タグ:認知バイアスの記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

タグ:認知バイアス
  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知バイアスの一つである「帰属バイアス」に関して記載していく。帰属バイアスとは帰属とは「付くこと」「従うこと」などを意味し、例えば「会社に帰属する」などの表現に用いられる。そして心理学における『帰属』とは、以下を指す。何らかの出来事・他人の行動・自分の行動の原因を説明する心理過程を示す際に用いられる用語帰属には以下の2パターンが存在する。①内的帰属:何らかの事象の原因は、個人の性格や態度や特質や気質のせいであると思考する。②外的帰属:何らかの事象の原因は、行動が行われた周囲の状況であると思考する。例えば、あなたが歩いていて、人にぶつかったとしたら、「よそ見をしていた自分が悪い」と...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、『ABC理論(ABC思考法)』について、簡単に紹介していく。ABC理論(ABC思考法)とはABC理論(ABC思考法)とは、アルバート・エリス(AlbertEllis)が提唱した理論療法(心理療法)であり、認知行動療法にも共通した考えを持っている。それもそのはずで、ウィキペディアには以下のように記載されている。論理療法(ろんりりょうほう、Rationaltherapy)とは、アルバート・エリス(AlbertEllis)が1955年に提唱した心理療法で、心理的問題や生理的反応は、出来事や刺激そのものではなく、それをどのように受け取ったかという認知を媒介として生じるとして、論理的(ra...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知療法として用いられる「日記」の効果に関して、記憶バイアス・注意バイアスにフォーカスを当てながら解説していく。日記による記憶バイアスの修正自分自身の記憶バイアスを修正する手段の一つとして、日記を書くことが挙げられる。人は良くも悪くも記憶バイアスを有していますが、日記を読み返すことで、自身の記憶から抜けていた出来事を思い出すことも可能となる。スポンサーリンクうつ病と日記抑うつ傾向によって負の記憶バイアスがかかったクライアントに対しても、日記によって「ポジティブな出来事も存在した」という事実を再認識してもらうことで、バイアスの修正が可能とされている。抑うつ傾向なクライアントに対して...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、認知バイアスの一つである「注意バイアス」に関して解説していく。注意バイアスとは私達は(無意識に)特定の事象へ注意が向きやすい傾向を持っており、この『傾向』には個人差がある。そして、この個人差は認知バイアスによってもたらされていると認知行動療法では考え、注意に関する認知バイアスの事を『注意バイアス』と呼ぶ。一般論として、(注意バイアスによって生じた)私たちの選択的注意はポジティブな事象よりも、ネガティブな事象に向きやすいとされている。その理由は分かっていないが、一つの仮説として、人々は遥か昔から自然と言う驚異に立ち向かうために必要な情報として「死」「脅威」「危険」などへ注意する能力...

  • リハビリ(理学・作業療法)用語解説

    この記事では理学療法士・作業療法士(の学生さん)に馴染み深いボトムアップ評価とトップダウン評価に関して、特徴や違いを記載していく。また、トップダウン評価に関しては、認知バイアスの一つである「確証バイアス」とも絡めながら深堀していく。ボトムアップとトップダウンの評価クライアントの評価をする際の方法としては、ボトムアップとトップダウンの2通りがある。ボトムアップによる評価ボトムアップ評価とは、各種評価を一通り実施し、その結果を総合的に勘案して問題となっている原因やその過程を見極めていく方法だ。この方法のメリットは、データの基礎となる各種評価を一通り行うので、評価測定の経験の浅い理学療法士・作業療法...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、『学習性無力感』を考えたセグリマン博士が解釈する『楽観思考』について解説している。セグリマン博士が解釈する『楽観思考』とはセリグマン博士は「楽観思考」を以下のように説明している。楽観思考の本質は、前向きな言葉や勝利をイメージすることにあるのではなく、出来事に対する「原因」をどう考えるかにある。だれでも、何かが起こったとき、その原因を自分に説明しようとする。この「説明の仕方」は個性の一つで、幼いころに形成され、外からの強い働きかけがなければ一生の間ずっと変わらないとされている(あるいはメタ認知を働かせ、自信を俯瞰的に観察することが変化を起こすために重要となる)。スポンサーリンク楽観...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    この記事では、クライアントが有している「記憶バイアス」を必ず修正すべきかどうかを考察していく。ポジティブな記憶バイアスを有している可能性前回の記事で、慢性痛を有したクライアントは「負の記憶バイアス」を有している可能性があり、例えば再評価の際に改善傾向がどの程度か問診しても、ポジティブな要素があるにもかかわらず、抜け落ちてしまっている可能性があることを記載した。そうなると、実際には改善傾向にもかかわらず、「全く良くなっていない」などと、客観的事実とは異なった返答が返ってくる可能性もあり得る。そして、この様な認知バイアスへの対策として、家族へも話を聞ける環境であれば、(家族は客観的な事実を記憶して...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    人間の記憶は認知バイアスの影響を受けている。そして、記憶のバイアスは「ポジティブな内容」・「ネガティブな内容」のどちらを記憶に留め易いかにも影響を及ぼしてしまう。今回は、そんなポジティブorネガティブどちらの内容を記憶しやすいかの傾向を調べる実験を2つ記載していこうと思う。スポンサーリンク記憶バイアスに関する一つ目の実験①以下の3パターンの単語が書かれたカードを沢山用意する。・ポジティブな単語カード(喜び・愛・満足した・幸せ・休まったなど)・ネガティブな単語カード(恐れ・パニック・孤独・落ち込んだ・不安など)・中立的な単語カード(机・ノート・エンピツ・パソコンなど)②用意した①のカードをランダ...

  • 症状 - 痛みについて - 認知行動療法

    一般的に、自分自身に悪い事象が生じた際は、その原因を外的帰属と解釈し易い傾向があるとされてる。他方で、『抑うつ傾向』や『ネガティブ思考』な場合は、原因を極端に内側(自分自身)に向けてしまう傾向にあるとされている。また、うつ病が発症してしまう要素として挙げられている『真面目』『責任感が強い』などの性格を有した人も同様に、内的帰属に解釈してしまいやすい傾向にあるとされている。その様な場合は、患者さんの抱えている問題を解決しようと試行錯誤しても全く結果が出せない場合、「結果が出ないのは自分に原因があるせいだ(知識・技術・努力の不足など)」と考えてしまうかもしれない。結果が出ないことの原因が自身にある...