カテゴリー:内因性疼痛抑制系の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:内因性疼痛抑制系

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    従来、非器質性疼痛は、「痛みの発生メカニズムが説明できない痛み」とされてきた。しかし、最近の分子生物学的研究により、心理社会的因子が慢性疼痛となぜ密接な関係を持つかが解明されつつある。そんな中で鎮痛に対して注目されているのが、中脳辺縁系の『ドーパミンシステム(dopaminesystem)』である。でもって、この様な内因性疼痛抑制系の存在をリハビリ職種(理学療法士・作業療法士)が理解しておくことは重要である。同様に、このドーパミンシステムを患者に説明し、メカニズムを理解してもらうことも、認知療法の一環として有益となる。スポンサーリンク中脳辺縁系のドーパミンシステムは?ドーパミンシステムには以下...

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    この記事では、身体が有している神秘手的側面の一つとしてプラシーボ効果に関与する『内因性オピオイド』について記載していく。オピオイドとオピオイド受容体モルヒネは現在でも最も有効な鎮痛薬として使用されるが、その成分はけしの実から採れるアヘンである。そして、アヘンのことを『オピウム』といい、この名前から「モルヒネと同じような性質を示す物質」の総称として使われる『オピオイド』という言葉ができた。※「オイド」は「~様の」という意味で、つまりは「モルヒネ様の」という意味である。オピオイドが痛みに効くということは、きっとオピオイドを受け取って働くような何らかの仕組みがあるであろうと古くから考えられてきた。そ...

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    ゲートコントロール理論(門制御理論)は理学療法士にとって馴染みのある用語の一つであり、徒手療法の作用機序の一つとして用いられることも多い。この記事では、そんな『ゲートコントロール理論』について否定的な見解も含めて、分かりやすく簡単に解説していくスポンサーリンクゲートコントロール理論とはゲートコントロール理論とは、心理学者のメルザックと生理学者のウォールが1965年に科学雑誌「サイエンス」に発表した内因性疼痛抑制系における一つの仮説である。※ゲートコントロール理論は「門制御理論」「ゲートコントロール説」「ゲートコントロールセオリー」などとも呼ばれる。日常において「体(例えば手や足)をぶつけて痛み...

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    この記事では、身体における内因性疼痛抑制系の要ともいえる『下降性疼痛抑制系(descendingpaininhibitorysystem)』について記載していく。下降性疼痛抑制系と、その要であるPAG(中脳中心灰白質)下降性疼痛抑制系とは、『中脳中心灰白質(PAG:periaqueductalgrey)』からの下降性出力により、脊髄後角における一次侵害受容ニューロンと二次侵害受容ニューロン間のシナプス伝達を抑制し、痛みの情報伝達をブロックする疼痛抑制機構である。下降性疼痛抑制系に関与するPAGからの下降性出力としては下記の2つである。①ノルアドレナリン系:橋・橋網様体の『橋中脳背側被蓋部(DL...

  • 症状 - 痛みについて - 内因性疼痛抑制系

    この記事では徒手療法のアプローチ(DNICアプローチ)にも応用されることのあるDNIC(広汎性侵害抑制調節)について記載していく。DNIC(広汎性侵害受容性調節)とはDNIC(広汎性侵害抑制調節)とは「痛みが痛みを抑制する現象で、全身のあらゆる部位に加えた侵害刺激(熱刺激、機械適刺激、発痛物質による化学刺激のような多様な刺激)が本来の痛みの情報伝達を抑制する」というものである。DNICにより、痛み信号があちこちから一度に入った時には最も緊急を要する場所の痛みだけが伝わり、他の場所はとりあえず後回しにして痛みが抑えられる仕組みになっていると考えられ、生命を維持していくための優れたしくみの一つと言...