2022年2月2日。

SIB証券のポートフォリオをチェックすると、保有しているはずのイーブックイニシアティブジャパンが見当たらなかった。

サイトシステムの不具合かとも思い、色々調べてみると以下が判明した。

 

2022年2月1日をもって、イーブックイニシアティブジャパンは上場廃止された。

 

 

今まで株式投資をやってきて、保有株が上場廃止になったのは初めてのこと。

 

「上場廃止=会社が傾いている=投資資金が回収できない」など嫌な連想ばかりしてしまい、メチャクチャ不安でした。

 

実際に問い合わせてみた

 

イーブックイニシアティブジャパンは、暴落せずに推移していたので全く中止していませんでした。

 

でもって、以下の様にかなり含み益があったのですが、上場廃止になったからと言って、その金額がSIB証券に現金として入金されているわけでもありませんでした。

 

2021年1月初旬(1年前)のポートフォリオ。上から5段目がイーブックイニシアティブジャパン(2016年1月1月14日:100株791円で購入)。昨日(2022年2月2日上場廃止日の取引終わり値は47450円)。

 
 

各方面に問い合わせてみた

 

色々と情報収集してみると、昨年の間には既に「上場廃止する旨のアナウンス」は成されているようでした。

 

なので、その情報をキチンと把握しており、昨日の内に売却しておけば、この様に不安になることもありませんでした。。

 

自分で把握できる許容を超えた銘柄に分散投資することのデメリットですね。

 

このような経験は初めてだったので、各方面に電話してみることに。

 

SBI証券に電話

SIB証券に電話してみました。

すると、以下の回答が。

上場廃止になる理由は様々で、その後の対応も様々。SBI証券の管轄からは外れてしまっており、各々の銘柄の対応を個別に回答することはしていない。

従って、「イーブックイニシアティブジャパン社」あるいは「株主名簿管理人」に直接問い合わせてみてほしい。

なのでとりあえず、イーブックイニシアティブジャパンに連絡してみることに。

 

イーブックイニシアティブジャパンに連絡

イーブックイニシアティブジャパンのHPには「問い合わせフォームのみ」で、電話番号の掲載がありませんでした。

なので、問い合わせフォームに「投資したお金はどうなるのか?戻ってくるのか?」などを入力して、投稿してみました。

で、SBI証券が言っていた「株主名簿管理人」はどこなのかを、HP内で調べてみると三菱UFJであることが判明。

画像引用:イーブックイニシアティブジャパン公式HPより引用

なので、イーブックイニシアティブジャパンからの返答が返ってくるまでの間、こちらにも問い合わせてみることに。

 

三菱UFJ(株主名簿管理人)に連絡

三菱UFJ銀行に問い合わせてみると、3月下旬ごろに「郵便局で換金できる手形?」みたいなものが郵送される予定なので、それで現金化してほしいとのことでした。

金額は「4750円×100株」とのこと。

とりあえず安心しました。

 

イーブックイニシアティブジャパンからも返答が来たよ

 

後にイーブックイニシアティブジャパンからも以下の返答が届きました。

 

コーポレートサイトからお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
イーブックイニシアティブジャパン IR担当でございます。

当社株式は、昨年11月に、LINE Digital Frontier株式会社による公開買付(TOB)が成立し、2月2日にて上場廃止となりました。

ご所有いただいております当社株式につきましては、株式併合の手続きを経て、ご所有株式の処分をさせていただき、TOB価格と同額の1株あたり4,750円にて処分代金をお支払いいたします。手続きに時間を要するため、お支払いの開始は3月末から4月上旬頃になる見込です。
事前に株主様にお願いする手続き等はございません。3月末頃に、三菱UFJ信託銀行よりお支払いのご案内を郵送いたしますので、恐れ入りますがお待ちくだいますようお願いいたします。

これまで当社株式を保有いただきありがとうございました。

 

上場廃止=お金が買ってこない訳じゃない

 

上場廃止になる理由は「会社の経営状態が悪い」「倒産した」などのネガティブな理由だけではないようです。

 

イーブックイニシアティブジャパンの場合は「LINE Digital Frontier株式会社による公開買付(TOB)」とのこと。

 

市場では、この情報はポジティブにとらえられたようで、確かに昨年の11月ごろを振り返ってみると、株価が急激に上昇しています。

 

今回の一件をとして、「上場廃止=必ずしも、お金が返ってこない訳じゃない」ということが理解できて、良い経験になりました。

 

ひとつの経験談として、このブログに記しておきます。