カテゴリー:症状の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:症状

  • 症状 - 高次脳機能障害

    この記事では、高次脳機能障害の一つである『注意障害』について解説している。注意って何だ? 注意という言葉自体は、留意・配慮・叱責の意味で日常生活で頻回に用いられている。・居眠り運転しないように注意する・風邪を引かないよう注意する・歩きたばこをやめるように注意するなただし、このことが逆に「注意障害」なる用語を分かりにくさせている側面もある。でもって、高次脳機能障害の一つである『注意障害』における「注意」という用語は、生理学的には以下を指す。脳が環境のある一面に集中するために、外来の感覚情報をふるいにかける選択の過程意識の焦点を合わせて集中することが本質であり、あることを効果的に処理するためにほか...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知バイアスの一つである「帰属バイアス」に関して記載していく。帰属バイアスとは帰属とは「付くこと」「従うこと」などを意味し、例えば「会社に帰属する」などの表現に用いられる。そして心理学における『帰属』とは、何らかの出来事・他人の行動・自分の行動の原因を説明する心理過程を示す際に用いられる用語であり、帰属には以下の2パターンが存在する。①内的帰属:何らかの事象の原因は、個人の性格や態度や特質や気質のせいであると思考する。②外的帰属:何らかの事象の原因は、行動が行われた周囲の状況であると思考する。例えば、あなたが歩いていて、人にぶつかったとしたら、「よそ見をしていた自分が悪い」と思う...

  • 症状 - 痛みについて - 痛みと認知・情動

    リハビリテーションにおいては、痛みを誘発せずに実施することが基本となる。なぜなら、痛みを誘発させるということは不快な情動を喚起させてしまい、中枢・末梢神経感作を含めて、痛みを複雑化させる可能性を有しているから。関連記事⇒『(HP)末梢性感作・中枢性感作と脳の可塑的変化』⇒『中枢性感作とは?脊髄後角で起こること!』ただし、評価・治療の際に出現する痛みは有意義な情報であることも多い為、疼痛誘発テストなどで、あえて痛みを引き起こすこともある。また、「痛み=悪」では必ずしもなく、「誘発させても構わない痛み」も存在する。今回は、そんな「誘発させても構わない痛み」の一例を記載していく。スポンサーリンクわざ...

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    従来、非器質性疼痛は、「痛みの発生メカニズムが説明できない痛み」とされてきた。しかし、最近の分子生物学的研究により、心理社会的因子が慢性疼痛となぜ密接な関係を持つかが解明されつつある。そんな中で鎮痛に対して注目されているのが、中脳辺縁系の『ドーパミンシステム(dopaminesystem)』である。でもって、この様な内因性疼痛抑制系の存在をリハビリ職種(理学療法士・作業療法士)が理解しておくことは重要である。同様に、このドーパミンシステムを患者に説明し、メカニズムを理解してもらうことも、認知療法の一環として有益となる。スポンサーリンク中脳辺縁系のドーパミンシステムは?ドーパミンシステムには以下...

  • 症状 - 身体における様々な症状

    この記事では、正中神経麻痺・尺骨神経麻痺・橈骨神経麻痺によって生じる典型的な手の形(猿手・鷲手・下垂手)について解説する。ポイントだけ知りたい方は、以下だけ覚えておいてほしい。正中神経:⇒障害されると母指球筋萎縮(対立位運動不可)⇒猿手尺骨神経:⇒障害されると小指球筋萎縮⇒鷲手(祝福手変形とも呼ばれる)橈骨神経:⇒障害されると指全てが伸展できない⇒下垂手ではでは、猿手・鷲手・下垂手について解説していく。猿手(正中神経麻痺によって生じる)猿手は「母指球の筋が障害され、母指対立が障害された手」を指し、正中神経麻痺にみられる。正中神経は、特に手根部(手首)で傷害を受けやすく、これは神経が手根管のなか...

  • 症状 - 認知症 - 評価 - 高齢者テスト

    この記事では、認知症の簡易検査として有名な『HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)』をカットオフ値も含めて解説している。リハビリ職種(理学療法士・作業療法士)や看護・介護の従事者はぜひ観覧してみてほしい。※採点するにあたっての(リハビリ職種向けな)細かいポイントをクドクドと記載しているが、これらの点は興味のある方のみ観覧してもらい、それ以外の人は評価表だけ参考にしてみてほしい。※評価用紙のダウンロードは以下から可能。⇒『HDS-R(長谷川式)のダウンロード(PDF)』⇒『HDS-R(長谷川式)のダウンロード(Word)』HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)とは?『HDS-R(...

  • 症状 - 認知症 - 症状 - 高次脳機能障害 - 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、脳卒中の『高次脳機能障害』についてのまとめ記事となる。高次脳機能とは脳の機能は以下の3層構造をしている。大脳新皮質(記憶や理解などの認知機能や、理性のコントロール)大脳辺縁系(感情や食欲・性欲などの本能をコントロール)脳幹(呼吸や循環、心臓の動きなど、生命維持に必要な機能をコントロール)そして、『大脳新皮質』が司る認知機能や理性のコントロールといった機能「高次」の脳機能、すなわち「高次脳機能」と呼ぶことがある。高次脳機能障害とは「高次脳機能障害」という用語は医学的な定義づけが存在しない。でもって、理学療法学事典には以下の様に記載されている。高次脳機能障害とは:脳血管障害や交通事故...

  • 症状 - 認知症 - まとめ一覧シリーズ

    この記事では、認知症に関する基礎知識を紹介している。リハビリ職種(理学療法士・作業療法士)のみならず、認知症高齢者を抱えたご家族の方にもぜひ観覧してもらいたい。認知症とは認知症とは、記憶力や判断能力、時間・場所・人物などを理解識別する脳の機能が低下し、日常生活に支障がでる状態を指す。でもって厳密な認知症の定義の以下の通り。いったん獲得した知的機能が、脳の器質的な障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活が営めなくなっている状態認知症のポイントは「器質的な障害」という部分であり、認知症の背景には脳の形に現れる障害がある(脳萎縮・脳梗塞など)という点である。あるいはICD国際疾病分類)における...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、『ABC理論(ABC思考法)』について、簡単に紹介していく。ABC理論(ABC思考法)とはABC理論(ABC思考法)とは、アルバート・エリス(AlbertEllis)が提唱した理論療法(心理療法)であり、認知行動療法にも共通した考えを持っている。それもそのはずで、ウィキペディアには以下のように記載されている。論理療法(ろんりりょうほう、Rationaltherapy)とは、アルバート・エリス(AlbertEllis)が1955年に提唱した心理療法で、心理的問題や生理的反応は、出来事や刺激そのものではなく、それをどのように受け取ったかという認知を媒介として生じるとして、論理的(ra...

  • 症状 - 認知症 - 疾患

    この記事では、認知症(主にアルツハイマー型認知症)の治療(認知症予防・改善、悪化予防)に必要な知識に関して、リハビリ(理学療法・作業療法)にもフォーカスしながら解説している。ちなみに、『認知症=アルツハイマー型認知症』ではなく他の種類も存在するのだが、この点に関して知りたい方は『ご家族も必見!「認知症」を語る上で欠かせない基礎知識を総まとめ』を観覧してみてほしい。アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)とはアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、ドイツの病理学者アルツハイマー(Alzheimer,A)が1906年に発見した症状(病気)である。アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)で...

  • 症状 - 高次脳機能障害

    この記事では脳卒中によって生じる『高次脳機能障害』の一つである『失認(apraxia)』につい、種類や特徴も含めて記載している。失認には、半側空間無視も含まれるので、半側空間無視について知りたい方も是非観覧してみてほしい。 失認とは失認とは以下のように定義されている。視覚、聴覚触覚などが保持されているにもかかわらず、あるいはその障害のみでは説明できないくらいに日常的に熟知している物品の名称、用途、特徴などが認知できなくなった状態。典型的な例では「1つの感覚系を利用するのみでは認知できないが、他の感覚系を利用すれば認知できる」という特徴をもつ。視覚失認の例:視野や視力は保たれているにもかかわらず...

  • 症状 - 高次脳機能障害

    この記事では脳卒中によって生じる『高次脳機能障害』の一つである『失認(agnosia)』について、種類や特徴も含めて記載している。 失行とは失行とは以下を指す。運動麻痺などの運動障害や感覚障害がなく、運動可能で行うべき行為・動作を十分理解しているにもかかわらず、合目的な運動が不可能な状態失行には以下の種類があり、順に解説していく。・観念失行・観念運動失行・肢節運動失行・着衣失行・構成運動失効(構成運動障害)この他の行為としては『運動維持困難(motorimpersistence)』がある。※運動維持困難は「指示された運動(例えば目を閉じたままにする、口を開いたままにするなど)を長く維持すること...

  • 症状 - 高次脳機能障害 - 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では脳卒中によって生じる『高次脳機能障害』の一つである『失語症(aphasia)』について種類や分類法を含めて記載している。 失語症とは失語症とは以下のように定義されている。脳損傷に由来する言語の喪失または障害ここでいう言語には聞く・読む・話す・書くことが含まれるが、構音器官の麻痺や失調で話すことだけが不明瞭になったものは『構音障害』と呼ばれ、失語とは区別される。ちなみに、『書籍:理学療法学事典』には以下の様な記載がある。失語症とは:大脳半球に限局された器質的病変により、いったん獲得した正常な言語機能が障害された状態。末梢神経および筋障害、聴力障害、知能・意識低下を認めず、言語表象の理...

  • 症状 - 認知症

    この記事では、認知症ケアのポイントについて解説していく。当たり前すぎる内容かもしれないが、リハビリ従事者(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)のみならず、看護師・介護士の皆さんにもぜひ観覧してみてほしい。認知症ケアについて認知症ケアの基本は、「生活障害を改善するために、その人らしく暮らせるような支援をすること」である。でもって、この基本は認知症ケアの10原則に集約されている。認知症ケアの10原則認知症ケアの10原則は以下の通り。言動を受け止めて理解すること相手のペースに合わせること楽しいと思えることをしてもらうこと間違いを叱責、矯正しようとしないこと行動をともにすること孤独にしないこと役割をも...

  • 症状 - 認知症 - 症状 - 高次脳機能障害

    この記事は、高次脳機能障害の一つでり、認知症の中核症状でもある『記憶障害』について記載していく。記憶とは記憶とは、人間の認知機能の根幹をなす要素の一つである。でもって、記憶には『記銘』『保持』『再生』という機能で成り立っている。そんな『記憶』の種類(あるいは分類法)は様々だが、記憶の日常生活上の特性を表す用語に以下がある。日常記憶(everydaymemory):日常記憶は、日々の生活において自然な文脈の中で機能している記憶の機能展望記憶(prospectivememory):展望記憶は、将来何をするべきかに関する記憶機能でもって私たちは毎日の行動の中で、日常記憶や展望記憶が機能しているために...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    以前「整形外科枕の作り方」という記事の基となった「スゴ腕外来」というTV番組内で、認知行動療法関する内容も放送されていたので記事にしてみた。内容は、『慢性腰痛症に対する認知行動療法』となる。認知行動療法について興味のある理学療法士・作業療法士さんは観覧してみてほしい。スポンサーリンク認知行動療法と慢性腰痛「治療の第一歩は腰痛の原因は腰に無いということを分かってもらうことです」TV番組でこう語るのは、福島県立医科大学付属病院整形外科医の大谷晃司先生だ。この病院の最先端で画期的な治療法が評判を呼び、全国から慢性腰痛を患った人々がやってくるとのこと。「10回以上も手術を受けて、うちの病院に来た時は全...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知行動療法の一環として一般的に用いられているグループセラピーに関して、通所リハビリのとある風景と絡めながら考察してみた。認知行動療法におけるグループセラピー認知行動療法において認知の歪みを修正する際、医師やセラピストと一対一で治療を行うこともあるが、グループセラピーとして5~10人程度で行われることもある。そして、グループセラピーのメリットは以下のようなものが挙げられる。①自分では思いつかない思考が見つかる②他者の良い面を取り入れることで、考えや行動を変える「モデリング効果」がある③自分と同じ症状を持った人たちがいると分かったり、自分の思いに共感してもらえることで安心感につなが...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では認知行動療法(の認知療法)に活用出来そうな、「読書療法」と「痛み動画」について記載していく。特に記事の最後に掲載している動画は「痛みを理解する上で、世界で一番分かり易い動画」だと思うので、ぜひ一度観覧してみてほしい。スポンサーリンク痛みに対する正しい知識を身につけよう痛みを抱えたクライアントは、誤った思い込みや不必要な不安・恐怖を有している場合がある。これは、認知バイアスがかかった状態だが、このバイアスを修正することができれば、『自己効力感(セルフエフィカシー)の向上』や、『脳の疼痛抑制系』を賦活につながる可能性がある。そのため、痛みに対する基礎知識を分かり易く伝えることは大切で、...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知療法として用いられる「日記」の効果に関して、記憶バイアス・注意バイアスにフォーカスを当てながら解説していく。日記による記憶バイアスの修正自分自身の記憶バイアスを修正する手段の一つとして、日記を書くことが挙げられる。人は良くも悪くも記憶バイアスを有していますが、日記を読み返すことで、自身の記憶から抜けていた出来事を思い出すことも可能となる。スポンサーリンクうつ病と日記抑うつ傾向によって負の記憶バイアスがかかったクライアントに対しても、日記によって「ポジティブな出来事も存在した」という事実を再認識してもらうことで、バイアスの修正が可能とされている。抑うつ傾向なクライアントに対して...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知バイアスの一つである「注意バイアス」に関して解説していく。注意バイアスとは私達は(無意識に)特定の事象へ注意が向きやすい傾向を持っており、この『傾向』には個人差がある。そして、この個人差は認知バイアスによってもたらされていると認知行動療法では考え、注意に関する認知バイアスの事を『注意バイアス』と呼ぶ。一般論として、(注意バイアスによって生じた)私たちの選択的注意はポジティブな事象よりも、ネガティブな事象に向きやすいとされている。その理由は分かっていないが、一つの仮説として、人々は遥か昔から自然と言う驚異に立ち向かうために必要な情報として「死」「脅威」「危険」などへ注意する能力...

  • 症状 - 痛みについて - 痛みと認知・情動

    この記事では、理学療法士・作業療法士の治療対象となりやすい「慢性疼痛」という用語について考察していく。急性痛と慢性痛という分類痛みには様々な分類方法があり、例えば以下の様な分類が挙げられる。①痛みを症状で分ける分類(アロディニア・痛覚過敏・自発痛・灼熱痛など)②痛みの原因による分類(侵害受容性疼痛・神経因性疼痛・心因性疼痛)そんな中で、以前より「急性痛」・「慢性痛」という分け方が存在する。急性痛・慢性痛に関しては、どれくらい痛みが続いているかという「期間」で決められていることが多いものの、「期間」について統一した見解は存在ない。※国際疼痛学会は6か月以上持続するあるいは繰り返し発生する痛みを慢...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    この記事では、『アロディニア』という用語について解説していく。痛覚過敏とアロディニア痛覚過敏(hyperalgesia)とは以下を指す。『どんなに軽微な侵害刺激に対しても、感作が生じているために本来の刺激以上に強い痛みが生じてしまう状態』これに対して、アロディニア(allodynia)とは以下を指す。『皮膚に触覚刺激、軽い圧刺激など、普通痛みを起こさないような非侵害刺激が加わっただけでも痛みを生じてしまう状態』画像引用:ペインリハビリテーションこの画像は、痛覚過敏が侵害刺激で「ものすごく痛いと感じる」のに対して、アロディニアが非侵害刺激ですら「すごく痛いと感じる」というのが分かり易い。 例えば...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    医療・看護で大切な知識である『自己効力感(セルフエフィカシー)』について評価尺度や高め方などを分かりやすく解説しています。また、セルフエフィカシーと疼痛・鎮痛の因果関係についても解説しています。

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    この記事では、身体が有している神秘手的側面の一つとしてプラシーボ効果に関与する『内因性オピオイド』について記載していく。オピオイドとオピオイド受容体モルヒネは現在でも最も有効な鎮痛薬として使用されるが、その成分はけしの実から採れるアヘンである。そして、アヘンのことを『オピウム』といい、この名前から「モルヒネと同じような性質を示す物質」の総称として使われる『オピオイド』という言葉ができた。※「オイド」は「~様の」という意味で、つまりは「モルヒネ様の」という意味である。オピオイドが痛みに効くということは、きっとオピオイドを受け取って働くような何らかの仕組みがあるであろうと古くから考えられてきた。そ...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、リハビリ(理学療法・作業療法)でも用いられることのある用語として『コーピングスキル』を開設していく。コーピングスキル『コーピングスキル』とは「ストレスや脅威に直面したとき、積極的に対処し克服しようとする個人の適応力」を指す。痛みが急性痛から慢性痛に移行している場合は、除痛と並行して、「痛い時にはどうする」、「痛みを増悪させないためにはどうする」、「調子が良い時にはどうする」など、コーピングスキルとして痛みに関連する具体的な対処方法を多く身につけることも大切になる。このようなコーピングスキルの獲得によって「万が一痛みが生じたり、悪化しても対処できるのだ」という自信がつけば、不安や恐...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    組織損傷が生じると、多くの場合は患部を中心に痛みが発生するが、時として患部から離れた遠隔部に痛みが発生することがある。そして、痛みの原因となる部位と異なる部位に生じる痛みを関連痛(referredpain)と呼ぶ。関連痛は内臓のみならず、関節や軟部組織由来で起こる事も知られている(仙腸関節の関連痛なんかは理学療法士の間では有名かもしれない)。この記事では、そんな「運動器における関連痛」に関しても言及していく。スポンサーリンク内臓の関連痛関連痛は「内臓に問題が生じた際に起こる」ということで有名である。例えば、心臓に問題がある(狭心症や心不全など)なら左肩~左腕に関連痛が生じたり、胆嚢なら右肩に関...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    この記事では、リハビリ(理学療法)を実施ておく上で整理しておきたい『急性痛』と『慢性痛』の基本的な知識を、違いも含めて記載していく。痛みとは?そもそも痛みとは何だろう?国際疼痛学会は、痛みの定義を以下の様に記載している。『実質的または潜在的な組織損傷に結びつく、あるいはこのような損傷を表わす言葉を使って述べられる不快な感覚・情動体験である。』Anunpleasantsensoryandemotionalexperienceassociatedwithactualorpotentialtissuedamage,ordescribedintermsofsuchdamageこの定義での重要なポイント...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    この記事では、理学療法士・作業療法士の治療対象となりやすい「慢性疼痛」という用語について考えていく。急性痛と慢性痛という分類痛みには様々な分類方法があり、例えば以下の通り。①痛みを症状で分ける分類:アロディニア痛覚過敏自発痛灼熱痛・・・・・・・・・・・など②痛みの原因による分類:侵害受容性疼痛神経因性疼痛心因性疼痛そんな中で、以前より「急性痛」・「慢性痛」という分類が存在する。ただし、急性痛・慢性痛に関しては、どれくらい痛みが続いているかという「期間」で決められていることが多いものの、「期間」について統一した見解は存在しない。※国際疼痛学会は6か月以上持続するあるいは繰り返し発生する痛みを慢性...

  • 症状 - 痛みについて - 鎮痛薬

    普段は「中枢神経感作」という用語を使っているが、「中枢感作」や「中枢性感作」という用語のほうが認知されているようなので、この記事では「中枢感作」という表現を用いてながら理学・作業療法士が知っておくべき疼痛の基礎知識を述べていく。スポンサーリンク脊髄後角は一次・二次侵害受容ニューロンがシナプスする変電所痛み刺激は一次侵害受容ニューロンを伝って、脊髄後角における二次侵害受容ニューロンとシナプスすることで、脳へ痛み情報を送ることになる。この一次侵害受容ニューロンと二次侵害受容ニューロンのシナプスでは、化学物質による伝達で痛み信号のバトンが渡されることのなるのだが、その際の神経伝達物質として使われてい...

  • 症状 - 痛みについて - プラセボ効果

    この記事では私の個人的な体験も含めながらプラセボ効果について解説していく。プラセボ効果とはラテン語の「Iwillplease」にあたる言葉が由来の『プラセボ効果』とは、「これを飲めば絶対に良くなる」と信じて薬を飲んだ場合に、たとえそれが砂糖を丸めたものなど薬理効果を持たない『偽薬』に過ぎなくとも、実際に具合がよくなったり症状が改善したりする現象を指す。そして、この「偽薬によるプラセボ効果」は病院でも治療目的で使われることがある。例えば、不眠を訴える入院患者に対して、薬の連用による薬物依存を防止するため、偽薬(例えばラムネなど)を与えることなどである。スポンサーリンクプラセボ効果を実感したエピソ...