リハビリ/理療法/作業療法

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

最新記事
  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では『肩関節脱臼(+反復性肩関節脱臼)』について記載していく。肩関節は脱臼しやすいよ肩関節(肩甲上腕関節)は脱臼を容易に起こしやすい関節の一つである。※これは、他の関節に比べ自由度が高く、関節を構成する肩甲骨関節窩と上腕骨頭の接触面積が少ないためと考えられている。肩関節脱臼は若年者ではスポーツ活動中に、高齢者では転倒によって、また、片麻痺の患者さんにおいては軽微な外力によって発生する。また、肩関節は一度脱臼をすると、反復性に脱臼を繰り返す例が少なくない。でもって、頻回の脱臼は関節の不安定性を更に高める。スポンサーリンク肩関節脱臼のタイプ脱臼のタイプとしては以下の2つがある。・前方脱臼・...

  • 症状 - 痛みについて - 痛みと認知・情動

    別記事『負の情動は生きていく上で必須だが、慢性的な痛みにも関与してしまう』では、「慢性痛になってくると、痛みが感覚という側面よりも、情動という側面に支配されてしまうケースもあり得る」ということを紹介した。また、極論として「痛みの原因が治癒した後も、不快などの情動が残存してしまっていることで辛く感じてしまっている」こともあり得るのではということも付け加えた。そして、今回は前回の内容を補足する記事となる。スポンサーリンク感覚刺激は情動も伴った上で認知される痛み感覚は、その他の様々な情報(記憶や情動やなど)と統合されて認知されるため、認知される上で様々な修飾が生じる。そして、感覚が客観的な側面のみな...

  • 症状 - 痛みについて - 痛みと認知・情動

    別記事『痛みは生きていくうえで必須なものである』では、「先天性無痛症は一次侵害受容ニューロン自体が存在しないため、痛みを全く感じることが出来ないとい」というエピソードを紹介した。そして、上記の記事では先天性無症を有した人たちは、痛みを感じないからこそ多くのけがや事故に見舞われる可能性も述べてみた。しかし一方で、痛みを感じることができるにもかかわらず、「脳のある部位」が欠損してしまっている場合も、多くの怪我や事故につながってしまうことが分かっている。そして、この「脳のある部分」とは『扁桃体』を指す。扁桃体は大脳辺縁系の一部であり、様々な情動喚起のプロセスとして関与する。また、扁桃体は情動の中でも...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、『胸鎖関節脱臼(dislocationofthesternoclavicularjoint)』について解説している。胸鎖関節脱臼の概念と診断胸鎖関節脱臼の概念:前方脱臼と後方脱臼に大きく分けることができるが、大部分(95%)は前方脱臼である。胸鎖関節脱臼の診断:症状としては局所の疼痛・腫脹・運動制限がみられる。後方脱臼では時に食道、気管、鎖骨下動静脈、腕神経叢などの圧迫・損傷、肺損傷、反回神経麻痺などをきたすことがある。胸鎖関節脱臼の治療徒手整復後固定するが、前方脱臼では亜脱臼位を残しがちである(しかし機能障害は少ないと言われている)。後方脱臼では徒手整復が困難な場合もあり、観血...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事では、『肩鎖関節脱臼(dislocationoftheacromioclavicularjoint)』について記載している。肩鎖関節脱臼の概要と診断肩鎖関節脱臼の概要:全脱臼の4-8%を占め、上方脱臼、下方脱臼、後方脱臼などがあるが、上方脱臼が最も多い。転倒などにより肩峰を外上方より打つことによって生ずることが多く、肩峰鎖骨靭帯や烏口鎖骨靭帯の断裂を伴う。肩鎖関節脱臼の診断:症状として鎖骨外側端が上方に突出し、階段状の変形がみられる。同部に圧痛・腫脹があり、上肢の挙上制限がある。診断にはX線撮影が有用である。肩鎖関節脱臼の治療鎖骨外側端を圧迫すれば整復は容易であるが、固定保持が困難であ...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    皮膚の小さな部位が切れたり、やけどしたりして傷つくと、下記のような反応が僅かな時間差とともに生じる。①発赤:損傷部位とその周辺の血管が強く拡張して皮膚が赤くなる②腫脹:損傷部位とその周辺が腫れる③フレア:「損傷部とその周辺」よりさらに広い部位まで(軽度の血管拡張が起こり)赤くなる※①②に関しては局所の血管拡張、血漿成分の滲出によって生じ、その発生には炎症メディエーターが関与している。※③に関しては、軸索反射や後根反射などの逆行性伝導によって損傷部位周囲の細動脈の拡張と透過性の亢進によって生じる。※中心部から広がる①~③の反応はトーマス・ルイスが1924年に発見したことから『ルイスの三重反応』と...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事は、上腕骨顆上骨折について記載している。上腕骨顆上骨折(Supracondylarfracture)とは上腕骨顆上骨折は、上腕骨遠位端骨折の一つに分類され、詳しい分類は以下の記事も参照してみてほしい。⇒『上腕骨遠位端骨折をまとめて解説』上腕骨顆上骨折の原因上腕骨外側骨折は、小児(5~10歳)の肘の外傷(ケガ)の中ではよく見受けられる骨折の一つである。子供が転倒や転落にて肘を痛がり来院すると、まず上腕骨顆上骨折と肘内症を思い浮かべる。大半が滑り台・鉄棒・ブランコ・跳び箱などをしていて、転んだ際に肘関節を伸展して手をついて転倒した時に受傷される『伸展型骨折』である。スポンサーリンク上腕骨顆...

  • 疾患 - 運動器疾患

    この記事は、上腕骨遠位端骨折について記載している。上腕骨遠位端骨折とは?上腕骨遠位端骨折は、文字通り「上腕骨の遠位端に生じた骨折」を指す。でもって、一概に「上腕骨の遠位端に生じた骨折」といっても様々なパターンがあり、以下の様にいくつかの分類があります。骨折が関節面にまで及ぶ場合(=関節内骨折)骨折が関節面にまで及ばない場合(=関節外骨折)骨折が関節面にまで及ぶ場合(=関節内骨折):関節内骨折は、T字型やY字型の顆間骨折(両側の縦構造に及ぶ)とともに、内・外顆骨折(一側の縦構造にとどまる)も含む。関節面は互いに開いてしまうが、単顆骨折では一側の縦構造は骨幹部とつながっている。両顆骨折では両側の縦...

  • 疾患 - 脳卒中片麻痺

    脳梗塞は早期に発見できれば、命を落とすことなく、後遺症も最小限に抑えることが可能になってきている。なので、どのような症状や前触れが現れるのかを知っておき、見逃さないことが大切だ。脳梗塞の症状は多種多様脳梗塞が発症した際の症状は以下の様に多様である。言語障害(言葉や文字が理解できない、話せない)肩だの片側の麻痺・痺れ意識が朦朧とする体がふらつく視覚の異常(視野狭窄)失認(物を認識できない)失行(物の使い方が分からなくなる)・・・などなど。ただし、これらは、こう梗塞以外の病気で現れるものもあるため、症状だけで素人が「脳梗塞が発症したかどうか」を判断するのは難しかったりする。ただし、脳梗塞では共通し...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    侵害刺激は視床を経由して、一次体性感覚野と帯状回に送られる。一次体性感覚野は二次体性感覚野に情報を伝達し痛みの感覚を発生させる。一方、二次体性感覚野は島皮質に情報を伝達し、帯状回と島皮質が関係することで痛みの情動を発生させる(不快)。この情報が前頭前野に送られ、情報伝達が繰り返される(長期増強)ことで長期的情動要素、すなわち痛みの記憶(固定化)がなされる。

  • 症状 - 痛みについて - 痛みと認知・情動

    前頭前野は報酬-嫌悪回路の一部をなし、この回路は痛み刺激に反応し、興奮・抑制することで痛みの感じ方に影響を与える。慢性痛が抑うつや認知障害を伴うことが多いのは、この回路の機能障害が関与していると言われており、慢性痛患者では前頭前野の活動低下(急性痛では活性化)とともに扁桃体や島皮質の過活動がみられる。鎮痛は報酬で、持続する痛みは嫌悪であり、この回路のバランスが崩れ混乱が生じることで、痛みの評価や予測、自己評価などの認知機能の障害に至り、意思決定や積極的な行動に障害をきたすことになる。慢性痛患者の前頭前野や視床で灰白質の減少、つまり脳委縮がみられることが報告されており、そのような機能的・器質的変...

  • 未分類

    あなたは、ストレスを抱えた際に、どのように対処しているだろうか?友人に話を聞いてもらう?体を動かす?ショッピング?ヤケ酒?しかし、様々存在するストレス解消法にも「良い解消法」と「悪い解消法」が存在し、できれば「良い解消法」を選びたいものだ。人によって、ストレス方法は様々だ。今回はそんな「ストレス解消法」について記載していく。「その場しのぎ」でストレスから逃げず、原因に向き合うストレスがたまると、「やけ食い」「やけ酒」「衝動買い」などの行動に走りがちだ。確かにこれらの行動によって、そのときはすっきりした気分になり、一時的につらさを忘れることができるかもしれない。しかし、このストレス解消法は「その...

  • お金のこと - 副業 - 株式投資で副業!

    この記事では、株式投資の売買タイミングとして知っておいて損はない『アノマリー』について記載していきます。アノマリーとは?アノマリーとは以下のを指します。株式市場に現れる周期性や季節性もっとかみ砕くと「何月には株価の平均が上がり易くて、何月には下がり易い」といった株式市場にあらわれる癖のことを指します。インターネットで「アノマリー」と検索すると、様々なアノマリーが調べられるので、興味のある人はチェックしてみてください。ただし、アノマリーは現代投資理論では説明できないため、必ず当たるというわけではありません。例えば「5月天井説(春は株高になり易いが、5月が天井でそれ以降は下落してしまう可能性が高い...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    この記事では、先天性無痛症を例にして、「痛み感覚」の重要性について記載していく。先天性無痛症『先天性無痛症』という痛みを全く感じることが出来ない病気がある。一次侵害受容ニューロンの発生・分化には神経成長因子(NGF)が関与しているが、この病気ではNGF受容体のTrkA遺伝子に変異があることが解明されている(その他に、ナトリウムイオンチャネルの変異や神経成長因子の変異による先天性無痛症も報告されている)。胎生期に末梢組織がNGFを放出しても、TrkA遺伝子に変異があるために、侵害受容線維は存続できず、痛みを感じることが出来ない。また、痛みのない世界にいるため侵害刺激による屈曲反射がおこらないだけ...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    末梢神経には末梢から中枢へと感覚の情報を送る感覚神経だけでなく、中枢から末梢へと指令を送る運動神経も含まれる。身体の各部ではこれらの両方が一緒に走行しているが、脊髄付近で経路が分かれており、感覚神経は背側から入り、運動神経は腹側から出ている。そして、背側で神経がまとまっている部分を後根(腹側で神経がまとまっている部分を前根)と呼び、後根が脊髄に入る前にあるふくらみを後根神経節(DRG:dorsalrootganglion)と呼ぶ。つまり、DRGは痛みや触覚情報を伝える一次求心性神経の細胞体が集まっている場所と言える。DRGは末梢側と脊髄側の両方に軸索線維が伸びており、侵害受容器で発生した活動電...

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    脊髄神経節とは末梢神経の走行中に認められる神経細胞体の膨大部で、種々の大きさと形状を呈する。神経節は構成する細胞体の種類によって下記の2種に大別される。①感覚神経節:感覚神経の神経細胞体の集合したもの。・後根神経節・三叉神経節・・・・・など②自律神経節:自律神経の神経細胞体の集合したもの。・交感神経節(上・中・下頚神経節、腹腔神経節など)・副交感神経節(網様体神経節・耳神経節など)※神経節が「中枢神経以外の末梢部において神経細胞の集合体」なのに対し、「中枢神経組織内部に存在するこれらの集合体」は、『核』または『神経核』と呼ばれる。

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    アンモニアの水素原子を炭化水素で置換した化学物質の総称を『アミン』という。その中で生体の特定の生理的調整機構に対して作用する物質を『生理活性アミン』と呼ぶ。セロトニン、ヒスタミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、GABAなどが該当する。

  • 症状 - 痛みについて - 疼痛・鎮痛

    炎症に関与する細胞には血液細胞と組織間葉系細胞がある。血液細胞の主役は白血球で、これには好中球・好酸球・好塩基球・肥満細胞・リンパ球・単球・マクロファージなどが含まれ、これらを総称して炎症細胞という。※ちなみに組織間葉細胞とは組織中に存在する中胚葉由来の細胞で、骨細胞・軟骨細胞・心筋細胞・血管内皮細胞・線維芽細胞・脂肪細胞などがあり、これらの中でも血管内皮細胞・線維芽細胞・脂肪細胞は炎症に関与している。

  • 高齢者 - 嚥下・誤嚥

    訪問リハビリや通所サービス(デイケア・デイサービス)で重要となってくる嚥下に対する基礎知識を、動画も交えながら記載していく。摂食・嚥下の5期摂食・嚥下の動作には5段階あり、これを『摂食・嚥下の5期』と呼ぶ。先行期食べ物を認識し、口に運ぶ。口に運ぶための適切な形状にし、手やスプーンなどを使って食べ物を口に運び、口唇、前歯を使って食べものを取り込む。準備期食べ物を咀嚼し、食塊を形成する口腔期食塊を咽頭へ送る。咽頭期嚥下反射が起こり、食塊は食道に運ばれる。先行期・準備期・口腔期と異なり、自分でコントロールできない不随意運動となる食道期食塊が胃に運ばれる。摂食・嚥下の5期に必要な機能先行期に必要な機能...

  • お金のこと - 経済学

    政府は2015年7月17日、2020年の東京五輪・パラリンピック主会場となる新国立競技場の建設計画をゼロベースで見直すことをようやく発表した。国立競技場の問題は、関係者たちが責任のなすりあいを行ったり、総工費が2520億円という当初の見積もりとは全く異なる費用にまで膨れ上がっていたことが話題になっていた。この点に関しては国民の多くが非難しており、与党議員の中からまで反対論が噴出していたにもかかわらず、ここまで見直しに時間がかかってしまった理由はなんだったのだろうか?国際公約に掲げたから撤回できないというプライド、白紙に戻してしまったらオリンピックまでに納期が間に合わない、などなど言われていた。...