資産を形成していくために必要な行動は以下の2つをいかに組み合わせるかが大切です。

  • 資産を増やす行動(本業で昇給する、副業をするなど)
  • 自身で生んだ資産の有効に利用する(例えば闇雲に散財しないなど)

 

でもって資産を増やす方法に関しては、このブログで「株式投資やビットコイン」「ブログ運営」などを例に解説していますが、この記事では後者の「増やした資産の使い方(消費の仕方)」にフォーカスして解説していきます。

 

※まあ、株式投資やビットコインは「お金を増やす方法」であると同時に、(軍資金・元手が必要)という意味では「自身で生んだ資産の有効利用」と言い換えることも出来るため、この記事でも多少は言及しています。

 

スポンサーリンク

 

目次

閉じる

お金をどの様に使用するか

 

お金の使い方は重要です。

 

副業などをしなくとも雇用されていると、それだけで定期的に給料が支払われ、資産が増えていきます。

 

ですが、給料で蓄えた資産(の余剰資金)を「消費する」という発想だけでなく「運用する」という発想も、一応持っておいて損はないと思います。

 

今回は、そんな「投資としてお金を使ってみてはどうか」というお話になります。

 

 

ちなみに、あなたは現在、生活費を除いた給料をどの様に使っていますか?

 

  • 貯金?
  • 自分へのご褒美に外食や高価なブランド品?
  • 株式やビットコインへの投資やギャンブル?
  • 研修費や専門書の購入費用?

 

もちろん、「生活費に使ったらお金は余らない」という回答もあり得ます。

ただ、その場合は「副業・転職でお金が多少でも余る状態を形成する」「生活費を見直す(意外と固定費も含めて無駄がある場合が多い)」などが必要になり、この記事の趣旨から逸れるので割愛します。

 

 

投資家脳と消費脳

 

まずは『消費脳』と『投資家脳』について記載していきます。

 

お金を増やすためには、「消費脳」から脱却して「投資家脳」を作り上げていく必要があります。

 

私たちが住んでいる先進国は、ドーパミンを刺激して消費行動を起こさせる要素に満ち溢れています。

 

もちろん、消費脳の人であっても「入り(収入)」より「出(支出)」を少なくし、まじめに貯蓄できる人も存在しますが、その貯蓄額が微々たるものであれば、結局は(些細なアクシデントなどで)貯蓄を切り崩して消費に回さざるを得ない場面が出てきます。

 

また、消費脳であるため、資産をふやす方法を知りません(っというより、知ろうとしない、興味が無いといった表現の方が適切かもしれません)。

 

で、多くの人が「消費⇒稼ぐ⇒消費⇒稼ぐ」を繰り返し、結局は「稼いでいるのに、貯蓄がほとんど残っていない」といった事態を招いてしまうことが少なくありません。

 

これは、所得の高低に関係ありません。所得の高い人はイメージしにくいかもしれませんが、年収1000万円の高所得者であっても、毎年のように高級車を買い替え得る(=消費脳)のであれば、結局お金は増えません。

 

一方で投資家脳になると「稼ぐ⇒使うよりも投じる⇒より大きくなって戻ってくる⇒再び投じる⇒より大きくなって戻ってくる」という正のスパイラルが起こるため、やがては無理せずとも生活水準が上がり、更に義務としての(生活のための)労働を(極力)減らすことができるようになります。

 

 

「好き」を「お金」に変える心理学

 

前述した「消費脳」「投資家脳」と類似した考え方は多くの書籍で紹介されています。

 

例えば、メンタリストDaiGoは、著書『「好き」を「お金」に変える心理学』の中で、家計を絞るポイントとして家計を絞るポイントは以下のように指摘しています。

 

支出を「消費」「浪費」「投資」の3ジャンルに分けてみる

 

でもって、「消費」「浪費」「投資」の意味・具体例について以下の様に記しています。

 

  • 消費(生活に必要なものに使うお金):

    具体例⇒食費、居住費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など

 

  • 浪費(生活に必要が無く、無意味で生産性のないものに使うお金):

    具体例⇒やギャンブル、度を超えた買い物など

 

  • 投資(生活に不可欠ではないが、将来役立つ可能性の高いものに使うお金):

    具体例⇒貯金、金融商品への投資、英会話や資格取得の勉強代など自分への投資など

 

 

で彼曰く、各々が以下になることを推奨しています。

 

収入を100とした場合、消費が70%、浪費が5%、投資は25%以内に収まるようにする。

さらに投資は、「貯金」が15%、「金融商品や自分に対する投資」は10%に収めるのが理想。

 

この割合をどうやって導き出したのかは不明ですが、ザックリと以下の表現に置き換えて問題ないと思います。

 

収入の内、ある程度が消費に使われるのは仕方ない。ただし、余ったお金を可能な限り投資に回し、浪費は必要最小限にとどめるべき。

 

スポンサーリンク

 

投資と浪費の区別は、曖昧なケースもある

 

ただし、この「投資」と「浪費」の境界線はあいまいなので注意が必要(例えば飲み会が人脈作りにつながると思っている場合、本当にそうなのか、そうでないのかは微妙。つまりこれが、投資なのか浪費なのかも微妙)。

 

例えば、理学療法士が参加する勉強会には「懇親会」という名の飲み会が企画されることが結構あります。

で、新人の頃はよく参加していました(受講生の参加率も高かった)。ただ、勉強会に行きまくって、その都度懇親会にも参加しまくっていたら、途中で「これって浪費だな」ってことに気づき始めました。

 

もちろん誤解しないでほしいのは、同じ懇親会でも、それを「浪費ではなく、投資にしてしまう人」も存在すると思います。

ただ私の場合、「研修会における懇親会」は浪費だと思うに至りました。

 

※懇親会も最初は新鮮で刺激的でしたが、勉強会に行きまくっていたので、同じことの繰り返しで無益だと思うようになってしまいました(これが稀に講習会に参加する人であれば話は変わっていたのかもしれません)。

 

※ただ、懇親会の出欠に関する紙が回ってくる時に、参加率がメチャクチャ高いと、空気を読みたくなる気持ちを抑えるのは大変ですが。。

 

※懇親会って割と高いんですよね。。重複しますが新人の頃は研修行きまくっていて、お金もないくせに遠方まで出向いたりしょっちゅうしていたので、移動に夜行バスを使ったり、寝るのはネットカフェかカプセルホテル。そんなケチケチした努力が懇親会費で吹っ飛ぶのがばからしく思えてきたので、(途中から)「人は人、自分は自分」と空気を一切読まなくなりました(で、後ろめたさも消えました)。

 

 

『投資』が重要な件

 

ちなみに『「好き」を「お金」に変える心理学』の著者であるDaiGoは、読書が好きらしく、毎日本を読み漁っているそうです。

 

で、この『(読書するために必要な)本を購入する』という行為は、彼にとって投資に分類されるそうです。

 

※読書で得た知識を動画配信したり、この書籍の様に「自分なりにまとめること」で収入を得ているとのこと。

 

※現在の彼にとって、メンタリストという職業は、大好きな読書をするための収入源の一部に過ぎないようです。

 

で、大好きな読書によって得られた収入は、再び書籍に投資されることで「大好きな読書が続けられ、尚且つ好きをお金に換えれている」ということになります(好循環の出来上がりですね)。

 

 

 

注意点として、例えば「DaiGoにとって書籍購入は投資になる」かもしれませんが、「あたなにとっての書籍購入が投資になる」とは限りません。

 

例えば、漫画を買っても、それは恐らく「浪費」に該当するでしょう。

 

何が違うのか?

 

その違いは「購入したものが収益化につながる要素を含んでいるか」です(これは購入したモノと、あなたの相性も関係してくると思います)。

 

で、更にいうと「収益化につながり、その収益で更に書籍を購入することで、更なる収益化が図れるといった好循環が形成されているか」が大切です。

 

 

色々と人気書籍を出版しているDaiGoさん

 

DaiGoは幾つもの書籍を出版しています。

※この記事で書籍を紹介しようと思いましたが、出版数が多すぎなので割愛します。

 

で、読書好きが功を奏して、読書で得た知識を自分なりに吸収・消化し、改めて自分なりに表現されています。

 

そんなDaiGoの書籍に関しては「○○の二番煎じだ」「どこかで聞いたことのあるような当たり前な事を言っているだけ」などのネガティブな意見も散見されます。

 

しかし圧倒的に、「分かり易い」「参考になった!」などのポジティブな意見が寄せられています。

 

Daigoは『「好き」を「お金」に変える心理学』においても多くの書籍・文献を参考にしていますが、個人的には以下の影響を強く感じます。

  • 7つの習慣
  • 金持ち父さん・貧乏父さん

 

「好き」を「お金」に変える心理学』と『7つの習慣』を関連付けて紹介している記事は以下になりますので、合わせて観覧することで「上手なお金の使い方」の理解がさらに深まると思います。

 

⇒『書評:好きをお金に変える心理学(DaiGo) 第二弾! お金をどこに投入するかで未来が変わる?お金の使い方で好循環を形成しようこ

 

※上記リンク先は、記事の最後でも紹介しています。

 

で、ここから先は上記の中で『金持ち父さん・貧乏父さん』にフォーカスを当てて、「上手なお金の使い方」について考えていきたいと思います。

 

ただ、その前に少しボヤキというか余談を挟みます(すっ飛ばして本題に移ってもらっても構いません)。

 

 

余談:DaiGo書籍の難点。。理想と現実は違う。。。

 

言わずもながら、好きな事を収益化できれば最高です。

 

例えば、テレビゲームが好きな人、マンガを読むのが好きな人が、そんな趣味をそのまま収益化できれば、これほど幸せな事はありません。

 

ただ、やはり理想と現実は違う。

 

この書籍を読んで、多くの読者は「よし! 自分も好きな事を収益化しよう! 収益化できそうなものをリサーチしよう」と意気込むでしょうが、その中でいったい何人が成功できるのか疑問です。

 

当然ながら、この時点で「行動を起こせる人なのか、起こせない人なのか」というのは成功するかどうかにおける第一関門ですが、その後の話をしています。

 

「行動を起こせた人」のうちで、一体どの程度の人が「好きなものを収益化できるのかな?」と考えた時に、恐らく極一部でしょう。

 

前述した例で言うと、ゲームや漫画が好きな人は大勢いるでしょうし、(よっぽど、あなたがDaiGo並みに突出したマニア、なおかつ表現力という+αな要素を持っているなら別として)、なかなか「ブルーオーシャンな市場を見つける」であったり、「レッドオーシャンの中でも卓越した才能で突き抜けるだけのポテンシャルを自身が持っていた」などといったことが起こらないと難しい気がします。

 

 

成功事例を参考にしてもあまり意味がないかもしれません

 

多くの人が、成功事例を参考にして、同じように自分たちもやってみようと思うのではないでしょうか?

 

私たちは、成功している事例を見ると「同じことが起きるはずだ」という因果関係で結びつけてしまいます。

※これは、成功体験の書かれた書籍を読むと自分にもできそうに思えてくるなど『ミラーニューロン』の影響も多分に受けていると思われます。

 

ですが、実際には多くの失敗事例が隠されており、良いことばかりがクローズアップされてブログに掲載されていることも良くあります。

 

これは「生存バイアス」「選択バイアス」「成功バイアス」などと呼ばれ以下を指します。

 

失敗事例は公開されないので「世の中に出ているのは成功した話ばかりである」という偏った考えを持ってしまう事

 

よく、何かの成功を収めた人が「あたかも、皆が自分の様に実践しないから成功しないのだ」であったり「自分と同じようにすれば成功できるのは、すでに証明されている。やろうとしないのは、あなたのやる気の問題だ」などと言っているのを見かけます。

 

ですが、その人の成功は単なる結果論であるともいえます(今までの実績をリセットして、一から同じことをやっても成功する人かどうかと、少し想像を巡らせてみただけでも、何らかの気づきは得られるでしょう)。

 

私もブログで上記と似たような結果論的な記事を作った記憶がありますが、おそらく「てめーがある程度ブログでアクセス稼げるようになったから結果論でほざいてるだけだろ」「そんなに簡単にいけば苦労はしねーよ」「きれいごとばかり並べたてやがって」などと冷ややかな目で観覧している人も多いでしょう。

 

※まぁ、それでも素直に観覧して、尚且つ爆発的に努力する人(あるいは才能のある人)も存在するかもしれず、それはそれですごいことだとは思いますが。

 

 

発見は、他愛のない日常にも転がっている??

 

皆さんはユーチューバーという人種をご存じでしょうか?

 

動画を撮影して、それに広告集を貼り付けて、その広告収入で生計を立てる人種を指します。

 

でもって以前、一世を風靡した芸人「ヒロシ」さんのユーチューブ動画が人気を博しているようです。

 

とはいっても、この動画、「ヒロシ」さんが趣味である「ソロキャンプ」をひたすら撮影したものだとのこと。

 

※「ソロキャンプ」とは、人付き合いが苦手だがキャンプが好きな人が、自分ひとりで、好きなときに好きな場所へ行ってキャンプすることを指すらしい。

 

※「ヒロシ」さんは機械が得意じゃないので、撮影も編集も細かいことはできないそうですが、そんなテクニカルなことは関係なく、アクセス数を稼いでいるようです。

 

もしかすると「好きをお金に変える方法」が、以下の「ヒロシさんとのヤフーニュース対談」に隠されているかもしれないので、興味がある方は観覧してみて下さい。

 

⇒『外部リンク:芸人・ヒロシはビジネスで成功していた。ネガティブに「好きなことだけやる」仕事論

 

ちなみに、「ヒロシ」さんのユーチューブ動画は以下になる(何の変哲もないソロキャンプ動画)

 

 

 

双曲割引の罠

 

書籍『「好き」を「お金」に変える心理学』内で行動経済学の用語である『双曲割引』について言及している部分があるので引用しておきます。

 

ちなみに、双曲割引とは以下を指します。

 

人は身近にあるモノ、時間的、空間的に近くにあるモノにより価値があると感じ、欲しくなってしまう傾向の事。つまり、「人は問将来のことよりも、近い将来のことを優先する」という心の動きのこと。

 

でDaiGoは双曲割引を、ダイエットを例にして分かり易く解説しています。

 

「やせて綺麗な体型を手に入れてたい」という長期目標を持っているものの、「つい目の前にある甘いお菓子の誘惑に負けてしまう」というのは、有りがちなシチュエーションです。

 

で「痩せて健康な体を手に入れたい」なんていうのは、「適度な運動をして、栄養バランスの良い食事を心がける」というシンプルな行動をとることで達成可能です。

 

(健康な人がダイエットをしようと思えば)シンプルに上記を実践できるだけで、確実に成功するのです。

 

にもかかわらずダイエット本が氾濫し、ダイエットに失敗する人が後を絶たない。

 

これは「人間が必ずしも正論通りに行動するとは限らない」ということを見事に証明していると言えます。

 

ブログなんかに、上記の様な正論記事を書くこともありますが、そういう際は恐らく皆は「そんな正論知ってるよ。それが難しいから困ってるんじゃないか」って思ってんだろうな。。なんて思いながら記載することも稀にあります。

 

 

話を元に戻して、DaiGoは双曲割引を例に以下の様な理論展開をしています。

 

「好きなこと」にお金を使うことで無限ループを回そうとするときも、同じことが起こりがちだからです。

 

「すきなこと」にお金を使っても、知識や情報、スキル、ネットワークは一朝一夕には身に付きません。

 

「自分もこの分野に関する知識やスキルが随分高まってきたな」と実感できるようになるのは、一年後や二年後、あるいはもっと先のことです。

 

そんなときに、ふと目の前に、直ぐに喜びや楽しさを実感できそうなものが現れたらどうなるでそうか。

 

ついお金を出して買ってしまいやすくなります。

 

遠い将来の成果よりも、今、目の前にある欲望に負けてしまうわけです。

 

この罠から逃れるためには「双曲割引」という心の動きがあることを知り、自分の行動が短絡的になっていないか確認する習慣をつけること。

 

長期的な視点から、自分にとって何が大切かを再確認していくことが重要です。

 

どうやら彼は「好きな事を収益化できる方法を発見できれば、直ぐにでもマネタイズできる」とは考えていないようです。

 

つまり、上記の様な発見が出来てから、ある一定の期間(長期的な視点で)戦略を練って初めて「好きなことが収益化できる」と考えているようです。

 

※「好きな事で尚且つ収益化できること」を探すのも大変なのに、そこから更に長期的な視点で戦略を立てて初めて成功すると考えているようです。

 

そう考えると、なかなか理想と現実は異なるような気がします。。。

 

 

双曲割引に関する補足

 

ここからは少しだけ『双曲割引』に関する補足を挟んでおきます。

※この記事とは全く関係の無い内容となります。

 

前述したように、双曲割引とは以下を指します。

 

人は身近にあるモノ、時間的、空間的に近くにあるモノにより価値があると感じ、欲しくなってしまう傾向の事。つまり、「人は問将来のことよりも、近い将来のことを優先する」という心の動きのこと。

 

で、多くの人は将来に対して「不安だけど無関心な状態である」と言われています。

 

例えば、将来に自分がもらえる年金のこととか「将来のことが不安」と言っていながら、知っている人は一体どの程度存在するのでしょうか?

 

でも、これはある程度理解できます。

 

結局「漠然とした不安を持ちながら、無関心であるが故にあまり何も考えず、いよいよ定年退職が近付いてきてあわてる」という人が実に多いようです。

 

で、ここまでの話は最近はよくTVや雑誌などに取り上げられているので、こういうのにアンテナを貼っている人には耳にタコかもしれません。

 

で、TVや雑誌は「世の中の老後対策として、早い時期から計画的に老後の準備をすること」を説いています。

 

しかし「言うは易し行うは難し」で、将来に備えてお金を貯めるために今の楽しみを我慢するというのはなかなか出来ないものです。

 

これが、世に言う「双曲割引」の典型です。

 

人間は遠い先のことに関する価値は低く見積もってしまいがちになるため、どうしても将来に向けた蓄財よりも、現在の消費を優先しがちです。

 

この様な行動心理が人間には有ることを十分に理解しておくと、絶対に損はしないと思います。

 

 

ようやく本題!! 金持ち父さんから学ぶお金の使い方

 

あまり、自分自身が作成した記事をグチグチ批判しても仕方がないので、頭を切り替えて次の話題に移ります。

 

前述したようにDaigoは「金持ち父さん・貧乏父さん」にもインスピレーションを受けて、この書籍を作成した節があります。

 

そんな「金持ち父さん・貧乏父さん」をザックリと紹介することで「お金の使い方のヒント」が一層理解してもらえるのではと思います。

 

書籍「金持ち父さん・貧乏父さん」のシリーズは色々あるよ

 

「金持ち父さん・貧乏父さん」はシリーズものとして数種類が出版されています。

金持ち父さん 貧乏父さん 

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:

金持ち父さんの投資ガイド 入門編

金持ち父さんの起業する前に読む本

金持ち父さんの21世紀のビジネス

金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法

 

で、その中でも『金持ち父さん・貧乏父さん』と『キャッシュフロークワドラント』は是非一読することをお勧めします。

※他に関しては、上記2冊を読めば事足りるとの意見が多いです。

 

で、ここから先は、これらシリーズの出発点とも言うべき『金持ち父さん・貧乏父さん』の概要をザックリ解説していきます。

 

 

『金持ち父さん・貧乏父さん』の概要(核心)をザックリ紹介

 

『金持ち父さんと貧乏父さん』の内容で一番の核となるものをギュッと凝縮して一言で表現すると以下になります。

 

金持ちはお金を出して資産を買う

買った瞬間に、お金を生み出してくれるようなものが「資産」に該当します。

昔であれば、定期預金や国債や仕組み預金なんかは資産になっていました。

現在においては、そうそう「資産」は見つかりません。

金持ち父さん、貧乏父さんは「株式」を資産と見なしている節があります(配当が定期的に入ってくる、つまり保有することでお金を生み出してくれる)が、定期預金や国債と異なりリスクを伴うので、この意見には賛否あるとは思います。

 

 

貧乏人はお金を出して負債を買う

買った瞬間に価値(やお金)がどんどん目減りしていくものが「負債」に該当します。

例えば、車なんかは分かりやすいと思います。200万円で新車を買ったとして、その価値はあなたが1日でも新車を使用した時点で価値が目減りします(売却しようとした場合、たかが1日しか使用していないとはいえ200万円で買い取ってはくれません)。ローンで購入するとなるともっと最悪です。定価の200万円に加えて、利息分も支払わなければなりません。もちろん維持費もかかるので「保有しているだけでお金が逃げていく」と考えることができ、負債に該当します。

※ポルシェなんかの値崩れしない車は、社長さんが節税目的とかで購入したりしますが、一般論から逸脱するので割愛。

 

 

でもって、金持ち父さん貧乏父さんは、私たちがお金を使う際に「資産を買って、負債は買わない」ということを徹底的に教えてくれます。

 

スポンサーリンク

 

じゃあ、人生最大の買い物である「マイホーム」はどうなの?

 

よくマイホーム VS 賃貸 というテーマで論争が起きます。

 

でもって決着はついていませんが、個人的には賃貸派で、「金持ち父さん・貧乏父さん」でもマイホームは『負債』として扱われます。

 

 

理屈として、マイホームは「人生最大の買い物」と言われるだけあって大金が必要になります。

もちろんローンを組む人も多いでしょう。

更には、マイホーム購入によって「固定資産税」「ローンを組むことにより金利を払う」「修繕費を払う」などで、どんどんとお金が逃げて行ってしまいます。

 

 

では賃貸はどうか。

自身が一定期間済む分だけの必要最小限の金額を投入すればOKです。

 

解説がまどろっこしくなりつつあるので、シンプルに表現すると以下になります。

 

仮に3000万円貯金があったとして、3000万円のマイホームを購入すると一銭も残らない(+維持費がかかるので負債に該当)。逆に5万円の家賃暮らし(1年で計算しても60万円)すると、2940万円以上が手元に残った状態になる。っで、この2940万円を投資に使ったらお金が増える(お金を生みだす=資産)。

 

よく、マイホームをローンで購入して、それと同時に資産運用も頑張ろうとしている強者を見かけますが、(個人的に気持ちは理解できますが)「金持ち父さん貧乏父さん」的には矛盾だらけで意味不明っということになります。

 

重複しますが賃貸の場合は「家賃の支払い数ヶ月分以外は、全て資産運用につぎ込める(実際には定期預金や国債なども組み込んでリスク分散しますが)」ということになります。

 

で、資産が1億とかまで形成されたら(資産が新たな資産を生むという好循環が形成されたら)その一部で負債(この場合マイホーム)を購入するというのは有りです。

 

この順番が逆(最初にマイホームを購入して、残りで資産運用しようという発想)だと、好循環を形成するチャンスを逃してしまうということになります。

 

※「マイホーム購入によってお金を逃す」のと「資産運用をしてお金を増やす」という矛盾した2つの行為を同時に行っているという事になります。

 

以下の動画は「家を買ってはいけない派」のスタンスとして分かり易い解説がなされています。

 

 

 

でもって、自分にとっての『資産』は何かを探すのは重要だけども、意外と難しかったりします(今まで理想論ばかり語っちゃいましたが・・)

 

私の場合は、「株式投資による配当」であったり「ブログによる副収入」であったりしますが、万人にとって資産となりうるものは存在しません。

 

※投資に不向きな人は、投資で逆にお金を目減りさせちゃいます。

 

※ブログ運用に不向きな人は、途中で挫折したり、変な方向に頑張っちゃって「単なる時間の浪費」につながる場合もあったりします。

 

 

あと、「家を買う目的」が「不動産投資」であるならば資産になるかもしれません。

 

※ただ、目利きが必要なので、株式投資よりも才能が必要だと個人的には思います(今後の少子高齢化で、空き家が増えてくることを思えば特に)。

 

ちなみに、この記事とは全く関係ありませんが、もう少しフェアに「賃貸が良いか、持ち家が良いか」について情報を得たい方は以下の動画がおススメです(実際は、どちらがお徳かはケースバイケースであり、この点も含めてフェアに解説してくれています)。

 

 

関連記事

 

この記事では『「好き」を「お金」に変える心理学』を『金持ち父さんと貧乏父さん』と関連付けながら「お金の上手な使い方」について紹介してきました。

※まぁ、「消費」「浪費」「投資」のうち、(投資がピンとこなかったとしても)「浪費は必要最小限にしたほうが良い」という点だけでも覚えておいて損は無いと思います(まぁ、当たり前か。。。)。

 

 

で、以下の記事では『書籍:「好き」を「お金」に変える心理学』と『書籍:7つの習慣』を関連付けて紹介している記事は以下になりますので、合わせて観覧することで「上手なお金の使い方」の理解がさらに深まると思います。

 

⇒『書評:好きをお金に変える心理学(DaiGo) 第二弾! お金をどこに投入するかで未来が変わる?お金の使い方で好循環を形成しよう

 

好きな事にお金を投資し、それを副業として成り立たせ、さらに副業にお金を投資して知識・経験・スキルを高め、更に副業収益を加速させていくというスタンスを、この記事よりも更に強調した内容になっています。

 

 

また、この記事で『金持ち父さん・貧乏父さん』を紹介しましたが、あなたはこの考えをすんなり受け入れることができたでしょうか?

すんなり受け入れることができた人も多いと思いますが、一方で違和感を覚えた人もいると思います。

でもって私もその一人です(厳密には、参考になる点と、違和感を覚える点があるといった感じ)。

そんなネガティブな意見も含めて『金持ち父さん・貧乏父さん』を紹介した記事が以下になります。

 

⇒『書籍「金持ち父さん・貧乏父さん」から得られる情報は素晴らしい! ただし違和感を持つ人も多い件

 

この書籍を読み込めば、お金の使い方に関して多くのヒントが得られると思います。