この記事では、私たちが一般的に用いている「ストレス」という用語について、もう少し厳密な定義として「ストレッサー(ストレス刺激)」と「ストレス(ストレス反応)」に分類して、理解を深めていこうと思う。スト ...
以前投稿した「セリエが提唱するストレスの各期」は、私たち人間も含んだ動物全般に生じるストレス反応に関して理にかなっており、現在でも用いられている考えです。しかし、実際に私たちに出現するストレス反応はも ...
原始時代に自分の脅威となる存在と対峙した際、闘争・逃走反応のきわめて重要な原理は、資源を将来に備えるのではなく、当座の要求のために投入することだ。「今すぐ動け!理由は後で!」というわけだ。アドレナリン ...
セリエのショック相の例としてはライオンやクマに遭遇した際のフリーズ状態をイメージすると分かり易い。ただ、これは我々の日常においては非現実的なシチュエーションだ。私たちの日常では、大勢の前でスピーチをす ...
人間が他の動物と違うのは、目の前に危険がせまっていなくてもストレス反応が起きるところだ。人間は危険を予測し、記憶し、概念化する。そして、この能力が私たちの生活を複雑にしている。神経学者のブルース・マキ ...
生き延びたいという原始的な欲求が引き起こす体のストレス反応は、進化のたまものであり、それがなければ私たちは今ここにいない。その反応は原因によって軽いものから重いものまで様々だ。過剰なストレスは「闘争・ ...
闘争・逃走反応は体内のきわめて強力なホルモンと脳の神経化学物質をいくつも働かせる。脳の非常ボタンである扁桃体は、体の自然な均衡を崩しかねない危険信号を感知すると、連鎖反応を作動させる。肉食獣に襲われる ...
副腎髄質からは「戦うホルモン」として有名な『アドレナリン』が生産・分泌され、血圧や血糖の上昇に関与する。ちなみに副腎の英語名はアドレナル・グランド(AdrenalGland)であり、アドレナリンの分泌 ...
視床下部、下垂体、副腎の間でフィードバックのある相互作用を行い制御している神経内分泌系のことを『視床下部(Hypothalamic)-下垂体(Pituitary)-副腎(Adrenal)系』あるいは、 ...
副腎から分泌されるホルモンの中で、副腎皮質で生産・分泌されるのが『ステロイド(副腎皮質)ホルモン』である。その中で特に重要なホルモンは『糖質コルチコイド(グルココルチコイド)』と呼ばれ、副腎皮質の束状 ...
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カテゴリー:ストレス