最近、私の周りで家を購入する人が増えてるんですよね。
皆さんの周りでは、どうですか?
私の弟も、近々マンションを
ローン組んで買うみたい。
友人も家を買うらしい。
「何故、このタイミングで家を買う人が増えているのか」を疑問に思って、
友人に家を買う動機について聞いてみると以下の様な答えが。
なるほど!納得です!
ただ、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
家を買うか、賃貸に住み続けるか、
どちらもメリット・デメリットがあるわけです。
それを分かって買うならOKですが、
知らないで買うなら後々後悔する可能性だってあったりします。
皆さんは「家を買うデメリット」も理解していますか?
目次
きっかけはSUUMO(スーモ)です
私、最近引っ越しました。
でもって、引っ越すにあたって物件をネットで物色したんですよね。
その過程でSUUMO(スーモ)っていう
「不動産・住宅に関する総合情報サイト」にもお世話になりました。
お陰様で、理想の引っ越し先は見つかったんですが、
お世話になった「SUUMO」に以下の様な記事が掲載されてて目を引きました。
面白いタイトルだと思いませんか?
中身もかなり示唆に富んでて、勉強にもなる。
例えば記事内の「団体信用生命保険」に関する以下の記述。
賃貸の場合、借主が死亡したときなどには、遺族は同じ家賃を支払ってその家に住み続けるか、収入が減った分、安い家賃の家に住み替えを検討することに。
一方、買った場合は、ローン契約者に万が一のことがあっても、団体信用生命保険(団信)でローンが完済され、遺族はローンの負担なく、購入した家に住み続けることができる。
稼ぎ頭な借主が亡くなっても、
その家族がローンを払い続ける必要はないんですね。
以下がSUUMOの記事なので、興味がある方は観覧してみて下さい。
※それぞれのメリット・デメリットが何となく理解できると思います。
で、この記事の以下についてツッコミを入れながら
賃貸VS購入について考えていきましょう。
賃貸VS購入の満足度ランキングを分析
SUUMOの記事では賃貸・購入それぞれの「満足度ランキング」が記載されています。
でもって、そのランキングの分析コメントが以下になります。
賃貸派も買う派も、「立地」や「住居費」に関しては一様に満足度が高いという結果になった。賃貸派は住み替えを気軽にできることや、ローンを組まなくてもいい「気楽さ」が2位なのに対し、買う派は「資産性」がランクイン。
自分のものであるという満足感に加え、ライフスタイルの変化に応じて、売ったり、貸したりできる安心感が、家を買った人の満足感につながっているようだ。
ポイントとなりそうな点を赤色にしてみました。
「自分のものであるという安心感が得られる」ってのは同意です。
こういう「主観的にハッピーになれるかどうか」は、
幸福度・健康寿命にも影響を及ぼしますし、購入のメリットと言えるでしょう。
結婚して家族が出来たのをきっかけに、家を購入するって人って結構いますよね。
広々とした「自分の城」で子供やペットと幸せに過ごす。。
家庭菜園で自家製野菜を育ててみたり。
休日は屋外でバーベキューやったりして。
そんな思い出は、一生モノの宝だと思います。
こういう「お金には代えられないもの」を求めるのであれば、
家を購入するっていうのは一つの選択肢として断然「アリ」だと思います。
ただし、「資産性」だの「売ったり買ったり」だの、
お金が絡んでくるなら一概にオススメすることは出来ません。
だって、家は「資産」になる可能性がある一方で、
「負債」になる可能性もあるんですよ?
家は、負債にも成り得るよ
資産と負債の違いって分かりますか?
資産は以下になります。
一方で負債は以下になります。
家が資産になる可能性
SUUMOが実施した「満足度ランキング」では、
以下な意見が上位にランクインしているのは前述したとおり。
例えば以下なケースであれば「家は資産」と言えそうです。
- (購入金額よりも)メチャメチャ高値で売却できた
- 売却値段は安かったが、それ以上に(他者に貸し付けたことによる)賃料を多く得ることが出来た。
- 売却値は安かったが、賃貸で済んでいたと仮定した時期を差し引くくと、お釣りがくる価格で売却できた
家は負債にもなり得るよ
ただし「家は必ず資産になる」と確信して購入するのは危険です。
家は負債にもなり得ます。
っというか、これからの日本を考えると
負債になる可能性の方が高いと指摘する人の方が多いです。
例えば以下の様な発想を安易に持つのは危険です。
- 本当に(購入金額よりも)メチャメチャ高値で売却できる。
- (他者に貸し付けたことによる)賃料を多く得ることが出来る。
これらの発想は、「今後も地価が上がる」や「需要が供給を上回り続ける」な必要がある訳です。
ですが、今後の日本は少子化によって
(一部の地域を除いたら)人口は減り続けると思われます。
っとなると(一部の地域を除くと)地価は下がり続ける可能性があります。
また、売ろうと思っても買い手がつかず激安で売却をせざるを得ない、
あるいは0円でも買い手がつかず、
老朽化で子供たちにも住んでもらえず、
自身は足腰が弱って高齢者住宅や施設に移り住みつつ、
(誰も住んでいない、ペンペン草の生えた家の)固定資産税だけを払い続ける
ってリスクも考えておく必要があるわけです。
「資産性のあるモノ」が欲しいなら、家にこだわる必要はない
「家は、必ずしも資産になるとは限らない」と考えておくべきです。
っというか、基本的に「(家を含めた)モノは負債である」という考えが基本です。
車を例に、負債を考える
車を例に挙げてみますね。
300万円で新車を購入したとします。
ただ、この新車を1度でも乗ってしまった時点で、
売却すると250万円以下になるはずです。
でもって、使えば使うほど価値が下がる。
家も同じ理屈です。
※金持ちの自営業者が「価値が目減りしにくいランボルギーニ」などを節税対策として購入するのは、一般論から外れるので割愛。
資産が欲しいなら「家」に拘る必要なし
でもって、「資産性があるもの」が欲しいなら、
必ずしも家に拘る必要はありません。
例えば「株」は保有しているだけで、価値が高まる場合もありますし
配当金を出してくれるのであれば「お金を生み出してくれるモノ」とも言えます。
もちろん、家と同様に「負債にもなり得る」のですが、
「危なそうなら売却し、儲けそうなら購入し」ってのが手早くおこなえます(「流動性が高い」などと言われます)。
一方で家は「危なそうだ」と思っても、簡単には対処できません(流動性が低い」などと言われます)。
ブロガーやユーチューバーになって、
コンテンツが定期的にお金を生み出してくれるようになったなら、
そのコンテンツ自体が「資産」と言えます。
※自身が育てたコンテンツを売買することもあるようです。
もし仮に、ローンを組んで家を買うとしたら、
「保有しているだけで(利子という名の)お金が逃げていく」という意味で
負債になる可能性が高まります。
それよりも、それを元手に株式投資をしてみたら、
(少なくとも利子としてお金は逃げないので)
純粋に資産を形成できる可能性が高まります。
「株式投資」というと
『何だか危ない。損をしそうで怖い』
って思う人がいるかもしれません。
確かにその通り、
株式投資はリスクがあります。
ですが、家に関して「資産性うんぬん」を言い出すなら、
株式投資と同様に(あるいは、それ以上に)
リスクが高い投資をしている可能性を理解しておく必要があります。
まとめ
重複しますが、家を購入することに関して
「お金には代えがたい価値を見出している」なら、
何もいう事はありません。
ただし「資産性うんぬん」を絡めるのであれば
「家は、負債になる可能性も秘めている」という点も、
理解しておく必要があると思います。
理解したうえで購入する人を、
咎めるつもりは一切ありません
(本当に資産になるケースもある訳で。特に都心なんかは・・
まぁ、リスク高いからやらないですけど)。
バランスを取るために、家を買うメリットに関する記事も作る
私は以前、家を買う人を馬鹿にしていた時期がありました。
関連記事:
⇒『「書評:好きをお金に変える心理学(DaiGo)」+ 「書籍:金持ち父さん貧乏父さん」から学べること』
ただ、今は少し考えが変わってきています。
例えば高齢者って、支払い能力ないじゃないですか?
そういう人に、家を貸すのって危ないんですよね(家賃滞納されるリスクもありますし)。
だから、家を貸してくれないケースもある訳です
(あるいは支払い能力のある連帯保証人が必ず必要とかってケースも)。
あくまで「そういうケースもある」ってだけの話ではありますが、
持ち家だったら、そんな事も無い訳です。。
「何事も、一長一短あるなぁ」って思う、今日この頃です。
一番ヤバいのは、こんな人
最後に、一番ヤバい人の特徴を記載して終わりにします。
一番ヤバいのは以下の発想な人。