インフォームド・コオペレーション(情報共有に立った協力)とは、専門的な見地から、実現可能な複数の選択肢を提示して、利用者・患者に十分な説明をしていきながら、利用者・患者自らにその中の一つを選択(自己決定)してもらうことである。

 

これは、医療・介護を受けていても、人間の尊厳にマイナスにならないための配慮として大切なことである。

 

選択肢の提示の際には、利用者・患者が気づいていないプラス面の可能性をも含めて具体的に提示することが重要である。

 

この様な選択肢の提示とそれをもとに選択していく過程を通して、クライアント自身が現実的で効果的な選択をする能力(自己決定能力・問題解決能力)を高めていくことができる。