カテゴリー:脳卒中片麻痺の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:脳卒中片麻痺

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、脳卒中片麻痺の上肢リハビリでもある『CI療法』について、訓練内容、効果(エビデンス)、適応基準などを解説している。CI療法とはCI療法(constraint-inducedmovementtherapy)とは以下を指す。非麻痺側上肢をスリングなどで制限して、患側の運動を誘導しようとする治療法CI療法は、すでに多くのRCTによりエビデンスも確立し、脳卒中治療ガイドライン(2015年版)にもグレードA(強く行うことが勧められる治療)として記載されている。前述したようにCI療法は、非麻痺側上肢をアームスリングやミトンで拘束して使用を制限する。つまりは、麻痺側上肢の使用を強制すると言い換...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、痙縮の抑制に有用だとされている『ボツリヌス療法(ボツリヌス注射)』に関して、効果や適応疾患・禁忌・副作用などについて、解説している。ボツリヌス菌とはボツリヌス療法とは、ボツリヌス毒素を体内へ注射する治療法の事である。でもって、「ボツリヌス菌」に関して理学療法学事典では以下の記載がある。ボツリヌス菌とは:食中毒(ボツリヌス中毒)を起こす細菌で、腸詰菌とも呼ばれる。免疫学的にA~Gの7型があり、いずれも強力な神経毒素を生成するが、易熱性で加熱(80℃、20分間)で失活する。ヒトのボツリヌス中毒例ではA・B・E・F型が記録されている。でもって、「ボツリヌス菌が生成するタンパク質」が『ボ...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺 - 歩行のリハビリ

    この記事では、歩行の基礎知識として重要な『セントラルパターンジェネレーター(CPG:CentralPatternGenerator)』について記載していく。CPG(セントラルパターンジェネレーター)とはCPG(セントラルパターンジェネレーター)とは、日本語で『中枢パターン発生器』とも訳され以下を指す。感覚入力や高位中枢からの神経指令なしに周期的な運動パターンを生成する神経回路網自動的にリズミカルな協調的動作を発生されるニューロン群やニューロン回路中枢神経系の中でも下位の階層(脳幹・脊髄)に歩行の基本的リズムを発現する神経回路が存在し、運動出力を生成あるいは修正するようなメカニズムを兼ね備えてお...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺 - 歩行のリハビリ

    この記事では、歩行におけるリハビリ(理学療法・作業療法)の基礎知識として知っておきたい『ロッカー機能(ロッカーファンクション)』について記載していく。ロッカー機能は中枢ジェネレーター(CPG)を賦活する上でも非常に重要なので、ぜひ観覧してみてほしい。スポンサーリンク歩行に必要な『ロッカー機能(ロッカーファンクション)』とは?ロッカー機能(ロッカーファンクション)とは、「歩行の立脚期」に起こる以下の3つを指す。・ヒールロッカー(HeelRocker)・アンクルロッカー(AnkleRocker)・フォアフットロッカー(ForefootRocker)でもって、これらロッカー機能によって、立脚期の身体...

  • 症状 - 認知症 - 症状 - 高次脳機能障害 - 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、脳卒中の『高次脳機能障害』についてのまとめ記事となる。高次脳機能とは脳の機能は以下の3層構造をしている。大脳新皮質(記憶や理解などの認知機能や、理性のコントロール)大脳辺縁系(感情や食欲・性欲などの本能をコントロール)脳幹(呼吸や循環、心臓の動きなど、生命維持に必要な機能をコントロール)そして、『大脳新皮質』が司る認知機能や理性のコントロールといった機能「高次」の脳機能、すなわち「高次脳機能」と呼ぶことがある。高次脳機能障害とは「高次脳機能障害」という用語は医学的な定義づけが存在しない。でもって、理学療法学事典には以下の様に記載されている。高次脳機能障害とは:脳血管障害や交通事故...

  • まとめ一覧シリーズ - 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事は脳卒中(片麻痺)の特徴・予防・評価・治療(リハビリ/理学療法/作業療法)のまとめ記事である。興味のある項目があれば、リンク先でさらに詳しい情報に触れてもらいたい。脳卒中とは脳卒中は、脳内の血流が急激に途絶え、脳の神経細胞がダメージを受ける病気である。脳卒中は大きく以下の2つに大別される。・脳の血管がつまる(=脳梗塞)・脳の血管が破れて出血する(=脳出血・くも膜下出血)更に、脳梗塞は以下の3つに細分類される。・アテローム血栓性脳梗塞・心原性脳梗塞・ラクナ梗塞でもって、これらをイラストにまとめたものが以下になる。(画像引用:パンフレット理学療法ハンドブック健康寿命)※ちなみに、上記の『一...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では「脳卒中に合併しやすい症状」としてイメージされやすい『肩手症候群』について記載していく。ちなみに肩手症候群は、複合性局所疼痛症候群(CRPS)に含まれる。※肩手症候群はCRPStypeⅠに該当する。CRPSに関して深堀した記事は、この記事の最後にリンクを貼っておくので、こちらも合わせて観覧すると理解が深まると思う。スポンサーリンク 肩手症候群とは肩手症候群とは以下を指す肩の痛み、運動制限、同側の手の痛み、腫脹血管運動性変化(皮膚温・色の変化、発汗異常など)、皮間の栄養障害(角質化や肥厚,脱毛など)、拘縮を認め、肩や手の骨萎縮を呈する症候群肩手症候群はRSDに含まれ、RSDはCRPS...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺 - 評価 - リハビリ評価ツール

    この記事では、脳卒中の運動障害を含む機能障害の総合的評価法として開発された脳卒中機能評価法である『SIAS(StrokeImpairmentAssessmentSet)』について記載していく。SIAS(脳卒中機能評価法)とは脳卒中機能評価法であるSIAS(StrokeImpairmentAssessmentSet)は「脳卒中の機能障害を定量化するための総合評価セット」であり、1989年に千野らによって開発された。従来の脳卒中片麻痺の機能評価は運動機能が中心であったが、脳卒中による障害は運動機能のみならず高次脳機能など多面的なものであり、それらを総合して評価することを目標にSIASは作られている...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、(理学療法士・作業療法士に馴染み深い一方で、最近ではあまり使用されなくなった用語ではある)『ファシリテーションテクニック』について記載していく。後半は、ファシリテーションテクニックのエビデンス(科学的根拠)について、主にボバース法(ボバース概念・ボバースコンセプト・ボバースアプローチ)のエビデンスにフォーカスを当てた解説もしているので、興味がある方は参考にしてみてほしい。スポンサーリンクファシリテーションテクニック(神経生理学的アプローチ)とは?ファシリテーション・テクニック(facilitationtechnique)とは、どういったテクニックを指すのだろうか?そんなファシリテ...

  • 症状 - 高次脳機能障害 - 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では脳卒中によって生じる『高次脳機能障害』の一つである『失語症(aphasia)』について種類や分類法を含めて記載している。 失語症とは失語症とは以下のように定義されている。脳損傷に由来する言語の喪失または障害ここでいう言語には聞く・読む・話す・書くことが含まれるが、構音器官の麻痺や失調で話すことだけが不明瞭になったものは『構音障害』と呼ばれ、失語とは区別される。ちなみに、『書籍:理学療法学事典』には以下の様な記載がある。失語症とは:大脳半球に限局された器質的病変により、いったん獲得した正常な言語機能が障害された状態。末梢神経および筋障害、聴力障害、知能・意識低下を認めず、言語表象の理...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、脳卒中後疼痛(poststrokepain)として、視床痛にフォーカスした記事になる。脳卒中後疼痛は視床痛以外にもWallenberg症候群(延髄外側と小脳下部の梗塞)が該当する。一方で、脳卒中発症後に起こりやすい肩関節周囲炎や肩手症候群は含まない。※肩手症候群に関しては『肩手症候群とは?|脳卒中片麻痺シリーズ』を参照してみてほしい。スポンサーリンク視床とはまずは脳の一部である『視床(thalamus)』について記載していく。視床とは以下を指す。第3脳室の側壁で卵円形の灰白質である神経核の複合体※間脳の上部を占めている視床は、表在感覚および深部感覚の第一次または第二次中枢である。...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺 - リハビリ(理学・作業療法)用語解説

    この記事では、『共同運動』と『連合反応』について記載していく。また、記事の最後では共同運動・連合反応をイメージしやすい肢位として『ウェルニッケマン肢位』もイラスト一緒に紹介していく。共同運動とは一般的に言われる『共同運動』は「2つ以上から組み合される作用が、個々のときよりも大きくなる過程」を指し、「相乗作用」とも言われる。一方で、1つの筋を動かそうとするとき、筋は集団(筋群)としてパターン化した運動が起こることがあり、これも『共同運動(synergy)』と呼ぶ。でもってリハビリテーション医学においては、中枢神経性麻痺によって生じた陽性徴候の一つとして(後者の意味で)『共同運動』が用いられる。共...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    この記事では、脳卒中片マヒ患者の「床からの立ち上がり」と「床への着座」について一例を記載していく。これらの立ち上がり・着座は畳などでの和式生活を送っている場合に重要となる。また、立ち上がりに関しては、転倒した際に自力で起き上がれるために重要となる。脳卒中片マヒ患者の「床からの立ち上がり」動作脳卒中片麻痺患者(右片麻痺)の「床からの立ち上がり動作」は以下の通り(あくまで一例)。外側に左手をつく。また、左下肢を屈曲(胡坐をかくようなイメージ)させる。右臀部を挙上して、左手・左膝・右足部の3点支持で上記の肢位を保持する。前述した肢位(左膝を立てた状態)から、左足関節を背屈させることで左足部を床へ荷重...