今回は、多くの徒手理学療法学派に関する組み合わせや相性について考えてみます。

 

徒手理学療法学派の組み合わせや相性

 

数ある筋骨格系徒手理学療法のコンセプトは以下の2つ分類されます。

 

  1. コンセプトの相性がよく、組み合わせて活用しやすい徒手療法
  2. コンセプトの相性が悪く(考え方が水と油など)、組み合わせ困難な徒手療法

 

 

①コンセプトの相性が良く、組み合わせて活用しやすい徒手療法

 

①に関しては、板場先生の文献を参考というかパクッて一部アレンジして考えています。

 

例えば腰痛に関して、板場先生は以下の様に整理しています。

 

※あくまでも分かり易くするための一覧表であり、必ずしもこんなにキッパリとアプローチを分けることは出来ないと思いますが、分かり易い表ではあります。

 

 

そして、評価も含めたそれぞれのコンセプトは、学べば学ぶほど相互作用でそれぞれの理解が深まってき、統合して自分のものにもし易いと思います。

 

ピラティス・ストレッチポールやキネシオテーピングなんかもこの考えなら無理なく?一つの体系として評価・治療の一部に組み込める気がしています。

 

 

コンセプトの相性が悪く(考え方が水と油など)、組み合わせが困難な徒手療法

 

②に関しては、今までしてきたクリニカルリーズニングから一旦頭を切り替えて別の視点から病態を捉えなおしてアプローチする必要があるものという意味です。

 

AKA-Hがこれに当たると思いますし、マイオセラピーや「理学療法的ではなくキネシオ的な視点からみた」キネシオテーピングや「本来のスティルの考えを守った」オステオパシーなどのコンセプトは、これに当たるのではと思っています。

 

※この分類はあくまで主観なため、それぞれ考えはあると思います。

 

 

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⇒『徒手理学療法における各学派の詳細と分類