先日、理学療法士の「認定試験に合格した旨」の通知書が届きました。

 

認定理学療法士の合格通知。落ちたかと不安だったので、ひと安心

 

分野は「徒手理学療法」です。

 

目次

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認定理学療法士とは

 

「認定理学療法士制度」というのは、理学療法士を取得後、「興味のある分野」・「知識を深めたい分野」などの目的に合わせて研鑽を積み、「認定資格の取得を目指す制度」です。

 

医師や看護師にも「認定医」「認定看護師」みたいなのがありますが、それの理学療法士バージョンだと思ってください。

 

で、以下の専門分野果から学びたい分野を選びます(複数選択も可能)。

 

  • 礎理学療法分野:
    ・ひとを対象とした基礎領域
    ・動物・培養細胞を対象とした基礎領域

 

  • 神経理学療法専門分野:
    ・脳卒中
    ・神経筋障害
    ・脊髄障害

 

  • 運動器理学療法専門分野:
    ・運動器
    ・切断
    ・スポーツ理学療法
    徒手理学療法

 

  • 内部障害理学療法専門分野:
    ・循環
    ・呼吸
    ・代謝

 

  • 生活環境支援理学療法専門分野:
    ・地域理学療法
    ・健康増進・参加
    ・介護予防
    ・補装具

 

  • 物理療法理学療法専門分野:
    ・物理療法
    ・褥瘡・創傷ケア
    ・疼痛管理

 

  • 教育・管理理学療法専門分野:
    ・臨床教育
    ・管理・運営
    ・学校教育

 

ちなみに「認定理学療法士」の中で、「どの認定を取得している人が多いのか」についてのデータも存在します。

 

少し古い資料(2017年12月)になりますが、認定理学療法士の内約は以下の通り。

 

 

認定理学療法士を取得している人のうち、脳卒中・運動器がメチャクチャ多い。

  • 脳卒中1156人
  • 運動器874人

 

一方で『徒手理学療法』は、102人凄く少ない。

 

認定理学療法士の保有者数(認定徒手理学療法)

 

ちなみに、今回の認定理学療法士試験合格者の内約も公表されており、以下の通り。

 

  • ひとを対象とした基礎領域⇒24名
  • 動物・培養細胞を対象とした基礎領域⇒1名
  • 脳卒中     ⇒740名
  • 神経筋障害   ⇒32名
  • 脊髄障害    ⇒19名
  • 発達障害    ⇒69名
  • 運動器     ⇒742名
  • 切断      ⇒1名
  • スポーツ理学療法⇒172名
  • 徒手理学療法  ⇒45名
  • 循環      ⇒232名
  • 呼吸      ⇒239名
  • 代謝      ⇒109名
  • 地域理学療法  ⇒259名
  • 健康増進・参加 ⇒31名
  • 介護予防    ⇒103名
  • 補装具     ⇒26名
  • 物理療法    ⇒7名
  • 褥瘡・創傷ケア ⇒4名
  • 疼痛管理    ⇒1名
  • 臨床教育    ⇒45名
  • 管理・運営   ⇒99名
  • 学校教育    ⇒23名

 

受験者数は不明ですが、いずれにしても「脳卒中(740名)」と「運動器(742名)」が人気なのは間違いなさそうです。

 

個人的に、この資格は自己満足以外に価値を持たないと思っているので、「実利がありそうな分野」ではなく、「希少性があり、尚且つ自分が興味がある分野」である『認定徒手理学療法』を取得してみようと思った次第です。

 

この資格に関しては「将来的に価値を持たせたい」と理学療法士協会は思っているようですが、私個人のスタンスは以下の記事でも表明しているので興味がある方は観覧してみて下さい。

⇒『メリットは?専門・認定理学療法士(作業療法士)を考察する

 

このタイミングで保有しておこうと思ったきっかけは、「もうすぐ取得条件の難易度が急上昇すから(なので、条件満たしているし、どうせなら1度くらい取得しておこう)」という思いからです。

⇒『衝撃的!! 認定理学療法士の制度変更に注意せよ!

 

ちなみに、「各都道府県毎の認定理学療法士数」は(どの分野の資格を保有しているのかも含めて)以下のページで公開されています。自身の都道府県における取得者数に興味がある方は観覧してみて下さい。

⇒『外部リンク:認定理学療法士の取得状況について

 

ブログの権威性にも利用させてもらおう

 

最近のブログコンテンツは「権威性も重要」と指摘されています。

 

なので、(狙ったわけではなく、単なる偶然ですが)せっかく取得した認定理学療法士なので、ブログの権威性向上に利用したいですね。

 

権威性というのは「どういう資格を保有している人間が記事を作成しているか」などです。

 

分かり易い例だと、病気に関する記事を「医師が作成している場合」と「無資格者(一般人)が作成している場合」では、前者の記事が上位検索れやすいといった感じ。

 

 

無資格者であっても正しい情報を、医師よりもメチャクチャ分かり易く、解説している記事は沢山あります。

 

ただ、最近の流れでは「(分かり易さよりも)権威性が重要視される」という事もあるようです。

 

まぁ、「権威性」は記事の評価における「様々存在する要因の一つ」にすぎず、どの程度の効果かSEOに反映されるかは不明ですが、高めておくに越したことはない。

 

なので私も、今までは「理学療法士である」という点をアピールしていませんでしたが、最近はサイドバーにも掲載するようにしています。

 

で、今回の「認定理学療法士」という資格に関しても、(理学療法士であることをサイドバーに掲載するとともに、合わせて)さり気無く利用したいですね。

 

認定理学療法士(認定徒手理学療法)の賞状1
認定理学療法士(認定徒手理学療法)の賞状2

 

追記:2019年8月1日

 

理学療法士協会の認定理学療法士情報が2019年度版に更新されていました。

 

2019年度時点における領域別取得者数は以下になります。

 

 

脳卒中・運動器は取得者数が凄いことになっています。

 

ちなみに私が取得した徒手理学療法も102人⇒172人へと増えています。

 

 

追記:2020年11月1日

 

理学療法士協会の認定理学療法士情報が2020年度版に更新されていました。

 

2020年度の領域別取得者数

 
2020年度の都道府県別取得者数

 

2020年度の領域別・領域別の取得者数
資料は「一部の領域のみ」を表示。

 

認定理学療法士の関連記事まとめ

 

以下は、認定理学療法士の試験対策記事です。

対策をしたい方は、参考にしてみて下さい。