日本経営教育研究所に「プロをめざすための心得」というのがあって
「なるほど~」と思ったので記載しておきます。
※4つの章から成り立っていて、各章に10条づつの格言があります。
第1章 プロとは何か?
第1条
プロは誰よりも豊富な知識と経験を持つ。しかもそれは与えられたものではなく、自分の努力で獲得したものである。
第2条
プロは何よりもその仕事が大好きである。しかし好きなる故に苦しみも倍加する。プロはその苦しみを乗り越え、向上し続けることに限りない生き甲斐を感じている。
第3条
プロとは言い訳をしない人である。言い訳とは責任を自分以外の原因に転嫁させることだ。
第4条
プロとは障害を認めない人である。従ってどのような障害があっても、求める必要な結果を必ず達成する。
第5条
プロとはいかなる時にも決して弱みを見せない人である。
第6条
プロとは決断力が早く、チャンスを決して逃がさない人である。
第7条
プロとはどのように仕事をしたかではなく、どのような仕事をしたかによって、評価される。
第8条
プロとは最終的に数字で評価され、経済的報酬で差がつく。
第9条
プロとはどこへ行っても銭の取れる実力のある人を言う。
第10条
プロとは常に現状における自己否定を繰り返し、自己革新を続ける人である。従って3ヶ月経っても何の変化もなければ、すでにプロではない。
第2章 アマの領域とは?
第11条
アマはマイナスが来るとそれに輪をかけて更にマイナスにしてしまう。マイナスをプラスに変えることができる人をプロと言う。
第12条
アマの領域ではどんなに上手にできてもそれは単なる模倣に過ぎない。独創性がなければプロとは言えない。
第13条
アマは他人の批評に左右される。プロは他人の意見を聞くが、自分で評価判断を下す。
第14条
アマはこれがあるからできないと思う。プロはこれさえ解決すればできると考える。
第15条
アマは変化が来たときダメだと思う。プロは変化が来たときチャンスだと捉える。
第16条
アマはいつもやり直しが効くと思う。プロはいつもこれが最後だという一期一会の精神で望む。
第17条
アマは見逃すことが多いが、プロは何をやってもみな仕事に結び付けて考える。
第18条
アマは自分ができるだけで満足する。しかし人に教えることができてこそプロといえる。
第19条
アマは途中で諦め、投げ出す。プロは諦めを知らず、最後まで喰らいついて離れない。
第20条
アマは仕事以外に生き甲斐を持つが、プロは仕事そのものに生き甲斐を持つ。
第3章 プロの哲学とは?
第21条
プロはひたすら飽くことを知らず基本原則を繰り返す。創造とは繰り返しの中から生まれることを知っているからだ。
第22条
プロはマンネリの克服法を知っている。マンネリは自分で脱するより他に方法がないことを、そしてマンネリは自分に対する甘えから生まれることを知っている。
第23条
プロはもうこれで良いという限界を知らない。何故ならプロは見果てぬ夢を追い続けるロマンチストだから・・・。
第24条
プロはどんな些細なことにも常に全力を奮って立ち向かう。
第25条
プロは最大の敵が自分自身であることを知っている。
第26条
プロに慣れはない。常に初心である。初心を忘れる時、墜落が始まる。
第27条
プロは常に勘を磨き続ける。
第28条
プロは理論武装を怠らない。
第29条
プロには休憩がない。しかしゆとりは充分にある。
第30条
プロは孤独である。誰の救けも期待しない。
第4章 プロの条件とは?
第31条
本物のプロになりたいと思う誰よりも、強い執念を持つこと。
第32条
人よりも多くの時間を仕事のために使え。時間は誰でも同じように与えられている。平等な、そして最も貴重な、お金では買えない資源である。
第33条
説得力を身につけよ。説得の第1歩は他人の話を真剣に一生懸命に聞くことから始まる。
第34条
毎朝、新聞をよく読め。そこにはプロとして必要な99%の知識と話題が、そして考えるヒントがいっぱいある。
第35条
誰よりも豊富な情報を自分の力で集めよ。アンテナが高くなくては情報は入ってこない。
第36条
悩むより、まず身体を動かせ。じっとしていては、妄想ばかりで知恵もでてこない。
第37条
身銭を切れ。自分の向上のためには惜しみなく投資せよ。形あるものはいつかはなくなるが、身についた知恵はいつまでも残る。
第38条
具体的な目標人物を身近な所で発見せよ。そしてその人に追い付き、追い越す努力をせよ。追い越したら、更により高い目標人物を目指せ。
第39条
その専門分野について、プロはより多くの事例を持つ。少なくとも一つのテーマについて200以上の事例を集めよ。
第40条
少なくともプロになろうと思うのなら、三年間は全力投球してみよ。それでもダメだったら、そこで初めて諦めよ。それまでは一分間たりとも脇見をするな。