この記事では、気象病と季節病に関して、これらの違いも含めて記載していく。

 

気象病・季節病とは

 

気象病とは:

 

気象病は医学用語ではなく、定義もはっきりとはしていない。

 

一般的に「温度・湿度・気圧・天候の変化から起こる心身の不具合」と理解されている。

 

気象病には、関節痛、頭痛、耳鳴りなど比較的身近な症状のものから、めまいや不整脈の普段は生じない一般的ではないもの、高血圧、脳卒中、心筋梗塞のように深刻なものまである。

 

精神的な症状も起こるとされ、具体的には「不安感」や「抑うつ」などが挙げられる。

 

 

季節病とは:

 

季節病も同様に医学用語ではなく、はっきりとした定義は存在しない。

 

一般的に「ある特定の季節に集中した現れる心身の不具合」と理解されている。

 

季節病は、気象の長期の変化に影響を受けて起きる症状であり、「季節の短期の変化に影響を受けて起きる症状」という分類が一般的である。

 

季節病には、春の花粉症、冬のインフルエンザなどが挙げられる。

 

例えば花粉症は「春は気温が上昇してスギやヒノキの花粉が多く飛ぶ」という気節的な特徴が影響している.

 

 

あるいは、インフルエンザでは「冬は気温も湿度も低いため、ウィルスの活動が活発になる」という季節的特徴が影響している。

 

また、以前ほどではないが「夏は気温と湿度が上昇する」という季節的特徴により食中毒が起こりやすい。

 

以下の季節病まとめ一覧も参照(あくまでも一般論な点に注意すること)

 

 

インフルエンザ

喘息

食中毒

花粉症

心臓疾患

脳卒中

1月

 

 

 

2月

 

 

3月

 

 

 

 

4月

 

 

 

 

 

5月

 

 

 

 

 

 

6月

 

 

 

 

 

 

7月

 

 

 

 

 

8月

 

 

 

 

9月

 

 

 

10月

 

 

 

 

 

11月

 

 

 

 

12月

 

 

 

 

 

気象病と自律神経

 

自律神経には交感神経と副交感神経があり、血流や内臓の活動を司っている。

 

例えば、気温が上昇して「暑い」と感じると、自律神経が命令を出し、私たちの体からは汗をかくようになっている。

 

汗が蒸発する際に皮膚から熱を奪っていく気かねつを利用して体温の上昇を防ぐためだ。

 

気温・湿度・気圧の変化が激しくなると、そうした調節が追い付かなくなって自律神経が乱れる。

 

そして、自律神経が乱れると、血流や内臓の活動への指令が混乱し、体に様々な悪影響が出てしまうことに繋がる。

 

これは気象病の大きな原因の一つと考えられている。

 

気象病と天気予報

 

生気象学発祥の地であり、気象と健康に関する研究が最も進んでいるドイツでは、テレビや新聞の天気予報で健康予報も一緒に発表されている。

 

あるいは、虫垂炎、気管支炎、うつ病、心筋梗塞、頭痛など、約30の病名・症状について各地でどれだけ注意が日打つ用かを毎日予測しているホームページなどもあり、人々の生活の中に、気象健康予報が溶け込んでいる。

 

一方で日本では天気のことは話題に上がっても、気象健康予報に関して言及されることは少ない。

※花粉症予報や熱中症予報などの「季節病」に言及されることは多いが・・

 

ただし、特別な気象健康予報がなくとも、テレビや新聞の天気予報を確認すれば気象病の予測は自分でも可能となる。

 

気象病予防で大切なのは、「気温の変動」と「気圧の変動」を事前に知ることである。

 

例えば、翌日の天気予報が晴れだとしても、良く翌日が曇りのち雨の予報であれば、翌日から気圧はさがっていくため、「明日は晴れだが気象病に中止なければならない日だな」と判断することができる。

 

上記の例を含めて、低気圧や前線の動きが分かることによって、今後気圧がどう変化していくかを把握することもできるようになる。