この記事は、物理療法のまとめ一覧である。
物理療法の基礎知識は国家試験でも求められる内容である。
一方で、臨床においては、病院・クリニックでは医師の指示の下で、物理療法はアシスタントが実施してくれる場合も多く、この様なケースでは療法士は物理療法に一切タッチしないこともある。
ただし、医師自体がいい加減で適応や禁忌を十分把握できていない場合もあったりして、その様なケースではアシスタントに頼りにされることもあったりする。
あるいは、一人職場であれば理学療法士(あるいは作業療法士)が様々な場面で「この物理療法が本当に適応かどうか(あるいはは禁忌・やらないほうが良いのではないか)など)」を判断する必要があったりもする(これらは本来、医師の役目であるはずなのだが・・・)。
重複するが、様々な理由で物理療法の基礎知識を押さえておく必要のある職場もあったりする。
※もちろん、開業している柔整師・整体師が物理療法を用いるケースも無きにしも非ず、その様なケースでは適応・禁忌など必ず押さえておく必要がある。
※あるいは、クリッカーや超音波などはアシスタントではなく、療法士が直接実施しなければ効果的でないものも存在する。
これらの点も含めて、物理療法の活用に自信のない人は、ぜひ復習がてらに観覧してみてほしい。
温熱療法
温熱療法の作用まとめ!『温熱の良し悪し』を把握して臨床に活かそう♪
温熱療法による作用(効果)についてまとめた記事となる。温熱にはメリットのみならずデメリットも存在し、それらも含めた『温熱の作用』について記載ている。
ホットパックを解説!(自宅で使える湿熱性グッツもあるよ)
病院での活用頻度が比較的高いホットパックの適応・非適応をまとめた記事になる。動画も添付しているので、処方の仕方も理解しやすいと思う。
ホットパックは接骨院でも用いたりするようで、一般的に言われている「効果」よりも患者受けが良い印象を受ける。ホットパックは基本的にシリカゲルという素材を使用するが、最近では新素材を用いて自宅でも簡単に用いれるホットパックもあったりするので、そちらの紹介もしている。
パラフィン療法の活用法を解説
使用頻度はホットパックよりグッと下がるが、それだけ基礎知識が抜けてしまいやすい物理療法ではある。こちらも動画が挿入されているので、観覧してもらえば思い出すことが出来ると思う。
リウマチなどの手のリハビリの補助として用いたりする。
極超短波療法の作用・適応・禁忌をしっかり理解しておこう
マイクロ波も使用頻度の高い温熱療法となる。スイッチ一つで処方できるので楽で良いが、(ホットパックよりお)禁忌はしっかり理解しておかないといけない物理療法に該当する。
また、「電磁波を利用する物理療法」という事で、欧米などでは用いられる頻度は減っているようである。
超音波療法を使いこなせ!
超音波は(アシスタントではなく)療法士が使用することの多い物理療法ではないだろうか?
超音波には温熱作用と非温熱作用がある。温熱療法に該当されるので「温かくて気持ち良い」といったイメージがあるかもしれないが、そんなに温かくは無い。
超音波は他の温熱療法と比べて、「理屈としては」非常に優秀な物理療法に該当する。
寒冷療法
寒冷療法の作用まとめ
寒冷作用は、温熱作用と同様にメリット・デメリットがあり、それら両方を解説している。
アイスパックとアイスマッサージ(クリッカーなど)
寒冷療法の中でも、アイスパック・アイスマッサージにフォーカスを当てて記載している。動画も挿入しているので、マッサージの方法がイメージしやすいと思う。
その他の物理療法
牽引療法(腰椎牽引・頸椎牽引)って効果ある?徒手的な牽引法も紹介!
その他の物理療法として牽引療法を紹介している。
牽引療法はエビデンスとしては否定的な物理療法となっているが、即自的な効果として好評な場合も多い。
また、即自的効果(あるいは神経生理学的効果のみを狙った手法として)徒手的な牽引も実施可能であり、徒手療法を他の理学療法と組み合わせて展開するという発想もある。
そんな「徒手的牽引方法」も動画で紹介してるので、興味がある方は観覧してみてほしい。
電気刺激療法(TENS・TES・FESなど)とは?目的・適応・禁忌も解説!(オススメグッズもあるよ)
電気刺激療法について解説している。電気刺激療法はTENS・TES・FESなど様々な療法が存在し分かりにくいが、前半では電気刺激療法の目的や禁忌を(オススメ家庭用グッズも交えて)解説し、後半はTENS・TES・FESに関して深堀して記載していく(FESに関しては分かり易い動画も添付しているので理解が深まると思う)。