リハビリ/理療法/作業療法

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

最新記事
  • モノアミン神経

    セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸を原料として作られており、トリプトファンは一般的な食材にも含まれている成分である。この記事ではセロトニンを増やす手段として、「食事」「トリプトファン」にフォーカスを当てて記載していく。はじめに慢性疼痛患者の前頭前野は萎縮していることがあり、それにより意思決定能力が低下する可能性が指摘されているが、こうした前頭前野の機能不全にもセロトニンを含めた神経伝達物質の影響が考えられる。このセロトニンの合成には血液のトリプトファン(tryptophan:アミノ酸の一種でセロトニン・メラトニンなどの前駆体として重要な成分)が関わり、それは飲食によって摂取が可能とさ...

  • モノアミン神経

    この記事では、セロトニンと日光の因果関係について記載していく。光がセロトニン神経を活性化日光が不足すると心身に不調が現れるというメカニズムにとって重要とされているのがセロトニン神経である。光が私たちの眼の網膜に入ることで、視神経を介して、その信号が大脳の後頭葉に送られ、それが映像として認識され、私たちは物を見ることができる。ただし網膜に入った光の刺激は別の場所、すなわちセロトニン神経にもえいきょうを及ぼす。セロトニン神経は脳の中で、脳内物質であるセロトニンを使って情報のやり取りをしているが、セロトニンの量が少ないと、当然伝達できる情報量も少なくなり、心身に様々な不調が現れるといった弊害を及ぼす...

  • モノアミン神経

    この記事ではモノアミン神経の一つである「ノルアドレナリン神経」と、そこから分泌される神経伝達物質であるノルアドレナリンについて記載していく。ノルアドレナリンとはノルアドレナリンはドーパミンと同様に興奮物質である。関連記事⇒『ドーパミンは脳を興奮させる物質だ!』ただしドーパミンとは異なり、戦闘的だったり、怒りに関係するものと考えられている。例えば私たちがイライラしたり、怒りを覚えたりする時にはノルアドレナリンが大量に作られている可能性がある。あるいは、ノルアドレナリンは脳内のアラームシステムとして、内外環境からの突発的で不快な刺激を監視し、「覚醒・注意などの緊張状態」や「不安や恐怖等の情動性スト...

  • モノアミン神経

    この記事ではモノアミン神経の一つである「ドーパミン神経」と、そこから分泌される神経伝達物質であるドーパミンについて記載していく。ドーパミンとはドーパミンは、脳を興奮させる興奮物質の一つである。興奮物質とは、神経細胞を刺激し、興奮させることで必要な働きをさせる化学物質のことを指す。ドーパミンによって起こる興奮は一般的に、快感に作用することで知られている。従って、よく興奮状態にある人が「アドレナリンが出ている」と表現することがあるが、その興奮が気持の良さも伴っているのだとすれば「ドーパミンが出ている」という表現の方が適しているのかもしれない。※ちなみに、ドーパミンは脳内でノルアドレナリンにも変化す...

  • モノアミン神経

    この記事では、うつ病や不定愁訴、疼痛とも因果関係のあるセロトニンを増やすトレーニング方法(セロトニントレーニング)に関して記載していく。セロトニンは薬剤でも増やせるが・・・セロトニンは薬剤によっても増やすことができる。関連記事⇒『慢性痛に対する抗うつ薬の活用』ただし、薬剤には当然ながら副作用も存在する。従って、重篤なうつ病などな特別な状態を除き、薬剤やサプリメントに極力頼らず、自然なトレーニングで脳内のセロトニン分泌を促進させた方が良いということになり、その分泌を自身で促進させるための方法が「セロトニントレーニング」である。スポンサーリンク重要なのはリズム運動セロトニントレーニングとして採用で...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    生物医学的思考モデルとは、病気に関して、「特定の原因」や「予測可能な疾病経過」と「適切な療法」を前提とした思考モデルである。このモデルは、例えば外傷学や感染病において今日でも有効である。一方、いくつかの疾病、特に慢性疾患においては不十分であると証明された。例えば、変形性関節症や椎間板ヘルニアのような構造変化は、疼痛を解明しないことが多い。そして、これらの構造変化は疼痛が生じていなくとも存在していることがあり、逆に構造的変化が存在していなくとも疼痛が生じていることもある。これらの事実から、生物医学的思考モデルを補完するものとして、1970年代に生物心理社会的思考モデルが導入された。生物心理社会的...

  • 健康増進・予防

    あなたの飲酒の対するイメージは良いだろうか?それとも悪いだろうか?今回は、飲酒に関するメリットデメリットを記載していく。飲酒のメリット最初に結論を言ってしまうと、お酒は適量であれば身体に好影響を与えてくれる可能性もある。特に心臓などの循環器系にとっては、適量のお酒は末梢血管を広げて血流を良くしてくれるので、プラスに働くこともある。また、ストレス発散やリラックス効果も期待できる。お酒の適量は体質によっても違うため一概には言えないが、ビールなら中瓶一本、ウィスキーならダブルで1杯、日本酒なら1合までと言われている。スポンサーリンク飲酒のデメリット飲酒のメリットを前述したが、(当然のことながら)飲み...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン - 症状 - 身体における様々な症状

    この記事では、『てんかん(epilepsy)』と『痙攣(convulsion)』について解説していく。この記事によって、てんかんと痙攣(けいれん)の違いも何となく理解してもらえると思う。「てんかん」とは?『てんかん(epilepsy)』のとは以下を指す(WHOの定義)。「過剰な大脳ニューロン発射に由来する反復性発作を主徴とする慢性の脳疾患で、種々の誘因による」つまり「てんかんは脳疾患の一つ」である。※ただし、脳腫瘍などの明らかな基礎疾患に基づく発作は除く。スポンサーリンクてんかんの分類てんかんの分類方法は様々存在するが、ここでは以下の3つにてんかん発作を大別したものを紹介する。①部分発作(部分...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では意識障害の一つである『失神(syncope)』について記載していく。失神とは失神とは以下を指す。『突発的、発作的に起こる、脳虚血に基づく一過性の意識障害。』つまり、様々に存在する意識障害の一つに該当する。失神は脳そのものの器質的障害ではないため、脳血流の改善とともに意識が速やかに回復する(あくまで一過性の意識障害)。失神の持続時間は数秒から数分の事が多い。スポンサーリンク失神の原因失神の原因は以下の通り。1.心血管性A)反射性a)血管迷走神経性(vasovagal)b)situationalc)起立性低血圧d)頸動脈洞性e)迷走神経反射性B)心原性a)器質的心疾患によるb)不整脈性...

  • 理学・作業療法士協会メリット・デメリット

    この記事ではリハビリテーションに関する詳細を記載していく。リハビリテーションの定義定義:①失ったもの(階級・特権・財産・名誉)を回復すること②良好な状態に帰すること③治療や運動によって身体的・精神的に健康な状態に回復することWHO(世界保健機関)のリハビリテーションの定義:「リハビリテーションは障害(能力低下や社会的不利)及びそれらがもたらす状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。さらにリハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うだけでなく、障害者の社会的統合を促すために全体としての環境や社会に手を加えることも目的とする。そして、障害者自身、家族...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では意識障害の一つであり、高齢者に起こりやすい症状としてもなじみ深い『せん妄』について記載していく。せん妄とはせん妄に関して、『理学療法学事典』には以下の様に記載されている。せん妄とは:意識変容障害の一種。軽~中等度の意識混濁に、錯覚、幻覚、妄想などが加わり、精神運動興奮・不安・恐怖などを感じる。高齢者に多く、脳疾患、薬物、中毒、代謝性障害などが原因である。ちなみに、『意識変容』に関しての記述は以下の通り。意識変容とは:意識障害の一つで精神疾患に似た様態を示す。中枢神経障害や全身障害(代謝・内分泌異常、薬物・アルコール依存、循環不全、感染症)などを原因とし、せん妄、もうろう状態、夢幻状...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では、世界標準な意識障害の評価スケールである『グラスゴーコーマスケール(GCS:GlasgowComaScale)』について記載していく。グラスゴーコーマスケールとは意識障害の評価分類スケールはいくつか開発されているが、その中でも一般の臨床では以下の2つが普及している。・グラスゴーコーマスケール(GCS:GlasgowComaScale)・ジャパンコーマスケール(JCS:JapanComaScale)ジャパンコーマスケールが「日本でのみ普及している」のに対して、グラスゴーコーマスケールは「国際的に普及している」という点が異なる。グラスゴーコーマスケールの採点基準グラスゴーコーマスケール...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では、意識障害の意味や原因についてまとめている。また、意識障害の評価法として一般的・なおかつ簡便なジャパンコーマスケール(通称3-3-9度方式)も掲載していく。意識障害とは『意識(consciousness)』という言莱は医学だけでなく様々な分野(哲学・心理学など)で定義されている。そんな中で、医学における『意識』とは「覚醒状態」を指す。※正常な覚醒状態では、人は注意を払い、対象を認知し、刺激を受け止め、適切な反応を起こす。でもって、『意識障害』とは、「覚醒状態に異常をきたした状態」ということになる。意識障害は、(心因性の原因を除いて)以下のいずれか、あるいは両方の合併によって起こると...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では、バイタルサインの一つである『血圧(bloodpressure)』について解説していく。後半には、オススメな血圧計(+α)も紹介しているので、ぜひ観覧して楽しんでほしい。血圧とは血圧とは、心臓のポンプ作用で押し出された血液が血管を押す圧力のことである。従って、心臓が血液を送り出す力、量、血管の詰まり具合などによって決まってくる。末梢の結果にたくさん血がいっているときが収縮期血圧で、血管に力が一番加わっている状態と言える。反対に心臓が拡張し、末梢の血管にあまり値がいっていない時が拡張期血圧で、血管には力があまりかかっていない状態と言える。スポンサーリンク血圧の種類血圧には以下の2つが...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    神経系の評価には特別なものはないが、強いて言うなら『神経ダイナミックテスト』というものがある。その中で、例えばスランプテストというのは、メイトランドが腰部の評価の一部として考え出したテストである。スランプとは背中を丸めるというような意味で、腰部の評価の一部として開発されたもので当時は神経に特化した評価という訳では無かったが、エルビーやバトラーという人が「どうも神経の緊張・刺激に反応しているのではないか」ということで1990年代くらいから神経の評価として用いられるようになった。しかし、これが陽性になったからと言って、神経がやられているかというと、全くの別問題。なぜなら神経ダイナミックテストは正常...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事は、バイタルサインの一つである『呼吸(respiratoryrate)』について解説していく。呼吸とは呼吸は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すガス交換の働きを指す。個人差があるので普段の呼吸数を把握しておく。呼吸器疾患の他に、腎臓、心臓・血管や糖尿病、薬、心的な問題などでも呼吸に変化が見られることがあるため、呼吸数と合わせて病的呼吸や呼吸に関する兆候も覚えておくこと大切となる。スポンサーリンク呼吸数の基準値呼吸数の基準値は以下の通り。呼吸数の正常値:・12~20回/分※呼吸数の正常値は、文献によってまちまち※年齢によっても異なっており、特に乳幼児では回数が多くなる。ちなみに、『書籍:図...

  • リハビリ(理学・作業療法)用語解説

    今回は、訪問リハビリや通所サービス(デイケア・デイサービス)で大切な、在宅酸素療法に関する基礎知識を記載していく。在宅酸素療法とは在宅酸素療法(HomeOxygenTherapy:HOT)とは、酸素欠乏による症状や病態の改善、予後の延長を図るために過程で酸素吸入を行う治療法を指す。在宅酸素療法により、病院などではなく家庭で過ごすことができ、外出や旅行、仕事を続けることもできる。~HTOより~在宅酸素の適用以下の状態で医師が在宅酸素療法を認めた場合に適応となる。安定した病態にある慢性呼吸不全動脈血酸素分圧(動脈血中の酸素量)が55mmhg以下、もしくは60mmhg以下で睡眠時または運動負荷時に低...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    この記事では、神経ダイナミックテストの一つであり神経系モビライゼーションにも応用される「スランプテスト」について記載してく。スランプテストとはスランプテストの特徴スランプテストは、下肢の神経を最大に伸張する手技である。スランプテストの適応神経系に起因する頭部から足部に至る症状スランプテストの意義このテストは、SLRと同様に各関節の肢位を変えて、どの部位で症状が出現するかを鑑別することができる。スランプテストの注意点椎間板ヘルニアの疑いがある場合には、このテストを行ってはならない。※PT自身がスランプテストを体験することは神経にストレスが加わる運動コンポーネントにはどんなものがあるかを理解する上...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事では、バイタルサインの一つである『体温(bodytemperature)』『発熱(pyrexia)』について解説していく。体温について人体の体温は以下の2つに分けられる。核心温度:人体内部の温度で一様な恒温状態にある。外殻温度:皮膚温とも呼ばれる。外部環境の温度変化に応じて熱放散の調整を行っている。平常時の体温を把握しておくことで、体温異常を早期に発見できる。高齢者は代謝が低下するため、一般成人より体温が低めだと言われているが、個人差があり、時間帯や活動後・室温・服装などによっても変化する。スポンサーリンク発熱について発熱とは「体温が異様に上昇すること」を指す。発熱(体温)の測定部位や...

  • 運動処方・リスク管理に必要な知識 - バイタルサイン

    この記事は、バイタルサインの一つである『脈拍(pulse)』について解説していく。心拍数(脈拍)とは心拍数(heatrate:HR)は一定時間内に心臓が拍動する回数であり、「一般的には1分間に心臓が拍動した回数(拍/分)」を計測する。でもって、心拍数を正確に測定するには心電図が用いられる。ただし理学療法士・作業療法士は、(心電図を用いずに)簡便に心拍数を評価するために脈拍(pulserate)を計測することが臨床では多い。※「心拍数」を計測する手段の一つに「脈拍測定」がある※循環器障害がない健康な人では、心拍数と脈拍数は同じ計測値を示す。スポンサーリンク脈拍数の基準値脈拍数の基準値は以下の通り...