診。
むこうとする側の反対側の外腹斜筋を触診

自動介助運動

 

 

上肢筋のMMT:

 

肩甲骨外転と上方回旋

前鋸筋



端座位
肩甲骨下角を触知

①肘軽度屈曲位に保ったまま、上肢を約130°屈曲
(この動作が可能なら段階3)
②上腕遠位部に下方へ抵抗
(肩甲骨が外転・上方回旋が維持できていれば段階4・5)

なし

腕の力を見るのではなく肩甲骨の動きを見る。60°以上肩関節屈曲しないと前鋸筋は働かない。
肘完全伸展位でおこなわない



端座位
患者の上腕遠位を支えて上肢を90°以上屈曲する。
肩甲骨下角を触知。

①上肢を90°屈曲で保つように力を入れる。
②肩甲骨が外転・上方回旋しているか触知
肩甲骨に動きが見られれば段階2。
動きが見られなければ前鋸筋を触知し、収縮が認められるかどうかで段階1、0を判断。

 

肩甲骨挙上

僧帽筋
(上部綿維)
肩甲挙筋



端座位

①肩甲骨挙上(肩をすくめる運動)
②両肩甲骨の上に手を置き、下方に抵抗をかける

菱形筋群により肩甲骨下角が内側かつ下方に向かう運動が起きる。肩をすくめ挙上することができない

「肩をすくめてください」



腹臥位・仰臥位
患者が快適なように頭を一方に回しておく。
肩・肘を下から持ち、重力の影響を除く。

①肩甲骨挙上(肩をすくめる運動)
②鎖骨の上の付着部にて僧帽筋上部綿維を触知する。

 

肩甲骨内転

僧帽筋
(中部綿維)
大菱形筋



腹臥位
肩90°外転・より先を台からはみ出し下垂する。

①腕を真っ直ぐに持ち上げる
(三角筋の力を利用させないためにも肘は屈曲させて行う)

②上腕遠位部に床方向へ抵抗をかける

反対側の肩甲骨を抵抗時に浮かないように押さえる
菱形筋だけの力が働く事で内転だけでなく下方回旋もする
三角筋後部のみが働く事で肩関節水平外転は起るが肩甲骨内転は起らない
段階3・4・5でも筋を触知する



段階3と同様
一側の腕で患者の上腕を抱きかかえる。
他側の手で筋を触知

①上腕を支え(重力の影響を除き)一緒に腕を持ち上げる
②肩甲棘の上側を触知

肩甲骨下制と内転

僧帽筋
(中央・下部綿維)



腹臥位
肩145°外転
肘伸展(グリコのポーズ)
母指を天井に向ける
頭を一方に回しておく
肩甲骨下角で筋を触知

①少なくとも上肢を耳の高さまで持ち上げさせる
(腕をマットから浮かす)
②上腕遠位部を床方向へ抵抗を加える

 

段階3・4・5でも筋を触知する



3と同様
患者の上肢を肘の下で支えてやる

①上腕を支え(重力の影響を除き)一緒に腕を耳の高さまで持ち上げる
②肩甲骨の下側を触知

重力の影響を除いた状態で耳の高さまで腕が上がれば段階2

肩甲骨内転と下方回旋

大菱形筋
小菱形筋



腹臥位
肩関節内転・内旋、肘関節屈曲し手を背の上にのせる(手を後ろに回してもらう)
肩甲骨内側縁で筋を触知

①段階3は抵抗無しで背から手を浮かせる運動。
段階4・5は手を背にのせた状態で②の抵抗に逆らい同じ姿勢を維持できるかどうか
②上腕遠位部をつかみ、床方向かつ外方に抵抗を加える

僧帽筋中部綿維による肩甲骨内転作用。この運動では下方回旋は起らないので触診で見分けることが可能

段階3・4・5でも筋を触知する。
肩甲骨が運動全体にわたり動かせているかで評価。

 

端座位
3と同様手を後ろに回してもらう(後ろに回した手を支える)
肩甲骨内側縁を触知

①手を背から離すように持ち上げる
②肩甲骨内側縁で肩甲骨の運動を評価(内側縁に手を引っ掛ける)

重力の影響の影響を除いた状態で肩甲骨が全範囲に動かせれば段階2

肩関節屈曲

三角筋
(前部)
烏口腕筋



端座位
腕は下垂させ、肘は軽度屈曲
前腕は回内位

①肩関節屈曲90°まで持ち上げる
②上腕遠位部に床方向へ抵抗をかける

・僧帽筋上部による肩の挙上
・大胸筋による水平内転
・肩関節を回外し上腕二頭筋で肩屈曲

「腕を真っ直ぐ肩の高さまで持ち上げなさい」
左表以外の代償として、後ろに体を反らせるなどがある



段階3と同様

①肩関節屈曲(部分的に持ち上げる事ができれば段階2)
②肩関節の上で三角筋を触知

 

肩関節伸展

広背筋
三角筋
(後部)
大円筋




総括的なテスト:腹臥位・上肢は肩関節内旋(手のひらを天井に向ける)にして体側におく。頭をテストする側に向ける。
広背筋のテスト:総括的なテストと同様。テストする肩関節はオトガイレベルに揃うように引き上げておく。両手を使って患者の前腕遠位を握る

総括的:①肩関節伸展をしてもらう(最大伸展のまま維持してもらう
②上腕遠位部に床方向へ抵抗をかける

 

広背筋:①足方向に肩を下制する
②患者の前腕遠位を握り頭方向に抵抗を加える
②と①が力比べ(拮抗)できるかどうかを調べる

広背筋を分離判別する方法としてプッシュアップ動作もある(頚損で重要)P94

抵抗に逆らって全範囲動かすことができる
→段階4・5
抵抗が無ければ全範囲動かすことができる
→段階3
抵抗が無ければ部分的に動かすことができる→段階2


総括的テストと同じ

胸壁側面で肩甲骨下角の下かつ外側に当てて広背筋を触知。腋窩の直上で肩の後ろに三角筋後部綿維を触知する。大円筋は腋窩の直下で肩甲骨の外側縁に触知する。

「腕を台から持ち上げようと試みてください」

肩甲骨面挙上

三角筋
(前・中部綿維)
棘上筋






端座位

 

90°屈曲と90°外転の中間位(水平内転45°)
まで腕を真っ直ぐ肩の高さまで持ち上げる(3)
②上腕遠位に床方向へ抵抗を加える(5・4)

②肩前内側面で三角筋を触知(2・1・0)
腕を少しでも持ち上げる事ができれば段階2

運動の説明は難しいので実際にやってみせる
「斜め横に腕を持ち上げてみてください」

肩甲骨外転

三角筋
(中部綿維)
棘上筋




端座位
両上肢を体側に垂らす(回内外中間位)
肘軽く屈曲(ほぼ伸展)

①上肢を90°まで外転(横から上へあげる)
②上腕遠位部に床方向へ抵抗をかける
(強く抵抗をかけすぎない)

上腕二頭筋により、肩関節を外旋しつつ肘関節を屈曲することで腕を上げることができる。
僧帽筋による肩の挙上

軽い抵抗をかける。肩甲骨の安定支持性と動きの円滑さにつき観ておくこと(肩甲骨外転かつ上方回旋のテスト
段階2:端座位→一部分の運動が可能
:仰臥位→全範囲の運動が可能


端座位
肘を下から持ち、肩関節90°外転位を保持する

①肩90°外転位を保つよう心がけてもらう
②肩関節の上方で肩峰突起部の外側に三角筋を触知

 

肩関節水平外転

三角筋
(後部綿維)



腹臥位
肩関節90°外転。
肘より少し近位から先を検査台からはみ出し下垂する。

①腕を真っ直ぐに持ち上げる
②上腕遠位部に床方向へ抵抗をかける

上腕三頭筋長頭による代償を防ぐために肘を屈曲させてテストを行う

肩甲骨内転との違いは「上肢全てを下垂しない」・「触診する筋」
前腕だけをはみ出させると、腕を持ち上げにくくなってしまう



端座位
90°外転位で肘・前腕を下から支える

①腕を後ろへ水平にそらす運動
②腋窩のすぐ上で肩の後面の上を触知する。

「水平に後ろへ滑らせてください」

肩甲骨水平内転

大胸筋
(鎖骨部
胸骨部)


仰臥位、+肘屈曲90°
全体:肩90°外転、
鎖骨頭:肩外転60度
胸骨:肩外転120°

①腕を胸の前を横切って動かす
②前腕遠位(上腕遠位でも良い)に水平外転方向へ抵抗をかける
(水平内転最終域で)

他方の手で筋を触知

 

全てのテストを行う

真横
斜め上   へ腕を横切らせる
斜め下

筋全体テストと同じ体位

抵抗なしで全範囲動かせるかどうか

全体のテストだけで良い



筋全体テストと同じ状態で肘90°屈曲位になるよう前腕遠位を掴む。

部分的に動かせれば段階2
(マットから浮かないようなら重力がかかわっているにしても段階2にはならない)

全体のテスト

肩関節外旋

棘下筋
小円筋



腹臥位
肩90°外転、前腕を台からはみ出し下垂する。
前腕回内位
肘の下に手を敷く

①腕を頭側方向に台の高さまで持ち上げる
②前腕遠位に二本の指で床方向に抵抗をかける

前腕の回外

肘の下に手またはクッションを敷くことにより力を入れやすくする(クッションが無いと体幹の厚みで上腕が下に落ち水平位にならない)
内旋と間違えやすいので注意



腹臥位
上肢回旋中間位(手掌が台側に向く)で上肢全体を台からはみ出し下垂する。

①上肢の外旋(手のひらを内から前へ持ってくるように腕を回す)
②肩甲棘の下で棘下筋を触知
腋窩の下縁と肩甲骨の外側縁に沿って小円筋を触知する

肩関節内旋

肩甲下筋
大胸筋
広背筋



肩関節外旋の段階3と同じ

①腕を足方向に持ち上げる
②前腕遠位に床方向に抵抗をかける

前腕の回内

 



肩関節外旋の段階2と同じ

①上肢の内旋(手のひらを内から後ろへ持ってくるように腕を回す)
②腋窩の中心の深部で肩甲下筋を触知
(大胸筋の方が触知しやすい)

 

肘関節屈曲

上腕二頭筋
上腕筋
腕橈骨筋



端座位
検者の肘を支える。
上肢が下垂できるように台の端に座ってもらう。
上腕二頭筋:前腕回外位
上腕筋:回内位
腕橈骨筋:回内外中間位

①肩軽度屈曲(肘を曲げやすい程度)で肘を可能な限り屈曲してもらう
②前腕遠位部に「肘を伸ばすような」抵抗を加える

 

3つの筋全てのテストを行う

端座位
肩90°外転で検者の肘・前腕遠位を支える
3つの筋のテストを行う

動作の全範囲を完全に動かすことができれば段階2
前腕遠位は必要な場合のみ支える。支えなくて良い場合は余った手でそれぞれの筋を触知。

肩90°以上外転
手関節屈筋群の緊張

3つの筋全てのテストを行う
別方も参照P119


仰臥位
3つの筋のテストを行う

上腕二頭・上腕筋→肘部で触診
腕特骨筋→前腕で触診

 

 

肘関節伸展

上腕三頭筋
長頭
外側頭
内側頭



腹臥位
肩90°外転
前腕を台からはみ出し下垂する。(上腕遠位を支える)
回内外は関係なし

①肘を伸ばす
②前腕遠位部に床方向へ抵抗を加える

 

「肘を真っ直ぐに伸ばしてください」



端座位
肩90°外転・回旋中間位、肘45°屈曲(前腕近位を下から支える)

①肘を水平に伸ばす
②前腕近位を持っている手で上腕遠位後面(肘頭筋位)で上腕三頭筋を触知

肩外旋
水平内転

 

上肢全体が床面に平行に水平位をとるよう前腕を支える(筋収縮を抑制してしまうので上腕は握らない)

前腕回外

回外筋
上腕二頭筋
短頭
長頭



端座位
肘90°屈曲
前腕回内
肘の下から上肢を支える

①手のひらを天井に向けるように腕をひねる
②前腕遠位をつかみ、回内方向に(内側にひねるように)抵抗を加える(P126)

肩を外旋かつ内転させる運動
手根伸筋の緊張

段階3→回内位から回外へひねる運動。
段階4・5→回外位に対して回内方向へ抵抗をかける

端座位
肩45~90°の間に屈曲
肘90°屈曲
前腕回内外中間位
肘の下から上肢を支える

手のひらを自分の方に向けるよう腕をひねる

運動を部分的にでも動かせれば段階2
(回内と違うので注意!)


段階3と同様
(つまり前腕回内位)

①手のひらを天井に向けるように腕をひねる
②前腕背側で橈骨頭の遠位に回外筋を触知
肘で上腕二頭筋を触知

 

前腕回内

円回内筋
上腕骨頭
尺骨頭
方形回内筋



端座位
肘90°屈曲
前腕回外位??
わきをしめる
肘を下から支える

①手のひらを伏せるように腕をひねる
②前腕遠位をつかみ、回外方向に抵抗を加える

肩を内旋かつ外転
肩外転(脇が開いている)

橈側手根屈筋と指屈筋の緊張

「手関節と指の力は抜いてください」

前腕回外の段階2と同様

手のひらを外側へ向けるよう腕をひねる

運動を全範囲に動かせれば段階2
(回外と違うので注意!)


段階3と同様
(つまり前腕回外位?)

①手のひらを下に向けるように腕をひねる
②上腕骨の内側顆から橈骨の外側縁に引いた対角線の上に当てて回内筋を触知

 

手関節屈曲

橈側手根屈筋
尺側手根屈筋



端座位
前腕回外位
手関節は中間位か軽度背屈位
前腕遠位部を支える

抵抗は手掌に加える

両方の屈筋:検査者は自分の母指を検者の手の背側面にまわして、真っ直ぐ下方に向けて手掌全体に均等に抵抗を加える。
橈側手根屈筋:抵抗は第2中手骨の上に、手関節を背屈、・尺屈させる方向に加える
尺側手根屈筋:抵抗は第5中手骨の上に、手関節を背屈・橈屈させる方向に加える

 

全屈筋テストの抵抗は手のひらに加えること(指には加えない)
向かい合って行ったほうが3パターンの抵抗を加えやすい

端座位
親指を天井に向けて前腕を検査台の上にのせる
前腕回内外中間位
前腕遠位を下から支える

①手関節掌屈

可能な範囲完全に動かせれば段階2

指の力は抜いて行う


掌を天井に向かせ、前腕全体を検査台の上にのせる
手関節掌屈位で支え、その状態で力を入れてもらう

①手関節掌屈
②橈骨手根屈筋は長掌筋の外側
尺足手根屈筋は長掌筋の内側

掌屈した状態で、そこから力を入れてもらう

手関節伸展

長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋
尺側手根伸筋



端座位
肘屈曲
前腕回内位
前腕遠位を下から支える

筋全体のテスト(背屈)、尺屈テスト、橈屈テストの3つを行う。
抵抗部位は第2~第5中手骨の上に
背屈:前方かつ下方へ加える
尺屈:橈側かつ屈曲方向へ加える
橈屈:尺側かつ屈曲方向へ加える

指の伸展(指の力を必ず抜いてもらう)

尺屈、橈屈は完全伸展しなくても段階5とする

親指を天井に向けて台の上にのせる
前腕回内外中間位
前腕遠位を下から支える

①手関節背屈

可能な範囲完全に動かせれば段階2

筋全体のテストのみで良い

10

手の甲を天井に向かせ、前腕全体を検査台の上にのせる
手関節背屈位で支え、その状態で力を入れてもらう

 

背屈した状態で、そこから力を入れてもらう

 

 

手指筋のMMT:

 

指M
P関節屈曲

虫様筋
(第1~4虫様筋)
背側骨間筋(4つ)
掌側骨間筋
(3つ)



前腕回外
手関節は底背屈中間位
MP関節伸展位
IP関節屈曲位
中手骨近位部を指で固定

①MP関節の屈曲とIP関節の伸展を同時に行わせる
②指の近位指節列の掌側面にMPを伸展させる方向に抵抗を加える(指一本で行う)

深指屈筋:これによる代償を防ぐためにIP関節が完全に伸びきっている事を確かめつつ行う

「先の関節は伸ばし、根元の関節を曲げる」
抗抵抗自動運動
実際に動作をやってみせる



前腕回内外中間位
それ以外は段階3と同じ

①段階3と同じ
②触知不能

段階2:完全に運動が可能
段階1:部分的に運動が可能
段階0:全く運動が不可能


P
I
P関節屈曲

浅指屈筋(両頭)

 



前腕回外位
手関節掌背屈中間位
テストする指のMP関節軽度屈曲位(テストする指を以外は全関節伸展位にするように手で固定する(P149))

①PIP関節の屈曲
②中節骨の遠位部に抵抗を加える

DIP屈曲による深指屈筋の使用
手関節背屈による長指屈筋の緊張

ゆっくり曲げてることを伝える(人によっては素早く何回も動かし最終可動域が把握できないから)
指一本ずつテストする



前腕回内外中間位
それ以外は段階3と同じ

①PIP関節の屈曲
②長掌筋と尺側手根屈筋の間で、手関節の掌側面上に浅指屈筋を触知

 

指D
I
P屈曲

深指屈筋



前腕回外
手関節底背屈中間位
PIP関節伸展
指中節を両側からつまんで伸展位に固定

①DIP屈曲
②末節骨に伸展方向へ抵抗を加える

手関節背屈に伴う指の屈曲

DIPを伸展し、ついでその力を抜くと指が自然に屈曲してしまうので注意

指一本ずつテストする
ゆっくり曲げる



前腕回内外中間位
それ以外は段階3と同じ

①DIPの屈曲
②それぞれの指の中節の掌側面で深指屈筋を触

 


M
P関節伸展

指伸筋
示指伸筋
小指伸筋



前腕回内
手関節を下から支え、手関節屈伸中間位になるよう固定する
MP・IP関節は力を抜いて屈曲させる(つまり伸展させたら鷲手のようになる)

①MPの伸展
全指・示指・小指それぞれのテストを行う
②指の基節背面のMP関節よりすぐ遠位の部分を横切るようにあてがい、屈曲方向に抵抗を加える(示指だけで抵抗を加える)

手関節掌屈による腱固定作用(手首を踵背屈中間位に固定)

全体の3→5を行った後、示指3→5、小指3→5とテストを行う
ゆっくり曲げる
常にIPは力を抜いてもらう(軽度屈曲)



前腕回内外中間位
それ以外は段階3と同じ

①MPの伸展
全指・示指・小指それぞれのテストを行う
②それぞれの指に向かって手背を走るのが容易に触知できる

3パターンのテストを行う

指外転

背側骨間筋(4つ)
小指外転筋



前腕回内
手関節掌背屈中間位
指は伸展・内転(指を閉じた状態)
MPは屈伸中間位(過伸展させないように)

①指の外転(指を開く)
②末節骨に指を閉じる方向へ抵抗を加える
内側へはじくような抵抗をかける(障害がなければ例え一瞬力負けしてもすぐに元の位置に戻る)

 

段階3のテストにおいて中指については橈側方向、尺側方向両方動かせるかを検査する(2つの背側骨間筋を持っているので)



段階3と同じ

①段階3と同じ
②第1指の基底骨で第1背側骨間筋を触知
小指外転筋は手の尺側縁で触知

部分的にでも動かすことができれば段階2

指内転

掌側骨間筋
(3つ)
示指伸筋



前腕回内
手関節屈伸中間位
指は伸展・内転(指を閉じた状態)

①指の内転(ゆびを閉じたままにする)
②隣り合う2本の指の閉じた指を引き離す方向へ抵抗を加える(抵抗をかける2本の指以外は力を抜いて自然な状態にしておいて良い)

指の屈曲(長指屈筋の作用)により指が内転

段階5・4の区別はしなくて良い
段階3は指を閉じることができるか



段階3と同じ

①段階2のテストは指を軽度外転させた状態から閉じてみる
触診は不可能な場合が多い

 

母指M
P
屈曲

短母指屈筋
短指
浅指






前腕回外
手関節底背屈中間位
CMC・IPを0°で母指は内転(つまり第2中手骨の隣に添える)
第一中手骨をつかんで固定(手関節・CMCの運動が起こらないように)

①IPを伸展位に保ったままMP屈曲(手掌に指がこすれながら動くように)
②一本の指で基節骨へ伸展方向へ抵抗を加える
③母指球内に長母指屈筋の腱をまず確認した上、その尺側に短母指屈筋の筋腹を触診する

長母指屈筋の代償を防ぐため、IPは伸展させておく

段階5:最大抵抗に逆らえる
段階4:強力な抵抗に逆らえる
段階3:わずかな抵抗に対して逆らえるもの(既に重力が除かれているので例外的に抵抗を加える)
段階2:全体にわたり動かせるもの
段階1:収縮が確認できるかどうか

母指I
P
屈曲

長母指屈筋






前腕回外
手関節掌背屈中間位
患者の母指MPを伸展位につかみ固定する

①母指IP屈曲(親指の先を曲げる)
②母指の末節掌側面に伸展方向へ抵抗を加える
③母指の基節の掌側面に長母指屈筋の腱を触診

母指の末節を伸展し、ついでその力を抜くと指が自然に屈曲してしまうので注意

母指MP屈曲と同じく段階3の場合も軽度の抵抗をかける

母指M
P
伸展

短母指伸筋(嗅ぎタバコの橈正側壁)






前腕回内外中間位
手関節掌背屈中間位
母指のCMC・IPは力を抜いておく(軽度屈曲位)
母指のMPは外転かつ屈曲位、
CMが動かないよう第一中手骨を固定し

①母指を屈曲位→伸展位(つまり0°)にする運動
②基節の背面に屈曲方向へ抵抗をかける

長母指伸筋:MP関節の伸展に加えてIP関節が伸びるてしまう場合はこの筋が関与している

段階3の場合も軽度の抵抗をかける

母指IPの伸展

長母指伸筋
(嗅ぎタバコの尺側壁)



前腕回内外中間位
手関節掌背屈中間位
手の尺側をテーブルの上に置く
母指の基節をつかんで固定する

①IPの伸展
②母指の末節骨背面に末節を屈曲させる方向に抵抗を加える

母指球筋群(短母指外転筋、短母指屈筋、および母指内転筋)はCMCを屈曲する事によりIPを伸展できる(伸筋腱固定効果)

段階3は母指屈伸筋の中で唯一抵抗を加えない



前腕回内位
手関節掌背屈中間位
指の力は抜いて軽度屈曲位
手関節を背側から押さえつけ固定
他方の手をMP関節よりすぐ末梢レベルで各指(母指以外の指)を横切るように軽く置いて固定する

①IPの伸展(指をまっすぐに伸ばす)
②嗅ぎタバコ入れの尺側で触知

テーブルの上に置いてはいけない

母指橈側外転

長母指外転筋






前腕回外位
母指(IPは屈曲位)を示指にくっつける
4本の指(示指~小指まで)の中手骨と手関節をつかんで固定する

①母指の橈側外転
②母指の中手骨末梢端に尺側内転させる方向へ抵抗を加える
③長母指外転筋の腱を短母指伸筋の橈側で第1中手骨底の部分に触知する

短母指伸筋によるIPの伸展(IPは屈曲させておく)

抗抵抗運動

母指掌側外転

短母指外転筋



前腕回外位
手関節掌背屈中間位
母指を示指にくっつける
検査者は握手をするようにして親指を患者の手背面に回してつかむように中手骨群(2~5指)を固定する

①母指の掌側外転
②母指の基節外側に掌側内転させる方向に抵抗を加える

もし動作面が垂直でなく手の橈側に向かうときには、長母指外転筋による代償動作であるかもしれない

握手する際も患者の手関節は掌背屈中間位を保つよう注意する

母指橈側外転と抵抗を加える部位が違うので注意



前腕回内外中間位
手関節をつかみ手関節掌背屈中間位に固定
母指は力を抜いて掌側内転

①母指の掌側外転
②母指球の中央で母指対立筋の内側で短母指外転筋の筋腹を触知

段階2は運動の一部を動かせれば良い

母指
掌側内転

母指内転筋
斜頭
横頭



前腕回内位
手関節掌背屈中間位
親指は力を抜いて外側に垂れ下がるにまかせる
尺側からつかんで、4指の中手骨を固定する

①母指掌側内転(手を伏せて親指を上に持ち上げて人差し指とくっつける運動)
②親指の季節骨内側に外転させる方向に力を加える

長母指屈筋
短母指屈筋

長母指伸筋(この筋が代償するとCMCの伸展もみられる)

 



前腕回内外中間位
手関節掌背屈中間位
母指掌側外転位
検査台に手関節を固定し、4指の中手骨を検査者の手で固定する

①母指掌側内転
②示指と母指の間の水かきの部分をつまんで、掌側面に母指内転筋を触知する

 

対立運動

母指対立筋
小指対立筋






前腕回外位
手関節掌背屈中間位

①対立運動(母指と小指の指腹を合わせて輪を作ってもらう)
②母指対立筋:第1中手骨頭に対し外旋、伸展、内転させる方向に抵抗を加える(P117)
小指対立筋:第5中手骨の掌側面に対し内旋させる(手掌を平らにする)方向に抵抗を加える
③母指対立筋を第1中手骨骨幹橈側(短母指外転筋の外)に沿って触知
小指対立筋を小指球内で第5中手骨の橈側縁(内側)に触知できる

長母指屈筋
短母指屈筋
(これによる代償だと指尖と指尖が接触しあうので、代償を防ぐため指腹同士を合わせるようにする)

母指を小指へ動かす運動で、母指の外転・屈曲・内旋の総合運動である

母指と小指は別々に抵抗をかける

 

 

下肢筋のMMT:

 

股関節屈曲

大腰筋
腸骨筋



端座位
下腿を台から下垂

①股屈曲(太ももを台から離し、真っ直ぐ上に持ち上げるような運動)
②大腿遠位部を床方向に抵抗

縫工筋の作用による股関節外旋と外転。

大腿筋膜張筋による股関節内旋と外転。

体幹の伸展。

安定のため台をつかむ

側臥位
下肢近位を支え、内外転中間位になるよう検者の下肢を持ち上げてやる。
(股内外旋中間位)

股屈曲(自分の膝を胸に近づけるような運動)

下側の下肢は安定性をはかるため軽度屈曲位

全範囲動かせれば段階2


仰臥位
膝90°以上屈曲した状態で、下腿近位後面を支える

①股屈曲
②上前腸骨棘のすぐ下で股関節筋を触診
(縫工筋の内側で鼠径靭帯のすぐ遠位)

下側の下肢は安定性をはかるため軽度屈曲位

縫工筋のテスト

縫工筋

股関節屈曲、外転、外旋、および膝関節屈曲



端座位
下腿を台から下垂

①股屈曲・外転・外旋および膝屈曲位を患者と一緒につくり、その状態を保持してもらう
②大腿遠位を内方かつ下方へ・下腿遠位を外側かつ前方(膝伸展方向)へ抵抗

腸腰筋または大腿直筋により代償する場合には純粋な股関節屈曲が起り外転や外旋は起らない

安定のため台をつかむ



仰臥位
テストする側の踵を反対側の下肢の下腿遠位に置く
段階1・0の場合は膝後面を抱えるように支えながら行う

①テストする側の踵を反対側の下腿に沿わせながら膝まで届かせることができれば段階2
②ASISのすぐ下で縫工筋を触知

膝が体の側方にあるような感じにする。(無意識に膝が体の上にあがっている場合がある)これをすると力が入れやすい

「あぐらをかくようにして反対側の足に滑らしながら膝にくっつけるよう動かしてください」

股関節伸展

大殿筋
大腿二頭筋
(長頭)
半腱様筋
半膜様筋



腹臥位
膝伸展位
検査台の両縁をつかませる
腸骨の後上棘の部分を押さえ、体が浮かないよう固定する(臀部が浮かないように押さえる)

①股関節伸展(膝を伸ばしたまま足を高く持ち上げてください)
②大腿遠位後面に床方向へ抵抗を加える

 

膝を曲げたら大殿筋単独のテストになる

側臥位
膝は伸展させ、下腿近位部を検査者が支える
下側の下肢は屈曲させ安定性を得るようにする

①股関節伸展(足を後ろに反らす運動)


腹臥位

①坐骨結節で膝屈筋群を触知する
臀部の中央の上に指を深く押し込んで大殿筋を触知する

股関節外転

中殿筋
小殿筋



側臥位
股軽度伸展
膝伸展
体幹は前のめり気味(股屈筋群の使用を防ぐため)=踵から上がる感じ

①股外転(足を空中に持ち上げてもらう)
踵から持ち上げる感じ
②大腿遠位外側に床方向に抵抗
大腿骨の大転子のすぐ上のところで中殿筋も同時に触知する

外旋位屈曲による内転筋群の使用。
股屈曲位による大腿近膜張筋の使用。
体幹の側屈による代償=中殿筋触知で調べる。

下側の下肢は安定性をはかるため軽度屈曲位



仰臥位
下腿遠位部を下から支え台から浮かせる(内外旋中間位で)

①足をお皿が天井を向いたままの状態で横に滑らせる
②大転子のすぐ上のところで中殿筋を触知

 

大腿筋膜張筋

大腿筋膜張筋

股関節屈曲位からの外転



側臥位
股関節45°屈曲、
膝伸展

①足を上へ持ち上げる(30°まで外転できればOK)
②大腿遠位に床方向へ抵抗

 

 



長座位
両手を後ろに回してもらい体幹を支える(45°まで後ろに傾けても良い)
下腿遠位部を下から支え台から浮かせる

①足を外側へへ滑らす
②大腿近位の前外側部に大腿近膜張筋が腸脛靭帯に付着する場所を触知

体幹45°傾けるとは骨盤のことで、猫背の人は見かけより骨盤が傾いてしまうので注意

股関節内転

大内転筋
短内転筋
長内転筋
恥骨筋
薄筋



側臥位(テストする側を下にする)
上側の非テスト側は外転25°とし、下腿近位を検者が支えてやる

①下側の下肢が上側の下肢に接触させるまで持ち上げる
②大腿遠位内側に床方向へ抵抗

体を後ろへ傾けることで股関節屈筋群の使用
体を前へ傾けることで股関節伸筋群の使用

検者は患者の背後に立って検査する
代償を避けるため正確な側臥位になる事が重要(検者は台に膝をつき、その膝で臀部を支えて固定)



仰臥位
非テスト側は邪魔にならないようある程度外転。
下腿遠位部を下から支え台から浮かせる。

①足を内側に動かす
②大腿近位内側で内転筋筋腹を触知

 

股関節外旋

内・外閉鎖筋
大腿方形筋
梨状筋
上・下双子筋
大殿筋



端座位
内外転中間位

①股外旋(実際にやってみせる)
②下腿遠位部を握り、足部を外側に向かわせるような抵抗をかける
他方の手で大腿遠位外側を内側に押さえつけ股外転を防ぐ

体幹の側屈→体重をかけないように
縫工筋によるあぐら(股外転+屈曲)→大腿を台から浮かさないよう声かけ

安定のため台をつかんでも良い
「太ももを台から浮かせずにあぐらをかくへ足を動かしてみてください」



仰臥位
股内旋(下腿だけではなく、下肢全体が内旋するよう注意しておく)

①股外旋
②大殿筋以外の筋は触知できない。
すなわち段階1と0は少しでも動くかどうかで判断 

段階2:完全に外旋できる
段階1:わずかでも外旋できる
段階0:動きが全くないもの

股関節内旋

小殿筋
(前部綿維)
大腿筋膜張筋
中殿筋
(前部綿維)



端座位
内外転中間位

①股内旋(足を横に向かって上げてもらう)
②下腿遠位部を握り、足部を内側に向かわせるような抵抗をかける
他方の手で大腿遠位内側に手を当て、股内転が起らないように固定する

体幹の側屈(骨盤の挙上)

股内転+伸展

膝伸展

安定のため台をつかんでも良い



仰臥位
股(半ば)外旋位

①股内旋
②中殿筋を大転子の近位部で、大腿筋膜張筋をASISの下で股関節前外側部で触知

股外旋と比較!!
段階2:完全に内旋できるもの
段階1:筋収縮が認められるもの
段階0:筋収縮が認められないもの

膝関節屈曲

大腿二頭筋
(長・短頭)
半腱様筋
半膜様筋



総合:腹臥位、下肢伸展し足指を検査台の端からはみ出させる
内側:腹臥位、股内旋
膝90°屈曲
外側:腹臥位、股外旋
膝90°屈曲

総合:①内外旋中立位を保ちつつ膝屈曲90°まで 可能か(完全伸展位までしなくて良い)
②下腿遠位後面を握り床方向へ抵抗
内側:①股内旋位を保ちつつ膝屈曲90°可能か
②下方かつ外方へ膝を伸ばすように抵抗
外側:①股外旋位を保ちつつ膝屈曲90°可能か
②下方かつ内方へ抵抗

股屈曲による代償:臀部が浮き上る
縫工筋:これが使われると内転・外旋も伴う
薄筋:内転も伴う
腓腹筋:腓腹筋の腱性固定作用により膝屈曲→患者に強い背屈をさせてはならない

全ての筋のテストを行う
内側=半腱・半膜様筋
外側=大腿二頭筋

内側・外側のテストは膝90°屈曲位に検査者が曲げた状態からはじめる

側臥位
内外旋・内外転中間位
テストする下肢は検査者が支えてやる

膝を屈曲させ90°以上曲がれば段階2

下側の下肢は安定性をはかるため軽度屈曲位


腹臥位
肘伸展で足指を検査台の端からはみ出させる

①肘屈曲
②膝関節後面のすぐ上のところで、内、外膝関節屈曲腱の両方を触診する

 

膝関節伸展

大腿直筋
中間広筋
外側広筋
長内側広筋
斜内側広筋



端座位
踏ん張りをきかすために、検査側の大腿の下に枕や腕を使って浮かせる。

①下肢が台と水平になるよう膝を伸ばす
②下腿遠位部に床方向へ抵抗

患者に過伸展をさせると、その位置に関節を動かないようにロックすることがあるので注意

 

 

 

側臥位時、股内旋筋を使うことで膝を伸展位に落とすことで代償する

エクステンションラグ(完全伸展できず-10°から伸展できなくなってしまう。-10°以降抵抗できないといって段階3にしない)
安定のため台をつかむ

側臥位
股完全伸展
膝90°屈曲
大腿遠位・下腿遠位を下から支える

膝を完全に伸ばすことができれば段階2

下側の下肢は安定性をはかるために屈曲


仰臥位
膝後面に握りこぶしを作って敷く

①膝を台に押し付けるように伸ばしてもらう
②膝蓋骨のすぐ上で大腿四頭筋腱を触知

マッスルセッティング

足関節底屈

腓腹筋
(内・外側頭)

ヒラメ筋



立位
テストする側の膝を伸展させ、片足立ちさせる
(バランスを保てるようにどこかを持ってもらう)

可能な限り足関節底屈をさせ、それを繰り返し行わせる
段階5:20回行える
段階4:19~10回の間
段階3:9~1回

長母趾屈筋・長趾屈筋による代償:

全て完全に底屈させること。一回でも完全にできなければ段階3以下である。
わずかに踵が床から浮く場合は2+とする。
筋力が強くても、何らかの理由で「片足立位での爪先立ちが出来ない場合」は3以下としなければならない

腹臥位
検査台から足をはみ出させる
下腿遠位を下から支える

①足関節底屈をしてもらう(爪先立ち運動)
②中足骨底レベルで足底面に背屈方向へ抵抗を加える

段階2+:抵抗に抗して完全な運動ができる
段階2 :完全に運動できるが抵抗には耐えられないもの
段階2-:運動の一部分のみ可能なもの


段階2同様(下腿遠位は支えない)

アキレス腱部を触知

 

ヒラメ筋単独のテスト



足関節底屈同様(ただし膝は軽度屈曲)

爪先立ち運動を行う
段階判定は足関節底屈と同様

足関節底屈と同様



腹臥位
膝関節90°屈曲

足関節底屈と同様

足関節底屈と同様

前脛骨筋のテスト

前脛骨筋

足の背屈ならびに内がえし






端座位or仰臥位
患者の外側面に座り、足を持つ

①足関節を背屈かつ内がえし してもらう
②足の背内側部の上に当て運動方向の逆へ抵抗をかける

段階は基本的な判定方法

長趾伸筋・長母趾伸筋による足指伸展

「足を内側にひねりながら指を上へ上げる運動」

足指の力は抜いておくように指示する

後脛骨筋のテスト

後脛骨筋

足の内がえし
(+底屈)




端座位
足関節軽度底屈
患者の外側面からくるぶし直上を握り固定(股内旋を防ぐため)する

①足の内がえし(+底屈)
②中足骨頭のレベルで背内側部の上に当て外がえしかつ軽度背屈させる方向へ抵抗を加える

長趾屈筋・長母趾屈筋による足指底屈(前脛骨の代償とは違うので注意)

「足を下方かつ内方にひねってみてください」
足指の力を抜いておくよう指示する


端座位or腹臥位
くるぶし外側を支える(内側は触診)

①足の内がえし
②内果と舟状骨の間で後脛骨筋の腱を触知

筋腹は前脛骨筋の奥にあるため触知不能

長短腓骨筋

長腓骨筋
短腓骨筋
第三腓骨筋(存在しない人もいる)

足の底屈を伴う外がえし



端座位
足関節底背屈中間位

①足の外がえし
②前背外側部をつかみ内がえし方向へ抵抗を加える

 

この筋が弱いと内反捻挫が起こる可能性が高くなる
長腓骨筋単独のテストする場合は第1足骨頭のところで底面から内がえし、かつ背屈方向へ抵抗をかける



端座位or仰臥位

①外がえし
②腓骨頭のすぐ下(外果の後ろで短腓骨筋の後ろ)で長腓骨筋を触知できる

 

 

 

足指筋のMMT:

※うまくアップできなかったため省略します。

 

MMTの関連のブログ記事まとめ

以下はMMTを包括的に解説した記事となっているので、各関節・運動別のMMT方法を知りたい方は合わせて観覧してもらうと理解が深まると思います。

 

 

⇒MMT(徒手筋力検査)のやり方を解説!(ブログ)

 

 

 

 

HOME評価・治療<MMT