この記事では、腰部の横突間筋や回旋筋(腰部の深層にあるローカルマッスルの一部)について記載していく。

 

横突間筋・回旋筋の基本情報

 

横突間筋・回旋筋の基本情報は以下となる。

 

  • 回旋筋群は多裂筋の深層に位置する。

 

  • 神経支配は横突間筋・回旋筋ともに脊髄神経後

    ※腰部外側の筋群が脊髄神経前枝によって支配されるのに対して、内側の筋群は脊髄神経後枝となっている。

 

 

横突間筋の基本情報

 

  • 横突間筋の付着

    下位付着:椎骨横突起

    上位付着:上位の椎骨横突起

 

  • 腰部では内側および外側の2組の筋束があり。各々は前枝の後方に位置している。

    腰部外側は更に腹側および背側部に分けられる

 

 

回旋筋の基本情報

 

  • 回旋筋群の付着

    下位付着:椎骨横突起の上方および後方部分

    上位付着:下方付着部上方近くの椎弓板下方および外側縁

脊柱のローカルマッスル

①⇒棘間筋

②⇒回旋筋

③⇒多裂筋

 

※上下の棘突起に付着している筋⇒棘間筋

 

 

横突間筋・回旋筋の機能

 

横突間筋は側屈の役割を果たすことされている。

 

回旋筋群の機能は、名前の通り軸回旋トルクを生み出すことである。

 

また、以下のような指摘もある。

 

  • これらの小さな筋群は、わずかな力しか産生できず生理学的断面積が小さい

 

  • すべてが働いたとしても回旋軸を捻じったり曲げたりりするトルクに対して最小限にしか関わらないような小さなモーメントアームしか有さないこと

 

 

そして、横突間筋や回旋筋などのローカルマッスルに共通した重要な特徴としては以下が挙げれられる。

 

  • 回旋筋群・横突間は筋紡錘が非常に豊富であり、多裂筋の約4.5~7.3倍も多いことが示されている。このエビデンスはこれらの筋が全胸腰椎関節で長さ変換器あるいは脊柱の位置感知器として関与することを示唆している。

 

  • これらの筋は「長さ変換器」であり、各々の脊椎の運動単位の位置を検知する位置感知器であると思われる。

 

  • これらの構造は、関節の最終可動域におけるさまざまな徒手療法の影響を受ける可能性が高い。

 

 

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横突間筋や回旋筋を含めたローカルマッスルを十分に働かせることは重要となる。

 

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