脳内の信号送信の約80%を担うのは2種類の神経伝達物質、グルタミン酸とγアミノ酪酸(GABA)で、それらはお互いにバランスをとり合っている。
グルタミン酸はニューロンの活動を活発にして信号の連鎖的反応を始動させ、一方、GABAはその活動を抑える働きをする。
グルタミン酸が、それまで結合したことのないニューロンの間に信号を送ると、結合が促される。
そして、信号の往来が頻繁になればなるほど、ニューロン同士の連絡しあう力は強くなり、結合が生まれる。
グルタミン酸により結合が生まれることは、学習するうえでも重要な要素となる。