カテゴリー:運動器疾患の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:運動器疾患
  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では『胸郭出口症候群』について解説している。胸郭出口症候群とは胸郭出口は以下で構成されている。前・中斜角筋鎖骨(下部)第一肋骨(上部)で、これらの部位での『腕神経叢』『鎖骨下動・静脈』の圧迫や牽引により諸症状が生じる。※腕神経叢は前・中斜角筋の間を通り、鎖骨上部に達する(この領域で腕神経叢は上・中・下幹に分かれる)。※C8とT1の前枝は集合して腕神経叢の下幹を形成する。で、下幹の神経線維は鎖骨と第一肋骨の間を通り抜け、「小胸筋と烏口突起下」を走行し、末梢組織に達する。※上部腕神経叢の絞扼は斜角筋の筋スパズムによって生じることが多く、下部腕神経叢では肋鎖領域と小胸筋の下で起こりやすい。ス...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、『コンパートメント症候群(compartmentsyndrome)』について解説した記事になる。コンパ―メント症候群とは『コンパートメント症候群』は『筋区画症候群』とも呼ばれる。※筋区画(compartment)とは「筋膜・骨・骨膜などで囲まれ区画されたスペースのこと」を指す。コンパートメント(区画)は四肢・体幹の骨と筋膜によって構成されている。でもってコンパートメント症候群とは、区画の内圧が「なんらかの原因」により上昇し、動脈血の血行障害(動脈攣縮)に至り、筋の機能不全や筋・神経壊死に至るものを言う。内圧上昇の原因は以下などが言われている。外傷に伴う筋肉内出血浮腫絞扼・圧迫(ギ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、リハビリ(理学療法)の対象になり易い『肩関節周囲炎』について記載していく。肩関節周囲炎とは肩関節周囲炎は病態診断ではなく、肩周囲の炎症所見がある疾患の総称で、特定の病態診断名ではない。※厳密には「炎」という用語が入っているので炎症が生じている筈なのだが、別名『凍結肩(frozenshoulder)」とも呼ばれ、「炎症は生じていない(あるいは微弱)が、肩が痛くて動かせない病態の総称』として扱われる場合もある。※海外では『Frozenshoulder』とう名称が一般的に使用されている。※そもそも「肩関節周囲炎は肩に炎症が起こっているという意味なので、この診断名がついた時点で、理学療法...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では変形性関節症のリハビリ(理学療法)に関して、理学療法ガイドラインを参考に基礎知識を掲載していく。この記事のターゲットは、どちらかというと「患者本人>リハビリ職種」なので、理学療法士・作業療法士で記事に物足りなさを感じた人はリンク先も合わせて観覧することでリハビリに取り入れてみてほしい。スポンサーリンク変形性膝関節症とは変形性膝関節症は「変形性関節症(関節に変形をきたした状態)」の一つである。ちなみに、膝以外の変形性関節症としては『変形性股関節症』や『変形性頸椎症・腰椎症』が有名であるが、肩(肩甲上腕関節)・肘(腕尺関節)・足(距腿関節)など関節であれば何処でも起こり得る。変形性膝関...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、変形性股関節症について解説している。変形性股関節症とは変形性股関節症とは以下を指す。股関節の臼蓋側および大腿骨頭側の両方の関節軟骨が退行変性に陥り、反応性に骨増殖、軟骨下骨の硬化、骨嚢胞の形成などの関節変化が起こり、疼痛、破行、ROM制限を呈する疾患。変形性股関節症の特徴変形性股関節症は、女性に多く、男性の5倍とのデータもあります。40~50歳第で発症することが多いが、乳幼児期に股関節が脱臼し易くなる『発育性股関節形性不全』を起こしている人では、もっと若くして(30歳前後)で発症することもある。スポンサーリンク変形性股関節症の原因変形性股関節症の原因は以下の2つに分類される。一次...

  • 疾患 - 運動器疾患 - 色々な手術療法

    最近、俳優の「坂口憲二さん」が特発性大腿骨頭壊死であることを発表した。ドラマ「医龍」でも主演していた俳優さんで、原因不明な股関節の痛みによって(ナレーションなど身体に負担のかからない仕事以外は)休業状態だったので心配していたし、受傷機転に関してや病名に関しても様々な憶測がこの数年飛び交っていたので心配していたが、そういうことであったらしい。で、このニュースをきっかけに、芸能人では「堀ちえみさん」や「美空ひばりさん」も大腿骨頭壊死症であったと報道されている。この記事は、そんな『大腿骨頭壊死症(avascularnecrosisofthefemoralhead;ANF)』についての症状・治療対象・...

  • 疾患 - 運動器疾患 - 色々な手術療法

    この記事では、急性外傷後・変形性股関節初期の「原因不明の痛み」の原因な可能性も指摘されれいる『股関節唇損傷』について解説していく。股関節の関節唇とは?股関節の関節唇は、関節窩(関節のくぼみ)の縁を取り巻くようについている線維性の軟骨を指し、以下の役割を担っていると言われている。・静的機能・動的機能(suction機能・sealing機能)スポンサーリンク静的機能関節唇の静的機能として、寛骨臼の面積が27.8%、体積が30.5%増加すると言われている。※TanV.SeldesRM,KatzMA,etal.Contributionof acetabularlabrumtoarticulatings...

  • 疾患 - 運動器疾患 - 色々な手術療法

    この記事では、高齢者の転倒によって生じやすい『大腿骨近位部骨折』を解説している。大腿骨近位部骨折とは骨粗鬆症の高齢者が転倒すると、わずかな衝撃でも容易に骨折してしまう。そして、高齢者の転倒によって骨折しやすい部位としては以下が挙げられる(国試でも取り上げられることのある情報として有名だ)。手関節(橈骨遠位端骨折)肩関関節(上腕骨近位端骨折)股関節(大腿骨近位部骨折)脊椎(椎体圧迫骨折)つまり、大腿骨骨折とは「高齢者の転倒によって生じやすい骨折の一つ」ということになる。でもって、この記事では大腿骨近位部骨折の代表例である「大腿骨頸部骨折」と」「大腿骨転子部骨折」にフォーカスを当てて解説していく。...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では頸椎捻挫(外傷性頚部症候群・むち打ち関連障害)に関して、原因・症状・治療法などを解説していく。頸椎捻挫(むち打ち損傷)とは『頸椎捻挫』とは以下の様に定義されている。頭という重い物体を支えている頚部へ外力(交通事故,スポーツなど)による衝撃が加わり、頚部に前後屈(前倒し、後ろ反り)、側屈、回旋(捻じり)を強いられることによって生じる様々な障害を指す。X線上明らかに診断しうる脱臼・骨折は除外する。また、本症は1928年にCroweによって、「鞭(むち)がしなるような」状態に頚部が強いられることから『むち打ち損傷(whiplashinjury)』とも報告されている。以下のイラストは交通事...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、斜角筋症候群・肋鎖症候群・過外転症候群について解説していく。ちなみに上記3つの症候群は、「上肢の神経絞扼症候群」の内、『胸郭出口症候群』と一括りに解説されることもある。でもって、胸郭出口症候群に関しては以下の記事も参考にしてみてほしい。⇒『胸郭出口症候群って何だ?病態・症状・リハビリ(理学療法)など解説!』斜角筋症候群『斜角筋症候群』は、腕神経叢の絞扼に加え、鎖骨下動脈と鎖骨下静脈が関与しているということもある。※前方の斜角筋隙は「胸鎖乳突筋と前斜角筋の間」を指し、鎖骨下静脈がそこを通過する。※後方の斜角筋隙は「前斜角筋と中斜角筋の間」を指し、そこから腕神経叢と鎖骨下動脈が出てい...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では『痙性斜頸(けいせいしゃけい)』に関して解説していく。痙性斜頸とは痙性斜頸とは、頭頚部の筋緊張異常により頭位に異常を生じる病態を指す。※局所性ジストニーに属する。なぜ痙性斜頸が起こるのか、その理由は明確にはなっていないが、「大脳の運動・姿勢プログラムの異常」との意見が多い。斜頸姿勢は、以下が組み合わさって出現する。・頸部の回旋・側屈・前屈・後屈・肩甲帯の挙上・脊柱の側彎スポンサーリンク頸性斜頸の機能解剖頸性斜頸における異常頭位とそれに関与する筋群は以下の通り。 前屈側屈後屈同側回旋対側回旋胸鎖乳突筋○○○僧帽筋○広頸筋○頭板状筋○○斜角筋(前中後)○○関連記事⇒『胸鎖乳突筋の作用は...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)の概要と、その対処法に関して、リハビリ(理学療法)も含めて解説していく。急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)と急性腰痛症急性腰痛症はどの年齢にも見られ、文字通り「急に発症した腰痛」を指し、「ぎっくり腰」と一般的に呼ばれることも多い。そして、この「ぎっくり腰」という用語は俗語であり、学術用語ではないと言われている。ぎっくり腰は、脊椎脊髄用語辞典の検索にはなく、その中の急性腰痛(acutelowbackpain)の説明文の中に、「急激に発症した腰痛の総称で、原因は様々なある。いわゆる“ぎっくり腰”と呼ばれるもので、椎間関節、仙腸関節の捻挫あるいは腰背筋や脊柱靭帯の断裂...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では「仙腸関節障害によって起こる痛み(関連痛含む)」の治療に関して、リハビリ(理学療法・作業療法)も合わせて記載していく。※仙腸関節障害のリハビリ(理学療法)としては、どちらかというとスタンダードな考えを基準に記載している(関節モビライゼーションについても、簡易版ではあるが掲載している)。※仙腸関節障害は、関連痛として腰部や下腿にも症状が派生することもあるため、興味が出たら本格的なモビライゼーションも勉強してみてほしい。スポンサーリンク仙腸関節障害の特徴仙腸関節は腸骨と仙骨をつなぐ滑膜関節であり、その関節包には侵害受容器が存在し、疼痛の発生源となる。しかし、仙腸関節の可動域は小さく、画...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、脊柱管狭窄症についての概要とリハビリ(理学療法)について記載してく。※脊柱管狭窄症は、脊柱の中でも腰部に生じやすいとされ、以降の記事は「腰部の脊柱管狭窄症」についての記載となる。脊柱管狭窄症とは脊柱の構成体である椎骨・椎間板・椎間関節・その他の軟部組織は加齢により以下のような影響を必ず受ける。椎骨の棘骨形成変形性の椎間関節椎間板腔の狭小化(神経組織と隣接する)黄色靭帯の肥厚上記を含めた様々な要因による関節の過少運動性・不安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・などなど脊柱の中には『脊柱管』と呼ばれる空間があり、その中には脊髄が入っている。また、腰椎部の脊柱管では脊髄から移行した...

  • 疾患 - 運動器疾患 - 色々な手術療法

    この記事では、高齢者に起こり易い『椎体の圧迫骨折(胸椎圧迫骨折・腰椎圧迫骨折)について解説していく。脊椎圧迫骨折(胸椎・腰椎の圧迫骨折)とは通常、骨は加齢とともに脆くなる。でもって、骨脆弱化により骨強度が低下すると、転倒や急な体の動作により、脊椎が圧縮され、椎体のひび、骨折を生じる。背骨は椎骨が積み重なって構成されているのだが、弱くなった骨が重みに耐えきれず、つぶれてしまうのだ。そして、脊椎の椎体にひび、骨折が生じることが『椎体の圧迫骨折』である。※特に胸腰移行部に起こり易いとされており、圧迫骨折が起こった部位によって「胸椎圧迫骨折」や「腰椎圧迫骨折」などと表現される。スポンサーリンク高齢者の...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)に対するマッサージ動画を示すことで、以下の様々なマッサージ(ストレッチング)のコンビネーションテクニックを記載していく。横断マッサージ横断伸張(ストレッチング)機能的マッサージまた、記事の最後にはテニス肘(上腕骨外側上顆炎)に対するテーピング方法の動画も貼り付けているので、リハビリ(理学療法)の参考にしてみてほしい。スポンサーリンクテニス肘(上腕骨外側上顆炎)とはテニス肘に対するマッサージ治療を記載する前に、テニス肘の概要を記載していく。テニス肘は肘から前腕にかけて疼痛が生じる疾患であり、以下に示す筋の関与が指摘されている。長橈側手根伸筋短橈側手根伸筋...

  • 疾患 - 運動器疾患

    急性腰痛は「疾患」ではなく「症状」である。そして、「急性腰痛という症状」を起こしてしまう疾患は様々あり、今回はそれらの疾患をまとめてみる。ここに記載する疾患はリハビリ(理学療法)の対象ではないものがほとんどだが、急性腰痛の中にはこれらも含まれていることを知っておくことは有意義なのではないだろうか?※特に、介護保険でのリハビリ(通所・訪問リハビリ)では万が一にも遭遇してしまう疾患もあると思う。※『問診』も絡めて記載しているので、その辺りも臨床で活用してみてほしい。まぁ、リハビリ(理学療法)の対象でないどころか、ほぼ遭遇することすらないであろう疾患も含まれているが、「頭の体操」だと思って観覧してみ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では腸脛靭帯炎についてのリハビリ(理学療法)についてまとめている。 腸脛靭帯とは?腸脛靭帯とは、大腿筋膜張筋の延長上に位置しており、脛骨の外側顆ガーディー結節に停止する靭帯である。~大腿筋膜張筋~~腸脛靭帯~~大腿筋膜張筋~~腸脛靭帯~スポンサーリンク腸脛靭帯炎の概要ここからは、腸脛靭帯炎の概要を記載していく。腸脛靭帯炎とは膝の屈伸を繰り返すスポーツにおいて、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆との間の機械適刺激により腸脛靭帯炎が生じると考えられている。腸脛靭帯炎が発症しやすいスポーツとしては以下が挙げられる。陸上長距離走自転車競技・・・・・・・・・・・など特にランニングによって腸脛靭帯炎が生じや...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では鵞足(縫工筋・薄筋・半腱様筋)の基本情報と、鵞足炎のリハビリ(理学療法)についてまとめている。鵞足とは?鵞足とは、脛骨近位内側で縫工筋・薄筋・半腱様筋の腱が扇状に付着する部位の総称である。※「鵞足」という名前は、付着部の形態が鷲足に似ていることから命名された。縫工筋・薄筋・半腱様筋の基本情報は以下の通り。筋名起始停止作用神経支配縫工筋腸骨の上前腸骨棘脛骨の脛骨粗面の内側部・股関節の屈曲・外転・外旋・膝関節の屈曲大腿神経(L2-3)薄筋恥骨の恥骨結合の外側部脛骨の脛骨粗面のすぐ内側方の部位・股関節の内転・膝関節の屈曲、内旋閉鎖神経(L2~4)半腱様筋坐骨の坐骨結節の内側面脛骨の脛骨粗...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、腰椎椎間板ヘルニアの概要とリハビリ(理学療法)について記載していく。 腰椎椎間板ヘルニアとは椎間板は椎体と椎体の間に存在し、脊椎にかかる衝撃を和らげるクッションの役割を果たしており、以下の2つで構成されている。髄核(中央に位置する柔らかいゼリー状の組織)線維輪(線維性の硬い外層)そんな椎間板の『線維輪』に(何らかの理由で)亀裂が生じ、中の『髄核』が飛び出すと、突出部周辺の組織(脊髄や神経根を含む)を圧迫することがある。そして、この様な「線維輪から髄核が飛び出すこと」を『椎間板ヘルニア』と呼ぶ。スポンサーリンク椎間板ヘルニアの分類椎間板ヘルニアの分類は以下の通り。椎間板膨隆(pro...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、頸椎椎間板ヘルニアについて、リハビリ(理学療法)も含めて記載していく。ヘルニアって何だ?脊柱(の第2頸椎以下)における椎体と椎体の間には『椎間板』が挟まっている。この「椎間板」は、中心にゼリー状の髄核があり、その外側を線維の層が何層にも重なった線維輪が取り巻く、弾力性の組織である。そして、この椎間板が背骨に加わる衝撃を吸収するクッションの役目を果たし、脊柱の様々な運動をする際の関節の一つとして働いている。スポンサーリンク椎間板は加齢とともにヘタってくるよ椎間板は体の中でも早く老化が始まるところで、加齢とともに髄核の水分が減って、クッションとしての働きも衰え、線維輪も亀裂が生じてく...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、変形性頸椎症(頸髄症・神経根症)についての概要を記載するとともに、変形性頸椎症の中でも「神経根症」にフォーカスを当て、評価・治療に関するエビデンスをまとめていく。スポンサーリンク変形性頸椎症とは変形性頸椎症とは、椎間板や椎骨、靭帯など、背骨全体の加齢変化によって起きてくる病気である。50代以上の中高年者に多いと言うのが特徴で、逆に言えば若年者で変形性頸椎症と診断されるのは稀ということになる。変形性頸椎症は、「症状」や「画像所見」によって以下の3つに分類される。(単なる)頸椎症:神経症状を伴っていない変形性頸椎症。局所の「頸部痛」を引き起こすが、関連痛として「肩凝り」「背部痛」「頭...

  • 疾患 - 運動器疾患 - 色々な手術療法

    この記事では、腱鞘炎として有名な『ドゥケルバン病(DeQuerveindisease)』と『ばね指』を解説していく。腱鞘って何だ?『腱鞘(けんしょう)』とは以下を指す。腱を包んでいる鞘(さや)のことでもって腱鞘には滑液という油の様なものがあり、腱を滑りやすくしている。腱は要所要所のポイントで、この腱鞘を通り抜け、抵抗なく効率よく滑走し、指の屈伸が行われる。これは、あたかも「列車(腱)がトンネル内(腱鞘)をトラブルなく通過していく」のに似ている。そして(狭窄症性)腱鞘炎とは、何らかの原因で腱鞘が炎症を起こし、健が腱鞘内をスムーズに通過できなくなった状態をいう。すなわち、列車(腱)の通過が悪くなっ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、発育性股関節脱臼(先天性股関節脱臼)について、原因・症状・予防法・治療法など解説していく。発育性股関節脱臼(先天性股関節脱臼)とは発育性股関節脱臼とは以下を指す。発育性股関節脱臼(developmentdislocationofthehip;DDH)とは:特別な外傷や炎症がなく、生下時に大腿骨頭が関節包内で寛骨臼外に脱臼している場合を指す。以前は、『先天性股関節脱臼』といわれていたが、最近では出生時に脱臼が見られないものがその後に脱臼をきたす事があることから、発育性股関節脱臼という言葉が使用されるようになった。発生率は0.1~0.3%男女比は約1:5~9(圧倒的に女子に多い)二次...

  • 疾患 - 運動器疾患

    COPDに対する運動療法の重要性を解説しています。COPDでは下肢筋力トレーニングの重要性が言われており、この記事を読めば「なぜ(呼吸器にたいしてではなく)下肢の運動が大切か」が何となる分かってもらえると思うので是非♪

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)に対する治療に関しての概要に関してガイドラインを参考にしつつ、呼吸リハビリテーションのエビデンス、運動の重要性も含めて記載していく。スポンサーリンク慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、病名ではなく以下のような慢性の閉塞性喚起障害を共通の病変とした呼吸器疾患群を指す。慢性気管支炎肺気腫・・・・・・・・・・・・・・・などなど。※ちなみに、気管支喘息は閉塞性換気障害に該当するが、慢性閉塞性呼吸器疾患には該当しない。関連記事⇒『換気障害(閉塞性換気障害と拘束性換気障害)を解説』※慢性閉塞性呼吸器疾患と呼ばれることもある。慢性閉...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では頸肩腕症候群(けいけいわんしょうこうぐん)という用語について記載していく。頸肩腕症候群の定義首から肩・腕に痛みや凝りなどの症状がある場合、病院で診察してもらうと「頸肩腕症候群」と診断される場合がある。聞きなれない言葉なので、診断された人は「頸肩腕症候群って何だ?」と思う事だろう。そんな「頸肩腕症候群」は以下のように定義されている。広義の頸肩腕症候群は、首(頸部)から肩・腕・背部などにかけての痛み・異常感覚(しびれ感など)を訴える全ての症例を含む。この中で、他の整形外科的疾患(たとえば変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群など)を除外した、検査などで病因が確定できないものを...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、『上腕二頭筋長頭腱炎』について記載していく。上腕二頭筋長頭腱とは上腕二頭筋は2つの起始をもち、長い方を長頭・短い方を短頭と呼ぶ。でもって、両者とも橈骨粗面・前腕屈筋腱膜に停止するが、起始部は以下の通り異なる。・上腕二頭筋長頭の起始部⇒肩甲骨関節上結節・上方関節唇・上腕二頭筋短頭の起始部⇒肩甲骨烏口突起スポンサーリンク上腕二頭筋長頭腱の解剖学的区上腕二頭筋腱長頭は以下の3つに区分される。①関節内部分(滑膜被膜部)②結節間溝部分(滑膜被膜部)③関節外部分(滑膜非被膜部)関節内部分:上腕二頭筋長頭は、肩甲骨の関節上結節・上方関節唇より始まり、関節内部分は腱板疎部と烏口上腕靭帯の下をくぐ...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、肩関節の『腱板損傷(rotatorcuffinjury)』・『腱板断裂(rotatorcufftear)』について記載していく。肩関節の腱板損傷とは腱板損傷とは、文字通り肩関節の回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の腱性部)の損傷を指す。ただし、一般的には上記4筋の中でも、『棘上筋』の損傷を指すことが多い。腱板筋群は回旋筋としての働きをもつ以外に、上腕骨頭を臼蓋に引きつける求心作用をもち、肩関節の安定化に作用している。しかしいずれも小さな筋であり、肩に激しい運動がくり返し加わる場合、疲労や損傷を招きやすい。いったん腱板に損傷が生じると、骨頭と臼蓋との安定化作用が破綻し、肩...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では変形肘関節症について記載している。変形性肘関節症とは変形性肘関節症(osteoarthritisoftheelbow)とは、関節軟骨の老化や磨耗によつて起こる軟骨と骨の進行性の変性疾患である。「変形性関節症」と聞くと「変形性股関節症」や「変形性膝関節症」を連想してしまいがちである。確かに、人間は二足歩行なため、股関節・膝関節(+足関節)などの荷重関節(体重がかかる関節)は関節軟骨に負担が加わりやすい。一方で、非荷重関節(体重がかからない関節)である肩関節・肘関節・手関節の中でも、肘関節は変形性関節症を有しやすい関節とされている(荷重関節ほどではないが)。変形性肘関節症の原因・症状・...