ダメでした。。。
色々試してみたんですけどね。。。
検索順位は、あまり変化がみられません。
吹っ飛ばされた記事は、吹っ飛ばされたままです。。
もうアクセス数など、知ったことじゃない。。
そもそも、ブログなんて自身の備忘録・知識の体系化のために始めたことじゃないか。。
自分自身のブログを振り返って、自分自身が役立つことを記録しておこう。。
そう思っていた矢先でした。
医療系記事に関するグーグルアルゴリズムが激変した『あの日』つまりは「12月6日」を境に激減していたアクセス数が、この数日間は回復しています。
厳密に言えば、『あの日』以前より若干増えて、過去最高のアクセス数を昨日叩き出しました。
別に、何かの記事がバズった訳ではありません。
一体、私のブログに何が起こったのでしょうか?
久々にグーグルアナリティクス(アクセス解析をするツール)にアクセスして確かめてみると、興味深い現象が確認できました。
今回は、そんな「現象」をシェアしてみたいと思います。
目次
検索順位は変化なし。だけどアクセス数(PV)が元に戻った件
グーグルアナリティクスでアクセス解析する前に、グーグルサーチコンソールという検索順位(や検索流入)を確認するツールを利用してみましたが、(緩やかな改善程度にしか)検索順位や検索流入の変化は起こっていないようです。
で、この点を確認した上で、グーグルアナリティクスでアクセス数を確認してみると、この数日間は以下の様に『グーグルアルゴリズムが激変した日』より以前と同程度、もしくはそれ以上にアクセス数が急回復していることが分かりました。
- 1月7日 (日):10516PV
- 1月8日 (月):16909PV
- 1月9日 (火):16726PV
- 1月10日 (水):17078PV
- 1月11日 (木):18478PV
直近の1月11日に関しては、「あの日」以前も含めて過去最高のPV数を記録しています。
アクセス数が最低だった年末年始、そしてアクセス数が回復した要因
アクセス数が回復した要因を考察する上での前置きとして、「アクセス数が最低だった年末年始のデータ」を紹介しておきます。
アクセス数が最低だった年末年始
初っ端から脱線話になってしまいますが、以前投稿した「月40万PVブログの検索順位がダダ下がりな件(医療記事・健康記事)」という記事の中では12月6日を含む5日間のアクセス数の推移を紹介しています。
ですが、その後もアクセス数は減りつつけ、年末年始には1年間における最低なアクセス数で推移していました。
※その中でも12月31日(日)が最低で、1836PVを記録しています(2018年1月12日の1/10のPV数ですね。。)。
で、12月31日の最低なアクセス数を記録した後、再びなだらかにアクセス数が回復していきました。
ちなみに、(後述する内容の参考になると思うので記載しますが)直帰率や訪問ページセッションに関しては、「あの日」の前後では殆ど変化はありませんでした。
ただし、この「直帰率」と「訪問ページセッション」が1月8日以降のアクセス数急上昇のカギを握っているのではと感じています。
アクセス数が回復した要因を探る
アクセス数が回復した要因を考察したところ、現時点では以下の2点ではないかという結論に達しています。
①そもそも「12月6日以降」は皆が年末(+年始)で仕事・プライベート共に忙しく、医療系・健康記事を検索する人などほとんどいなかった
②医療職種(主にリハビリ職種である理学療法士・作業療法士)の一定数に、私のブログコンテンツが支持された。
アクセス数が回復した要因① 年末年始はアクセス数が落ちる
「あの日」以降にアクセス数が減少し続けた理由は12月という季節的な要因が考えられます。
12月とは仕事・プライベートともに行事が盛りだくさんです。
仕事納めとしての間接業務や年明けに向けての準備、クリスマス、お正月、、、
忙しかったり、楽しかったりと、医療系・健康系記事の出番はほとんどありません。
ググられることが滅多にない時期と言えます。
そんな時期に検索アルゴリズムが大幅に変更になったため、アクセス数の減少には「検索アルゴリズムの変更に季節的要因が加味された現象であった」と言い換えることが出来ます。
アクセス数が回復した要因② 医療職種に私のブログが支持された
前述した「アクセス数が回復した要因①」は以下を証明している気がします。
- 12月6日から年末年始にかけて、アクセス数がなだらかに下降していった点
- 年末年始から1月7日にかけて、アクセス数がなだらかに上昇していった点
ですが、これだけでは1月7日以降のアクセス数急上昇は証明できていません。
でもって、1月7日以降のアクセス数急上昇には、(あくまで個人的な希望的観測ですが)以下が関係しているのではと感じています。
グーグルアナリティクスで分析して分かったこと
ここから先は、実際にグーグルアナリティクスで分析して分かったことを参考に考察していきます。
冒頭でも記載していますが、グーグルアナリティクスでアクセス解析する前に、グーグルサーチコンソールという検索順位(や検索流入)を確認するツールを利用してみましたが、検索順位や検索流入は変化が無いようです。
※厳密には「多少のポジティブな変化は見られている」のですが、1月7日以降の劇的なアクセス数上昇(過去最高になる程のアクセス数)を証明する根拠には全くならないレベルです。
で、アナリティクスで現状を確認したところ、以下の点が劇的に改善していました。
- 直帰率の激減
- 訪問ページセッションの大幅な改善
『直帰率』とは「1ページのみを見て、サイトから離脱する行動の割合」を意味し、『訪問ページセッション』とは「訪問した人が平均して、いくつのページを観覧しているか」を意味します。
なので、「直帰率が減る」のと「訪問ページセッションが改善される」というのは連動しているので同じことを2度言っているのと同じな気もしますが、兎にも角にもこの2つが大幅に変化しているのが確認されました。
ここで極端な例を示してみます。
- 1ページしか観覧してもらえないブログ(直帰率100%、訪問ページセッション1)を1000人が観覧した場合、アクセス数は1000PVになります。
- で、1ページしか観覧してもらえないブログが(アルゴリズムの変更で)500人にしか観覧してもらえなくなったとすると、アクセス数は500PVになります。
- で最後に、500人に減ってしまったブログ観覧者が、2ページ観覧してくれる(訪問ページセッション2)ようになったとすると、結果的にアクセス数は1000PV(500×2)になります。
つまり、最近の私のブログに起きた現象は以下になります。
なぜ1月8日なのか?
「あなたの(勝手な)考察は分かったよ。でも、何で急上昇したのが8日(月)なの?」と疑問に思われる方も多いと思います。
でもって私もはっきりとは分かりませんが、以下なども影響していたのかなと思います。
- 8日(月曜)までは、仕事始めで忙しかった。
- 7日(日曜)まで休みの人も多かった。
私は4日が仕事始めだったのですが、やはり数日間は慌ただしかったです。で、正月気分が抜けずに疲れがたまり易く、週末もゴロゴロ過ごしてしまい、医療系・健康系記事を検索する意味を見出せませんでした。
また、4日(木)の仕事始めから6日(土)までの交通量は、普段と比べ激減しており「あ~ 世の中には、まだ仕事を始めていない人が大勢いるんだな~」ってのを実感しました。で、8日(月)は渋滞が発生するほどで、交通量は元に戻っていました。
※柔道整復師・鍼灸按摩マッサージ師さんでブログを観覧してくれている人達の中には、8日(月)が仕事始めな人も多少は含まれていたのではと思います。
勝手な解釈ではありますが、これらの「正月明けで世の中がハッキリと動き始めた時期」っというのが1月8日(月曜)なので、この日を境に医療・健康系記事の需要も高まり始めたのではと思っています(考察が、少し強引ですか??)。
なぜ、この様な現象が起きたのか?
ここから先は、なぜ「直帰率の低下」や「訪問ページセッションの改善」が起こったのか考察してきます。
今回、劇的にアクセス数が向上したのは、決して「特定の記事がバズッた」とかではありません。
で、最初は以下の様に感じました。
アクセス数が伸びた理由がサッパリわからなかったのです。
ただ、何らかの理由は必ず存在すると思って、頑張って考え抜いた結論が、先ほども記載した
『医療職種の一定数に、私のコンテンツが支持されたのかもしれない』
です。
なぜ支持されたと思うのか?
医療・健康系の情報は、グーグルのアルゴリズムによって(今のところ)文献や書籍、権威のあるサイトなどが検索上位を占めやすくなっています。
でもって、グーグルの(個人ブロガーが上位検索されるための)アドバイスとしては「専門家が、平易で分かり易く表現すること」とされています。
もし、あなたが医療関係者で、一般のユーザーに向けたウェブでの情報発信に携わる機会がありましたら、コンテンツを作る際に、ぜひ、このような一般ユーザーの検索クエリや訪問も考慮に入れてください。ページ内に専門用語が多用されていたら、一般ユーザーが検索でページを見つけることは難しくなるでしょう。内容も分かりづらいかもしれません。
~ウェブマスター向け公式ブログより~
確かに、上記を意識することによって狙ったキーワードを再び検索上位に浮上させることが出来る可能性があります。
でもって、ターゲットが「一般ユーザー」なら、そうするべきです。
しかし一方で、私の様に第一目的が「自身の備忘録・知識の体系化」であり、それに付随して「専門職の人で(役立つと思ってくれている人には)観覧してもらいたい)というスタンスなのであれば、上記のグーグルアドバイスを参考にしすぎると中途半端な記事になる可能性があるのではと感じます。
でもって、もし「専門職をターゲットとして作成したコンテンツ」であれば、必ずしもグーグルに好まれはしないものの、専門職の人達に発見された場合は(そして、そのコンテンツが気に入ってもらえた場合には)直帰率は低いと思いますし、訪問ページセッションも良好になるのではと感じました。
もちろん、上記のように「一般ユーザー向け」か「専門職向け」かに絞るという訳ではなく、様々な記事が詰め込まれたコンテンツも良いと思います。
ここでお伝えしたいのは、必ずしもグーグルに好かれなくとも「一部の人に好かれればアクセス数は伸びる可能性が高い」という点です。
でもって、以前は個人ブロガーの記事が医療系・健康系の上位に検索されることが多かったのですが、最近は(昔ほど)見かけなくなりました(グーグルアルゴリズム変更のせいで)。
つまり、「個人ブロガーの記事に対するレア感が高まった」のではと感じます。
現時点において、上位検索される記事がつまらないものばかりだとするならば、検索者は2ページ・3ページ目と下位表示されている記事にも目を通すようになります。
でもって、理想としていた記事に巡り合えたとするならば、その記事を作成しているブロガーの他の記事も(もしかすると、このコンテンツとは二度と巡り合えない可能性もあるとの思いから)観覧するのではないかと思います。
※これが「直帰率の低下」「訪問ページセッション」の大幅な改善に結びついた要因なのではと考えています。
余談として、Pocketなどに登録してくれたりする人達も「あの日」を境に、増えています。これも恐らくは「上位検索されていないけど、良い記事だと思うのでストックしておこう」という思いを持ってくれた結果なのではと(自分勝手に)解釈しています。
※今までは、(40万PVというアクセス数とは裏腹に)こういうのに登録してくれる人は皆無でしたが、最近は見ず知らずな人たちがチラホラと登録してくれています。
※ツイッターもフェイスブックもしておらず、職場の同僚や友人にも「ブログをしている」程度にしか伝えていません(ブログ名やURLは知らない)ので『ご祝儀的な反応』は起こらないので、ある意味リアルで信用できるの反応なので嬉しいです。
補足①:SNSに頼るべきか
グーグルの検索アルゴリズムの変更によって「ブロガーの記事がバンバン上位検索され、検索流入が期待できる時代」は終わってしまったのではと感じます。
でもって、「検索流入に頼らずアクセスを集めるには、どんな手段があるか?」と考えた際に、真っ先に思い浮かんだのがSNSでした。
※この点に関しては、別記事『月40万PVブログの検索順位がダダ下がりな件(医療記事・健康記事)』でも記載していますが、SNSで記事を紹介したり、ファンを増やすことで(検索順位上位云々ではなく)「この人が作った記事だから読みたい」といった環境をつくるって感じです。
でもって、そういう思いとは裏腹に、私はSNSを面倒くさいと思うし興味が持てないタイプなので、アクセスアップは期待できないだろうなと思っていました。
※ツイッターもフェイスブックもやっていません。
※ってかガラケーです(ガラケーは関係ないか)。
ですが、今回は私の予想を良い意味で裏切ってくれたことになります。
これは「(好きでSNSをしており、利便性を感じている人は結構なことですが)SNSに利便性を感じず、この様なバーチャルな関係に躍起になることへ嫌気がさしている人」には(嫌なら別にやなくて良いという意味で)朗報なのでは無いでしょうか?
補足② 直帰率・訪問ページセッションを改善させる工夫を紹介
検索流入が激減したとしても、直帰率・訪問ページセッションを改善させることで、ある程度補うことが出来ることを解説してきました。
なので、改善させるための試行錯誤は、したほうが良いと思います。
ただ、どんな工夫が有効かは、何とも言えません。
※各々のブログ構成の特徴に合ったものにする必要があるので、他者の真似を自身のブログにしたとしても、それが有効に機能するとは限りません。
ただ、(参考にならないかもしれませんが)私が唯一実施した「直帰率・訪問ページセッションを改善させる工夫」は以下になります。
ご覧いただければわかるように、何の変哲もないプロフィールを付け足しました。
ただ、とりあえず「医療系の専門職ですよ」というのは伝わるので、必要最低限の対策として付け足した方が良いかなと(グーグルは専門家によって作られた記事を重要視する可能性があるので、自身が専門家である点はアピールしておいたほうが良いのかなと)。
で、同じくフッターには他記事に移行できる要素(まとめ記事一覧・サイトマップなど)も入れ込んでいるので、気になった人は別記事もついでに観覧してもらえるかなと(これで直帰率・訪問ページセッションの改善に寄与するかなと)。
※パソコン画面においてはサイドバーにもプロフィールが表示されるような設定にしています。
まぁ、この対策が回遊率アップにどの程度寄与しているかは甚だ疑問ではありますが、私が努力した点として念のため記載してみました。
まとめ
この記事のまとめです(これまでと重複した内容となります)。
グーグルのアルゴリズムが変更になった当初は、「分かり易く素人さんにも理解できるように噛み砕きまくった記事を作ることがアクセスアップに不可欠なのだな」と思いました。
でもって一瞬ではありますが、その様に記事を修正してみようかとも考えたりしました。
ただ(現時点の私のアクセス数をみる限りでは)、「ある程度の分かり易さは保ちつつも専門的な用語も使いながら記事を作る」というスタンスを続けるのもアリなのではと考え直すようになっています。
確かに、(個人ブロガー記事に関しては)「グーグルは素人さんにも分かるように作った専門家の記事」というのを上位検索してくれるように思うのですが、そういう素人さんは『一見さん』多い気がします。
例えば、「椎間板ヘルニアと診断され、腰痛に悩んでいる人」がググった際に、あなたの記事が上位検索され観覧されたとします。
でもって、いくらその記事が「質が高く観覧者さんの参考になる記事だった」としても、次にその人がとる行動は「あなたの記事から離脱して、他コンテンツの記事でも情報収集をしてみること」だと思います。
いくら私たちが質の高い「様々な疾患に対する有益な情報」を掲載していたとしても、その人が知りたいのは「自身が患っている椎間板ヘルニアによる腰痛を改善させるための情報」だけです。
※同じ運動器疾患である「肩関節周囲炎に関する情報」など、(その記事がいくら質の高い記事であろうと)興味はないと思います。
でもって、(仮に直帰されたとしても)その様な記事を量産していれば(一見さんが集まりまくって)アクセスアップに繋がるかもしれませんが、素人さんが検索するような内容は、(今のところ)大手製薬会社・書籍情報・文献情報などで埋め尽くされている印象を受けます。
なので、この考えは(今のところ)非現実的な気がします。
でもって、ターゲットを「リハビリ職種(理学療法士・作業療法士)を含んだ医療・介護職種」に絞って「噛み砕きすぎず、尚且つ分かり易い記事」で体系化されたコンテンツを作ると、(記事単体ではなく)コンテンツとして好きになってもらえ、検索流入に依存しないサイトが構築できるのではと考えるようになりました。
以前私は「今後ブログを継続するにあたっての戦略」としてSNSを今以上に活用することでファンを作る必要があるのではとブログで記載したことがあり、SNSを活用していない私のブログはアクセスが伸びないと思っていました。
ただ、現時点におけるアクセス数をみる限りでは、今の方向性で記事を作ってもアクセスは伸びるのではと考えています。
また、個人的に以下の様な印象も持っています。
一般論的な記事も大切だが、独自の切り口で発信した記事や、やや挑発的な記事も作っておいた方がスパイスになって観覧者が増える(中には支持してくれているというよりは「こいつムカつくな」と思いながら読んでくれている人も含まれてしまいますが、そういう人も大切な観覧者さんの一人です)。
色々と感じたことを記載しておいて身も蓋もないことを最後に記載しますが、今回の記事は短期間のデータを基に作成したに過ぎず、長期的に見ればアクセス数が急落する可能性もあるので、この記事の内容をうのみにしすぎないよう注意してください。
また、ここに記載した「アクセスが回復した根拠」も、あくまで個人的な希望的観測です。例えば最近は過去のPV数などを発表してしまっているので「意外とアクセスを稼いでいるブログなんだな」ということが認知されてしまい、「どんな記事を作ればアクセスが伸びるか」の研究材料として一時的に注目されているだけな可能性も捨てきれません。
終わりに
そもそものブログ作成の目的は備忘録・自己研鑽だと何度も記載していますが、「多くの人にもアクセスされている(=支持されているとは限りませんが)」というのは悪い気はしないので、今回のアクセス数回復は非常に励みになる現象になりました。
「このアクセス数のまま推移してくれれば良いなぁ」と祈りつつ、この記事を終わりにします。