今回は「努力と結果は、必ずしも一致しない」という当たり前な事象について、プラトー(停滞期)やスランプも交えながら記事にしていく。

 

プラトーやスランプが生じるのは自然であるが、これらが生じた際に「必ずしも努力を続けることが正解とは限らない」と言われている。

 

それは何故だろう?

 

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「成果」はプラトーやスランプも伴いながら徐々に向上する

 

スポーツは、取り組むと直ぐに自身の上達出来る。

 

くり返し取り組めば、比較的短期間で(大なり小なり)手ごたえが得られるはずだ。

 

そうなると、そのまま右肩上がりで自身が成長していくと錯覚してしまいがちだが、ある時点において急に成長が止まってしまったり(プラトー)、練習しているのに下手になっていると感じてしまうこともある(スランプ)。

 

そして、これらが生じると「自身の成長イメージとのギャップ」により、そこで挑戦を辞めてしまうケースは多い。

 

 

副業においてもプラトーやスランプは乗り越えるべきなのか?

 

よく「コツコツと努力することで、プラトーやスランプも乗り越えるべきだ」という人がいる。

 

そして、何かを極めたいのであれば、それを乗り越えることが必要不可欠となる。

 

しかし一方で、副業や起業などに挑戦する際は、必ずしも「プラトーやスランプを乗り越えようとすること」が正解とは限らない。

 

例えばプログラミングで副業を始めたいと思った場合、まずは重い腰を上げて努力をしてみる所がスタートだ。

 

そして(最初の一歩さえ乗り切れば)努力するほどに自身の成長が実感できるフェーズに入るのだが、それを超えると「プログラミングの可能性」「自身との相性」など取り組んでいるモノの様々な側面が見えてくる(基礎的なことが出来るようになったプラトー期に多い)。

 

そして、このフェーズにおいても努力を継続すれば、「更なる高み」に登れる可能性もあるのだが、そこで一度立ち止まって考えてみてほしい。

 

「更なる高み」に上るためには時間も労力も、並大抵のことではない。

 

成長スピードは鈍化するし、自身と相性が悪ければ苦痛も伴ってくるはず。

 

そして、このフェーズにおいて「挑戦していることをいったん辞めて、別の挑戦をしてみること」を推奨している人も多かったりする。

 

例えば、副業・起業で成功する重要な行動に関して以下のように述べている人はメチャクチャ多い。

 

成功の秘訣は「とりあえず挑戦してみること」である。多くのことに「(時には失敗もしながら)とりあえず挑戦してみること」で、初めて自身の進むべき道が見えてくる。

 

「一つの道を究める」より「複数の強みを掛け合わせること」が重要との意見も

 

また、プラトーやスランプを乗り越えて「一つの道を究めること」よりも、(ある程度のスキルが身についたら他のスキルを身につけて)「複数のスキルを掛け合わせること」のほうが、自身の強みになり成功しやすいと説いている人も多い。

 

もちろん、この考えを当てはめるためには、各々のスキルに一定以上の習熟度が要求されるため、少しその分野をかじった程度で辞めていては強みにはならないが・・

 

これは以下の考えに基づく。

 

一つのスキルの習熟度を70%にまで高めるのは簡単だが、それを80%・90%へと高めていくためにはメチャクチャ時間がかかる。

そのため、この時間を「別のスキル習得」に投下して70%の習熟度に高め、これらを掛け合わせるという発想の方が効率的に『自身の強み』を生み出せる。

 

 

この記事のまとめ

 

  • 努力と成果は必ずしも比例せず、途中にプラトーやスランプの期間がある。

 

  • プラトーやスランプを乗り越えるべく努力を続けても良いのだが、自身との相性がイマイチだと感じたら、さっさと辞めて別の分野に挑戦するのもアリ。

 

  • 色んな分野での挑戦を(失敗しながらでも良いので)繰り返していくことで、初めて「自分と相性の良いモノ(スキル・副業・生き方など)」を発見することが出来るとの意見もある。

 

  • あるいは、一つのスキルが一定以上の習熟度に達成したのであれば、(そのスキルを極めるのではなく)他の分野でも強みを作って、それを掛け合わせることの方が成功しやすいとの意見もある。

 

 

個人的な意見

 

個人的には、様々なことを同時進行で学んでいくのが良いと思う。

 

本業に直結するスキル、株式投資、ブログ、その他の副業などを同時に進めていくと、「この時期はブログにハマる」「この時期は(ブログは飽きて)株式投資にハマる」「この時期は再びブログにハマる」というように、『今、一番自分がハマれそうなものに注力していればOK』と感じる。

 

ホリエモンも著書『多動力 』において、その時に一心不乱にハマれるものに時間を投下して、飽きたら他のハマれるものに時間を使えばよいし、そうしていると「以前に飽きて辞めたもの」に再度ハマることもあり得る」と述べている。

 

私も色んなことを楽しみながら挑戦する過程において、「途中で(再度ハマることなく)辞めてしまったモノ」も多く存在するが、ハマり続けれるかどうかは挑戦してみなければ分からないので無駄な時間だったとは思わない。

 

また、「株式投資によって得られた株主優待」と「以前ハマっていたオークション(500回以上取引している)」は相性が良く、株主優待券をオークションで高く販売するためのタイミングなどのコツも自然とつかめている(複数スキルのかけ合わせ)。

 

 

余談:参入障壁が高い分野はおススメ

 

ここから先は副業に関する余談になる。

 

副業をするのであれば参入障壁が高い分野がおススメである。

 

スキルを習得するのも同様で、「簡単に習得できてしまうスキル」より「皆が途中であきらめてしまいがちなスキル」のほうが掛け合わせた際のパワーも強くなる。

 

「参入障壁の高さ」を意識すると「勉強はつらいけど、参入障壁が高い分、習得した際は他者をぶち抜ける」と高いモチベーションを維持しやすい。

 

自身の相性が良いモノがおススメだが、そこに「参入障壁」という要素も加味しながら考えてみてほしい。

 

 

更に余談を挟むと、「参入障壁の高さが関係ない分野」も存在する。

 

例えば株式投資。

 

具体的な解説は割愛する。

 

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以下の記事では「努力量と結果は一致しない」という点を、プラトーやスランプを交えながら記載している。

 

興味がある方は、合わせて観覧してみてほしい。

 

⇒『【成長曲線】努力量と結果は一致しない