以前、「株式投資中継」と題して『カカクコム』の売買を中継して、株式投資がどんなものかを解説しました。

 

この記事を観覧してもらうと、ナンピン買いも含めて、株式投資がどんなものかを何となく理解してもらえるのではと思っています。

 

関連記事

⇒『株式投資を中継!「カカクコム」をナンピン買い! はたして上昇なるか? 株式投資で副業だ!

 

 

でもって、今回は『東京エレクトロン』という株を大量購入(H29年11月30日)したので、この株で実況中継をしてみたいと思います。

 

今回の「ナン買いはどんなものか?」といった特別なテーマではなく、単純に大量購入して収益が出るかどうかに挑戦するといった感じです。

 

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目次

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東京エレクトロンを何株買ったの?

 

見出しに「東京エレクトロン大量購入」と記載しましたが、

 

購入額は大体「890万円」です。

 

これだけの金額を投入するのは数年に1度あるかないかなので、今年における最初で最後の大勝負といった感じです。

 

※数字は、左から数量・取得単価・現在値・前日比・前日比(%)・損益・損益(%)・評価額

※400株を取得し、9100円損をしている状態です。

 

 

東京エレクトロンってどんな株??

 

私は、基本的に自分の知っている会社の銘柄を中心に購入することをポリシーとしていますが、今回は例外となります。

 

つまり、東京エレクトロンについて、ほとんど分かっていません。

 

詳しく知らない銘柄を購入して、痛い目(当分のあいだ塩漬けする羽目)にあったこともあるのですが、今回はそうならないことを祈ります。

 

ちなみに、エレクトロンに関する「9月15日号の四季報」情報の一部は以下の通り。

 

特色:

半導体製造装置で世界4位。前工程用に強み。世界首位の米国AMAT社との統合は破綻

 

やや増額:

半導体装置は3次元NANDの顧客投資旺盛受け出足好調。後半はDRMAやファウンドリー向けに加え、10・5世代基盤やFDP向けが順調。会社計画や伸張で上振れ公算。配当性向50%メド。

 

増強:

宮城工場は物流棟の新設に続き生産ラインを増強。3次元NAND向けで需要旺盛なエッチング装置を倍増へ。中国ではDRAM新工場向けの受注を獲得

 

ほとんど専門用語が並んで意味不明ですが、どうやら半導体メーカーで世界4位の実力を持っていることが分かります。

 

また配当性向も50%というのも、仮に塩漬けになっても我慢出来るためのポイントと言えます。

 

また中国に関わっていることから、漠然とですがチャイナリスクに振り回されないかといった点は、個人的に不安材料だと考えています。

 

 

東京エレクトロンを購入した根拠

 

先ほど「東京エレクトロンについて、ほとんどわかっていない」と記載しましたが、この銘柄を見つけたのは偶然でヤフーファイナンスをイジッていたら目に留まっただけです。

 

で、東京エレクトロンを購入した根拠の一つは「10月31日に発表された中間発表(進捗状況)の結果」がすこぶる良かった点が挙げられます。

 

そして、もう一つの根拠は「優良銘柄にも関わらず、最近急落を余儀なくされている銘柄である」という点です。

 

実は東京エレクトロン、最近は株価が急落しており、その要因は以下の様に言われています。

 

米国で半導体関連の動きを示すフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が急落したことによる、関連銘柄への影響

 

あるいは以下の記事は、非常に参考になるため東京エレクトロンに興味がある方は合わせて観覧してみてください。

⇒『(外部リンク)半導体関連株に急ブレーキ なぜ東京エレクトロン株は急落したのか?

 

 

※画像引用『ヤフーファイナンス』より

 

上記は、3か月間における株価の推移になりますが、10月31日の中間決算発表と同時に株価が急上昇した後に横ばいとなり、この数日間で急落下しているのが分かります。

 

以下の「1か月間の株価推移」をみると、好決算でドーンと上昇した株価が、この数日で帳消しになるくらい下落しているのが分かり易いと思います。

 

 

 

この様に急落真っ只中の東京エレクトロンではありますが、他の情報を色々と調べてみても、この銘柄における最近における評価はすこぶる良いため、時間の経過とともに本来の実力に見合った株価に戻るのではと推測しています。

 

東京エレクトロンのように「銘柄自体は優良なのに、外部要因でつられ安を余儀なくされている銘柄」はタイミングを見計らって買うに値すると考えていますし、実際に上手くいくことも多いです。

 

※「タイミングを見計らって」というのは難しく、この銘柄に関しても、もう少し下がる可能性もあるかもしれません。

 

前回の『カカクコムの実況中継』と同様に、追加購入や売却した際は更新するのでお楽しみに!

 

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追記

 

ここから先は、追記になります。

 

H29年12月7日(木):東京エレクトロンを300株追加購入

 

下落・停滞していた東京エレクトロンが本日反発したので、翌日も反発する予感がしたので、株価20940円で300株を追加購入しました。

 

計700株保有しているという事になります。

※大まかな計算として1千400万円つぎ込んでいるという事になります。

※これは明らかに分散投資の考えからは外れてしまうので(一点集中を推奨するにしても程があるので)、少し利益が出た時点での部分売却を考えています。

 

 

H29年12月8日(水):東京エレクトロンを400株売却

 

昨日の急騰に加え、本日も東京エレクトロンが急騰しました。

 

 

それに伴い、「下落に伴うナンピン買い資金の確保」も兼ねて400株売却しました。

 

※21615円で指値注文したところ300株が21765円、100株が21760円で売却されました。

※今回400株売却したので、残り300株を保有しているという事になります。

 

今回の取引で得ることの出来た売却益は以下になります。

 

252527円
※損益金額合計316906円から税金64379円を引いた額

 

 

日本時間の今日の夜間にアメリカの雇用統計が発表されます。

でもって、その発表が「ポジティブな内容であり、尚且つ市場がその内容を織り込んでいない場合」はアメリカ株が強く上昇すると思われます(逆であれば下落)。

その流れを受けて、来週の日経平均株価もつられ高、あるいはつられ安になる可能性があります。

 

日経平均株価が「つられ高」になった場合は、東京エレクトロンも上昇を続けると思われ、残り保有の300株は長期保有してみようと考えています(20%ほど利益が出たら、100株売ろうかななどと考えています)。

 

日経平均株価が「つられ安」になった場合は、東京エレクトロンも下落すると思われます。

その場合は、上記画像で示したチャートの20000円が下落を止めるボーダーラインとして機能する気がします。

なので、20000円まで下がった時点で300株ほどのナンピン買いを考えています。

 

※20000円をさらに下回る場合は、塩漬けになります。

※ただ、この株は配当も良いし、最終的には値上がりする株だと思うので、それも塩図家になっても良いと考えています。

 

 

この記事は、このまま20000円を短期的に下回ることが無い場合は長期保有するため終了となります。

 

一方で、20000円まで下落するようであれば取引を続けるため改めて期維持を追加しようと思います。

 

 

H30年1月10日(水):東京エレクトロンを200株売却

 

『残り保有の300株は長期保有してみようと考えています(20%ほど利益が出たら、100株売ろうかななどと考えています)』と前述しましたが、予定を変更して200株を1月10日に売却しました。

※指値注文していたところ、21795円と21785円で売却できました。

 

200株売却したので、現在保有している東京エレクトロンは100株のみになりました。

 

予定を変更した理由は以下の通りです。

 

  • 最近はボックス圏を行ったり来たりしているので
  • そもそも最低取得金額が高額な銘柄なので(下落リスクを考慮)

 

 

今回の取引で得ることの出来た売却益は以下になります。

 

130052円
※損益金額合計163206円から税金33154円を引いた額

 

 

東京エレクトロンは、1月下旬に決算を迎えるので、結果次第で上昇あるいは下落します。

 

※もちろん、好業績であったとしても「織り込み済みか」「想定以上のサプライズか」でも、どちらに振れるかは変わってきます。

関連記事⇒『この株は有望だから絶対上がる? ちょっと待って! その株価は既に「織り込み済み」かもしれません!

 

でもって現在、「1月11日から決算発表までもう少し間がある点」、「ボックス圏としては(比較的)高値水準となっている点」から一度は下落した後に、再び30日に向かって上昇するといった動きを見せるのではと予想しています。

 

シナリオ通りに事が進めば「下落した際はナンピン買い(っというか平均取得単価と同程度まで下がったら100株 or 200株の再購入」⇒「再び30日に向かって上昇した場合は決算前に売り抜ける」というシナリオを想定しています。

 

※皆の決算への期待が強すぎて、30日に向かってボックス圏を貫いて上昇し続ける可能性もありますが、果たしてどの様な動きを見せるのか要注目です。

 

 

H30年1月19日(金):東京エレクトロンの最後の100株を売却

 

100株だけ残っていた東京エレクトロンを本日売却しました。

 

※売却値段は22950円で指値注文したところ、31000円で売却されていました。

 

 

今回の取引で得ることの出来た売却益は以下になります。

 

171017円
※損益金額合計212106円から税金43089円を引いた額

 

 

決算後まで保有しようと考えていたのですが、アメリカにおける予定変更の理由は以下になります。

  1. アメリカのニューヨークダウ(日本でいう日経平均株価のようなもの)が上昇し続けており、過熱気味で、いつ下落(短期調整)してもおかしくない水準に達している。
  2. アメリカの上院で移民政策に関する議論が紛糾しており、暫定予算案が上院で通過立しなければ政府機関の一部が閉鎖される見通し

 

市場が過熱気味な際は、機関投資家がしょーもない理由を見つけて売りを浴びせてくることがあり、②はそれに値する可能性があるのではと思ったので、ある程度利益も出ているし、ここらで売却に踏み切りました。

 

※アメリカ株が下落すると、日本における輸出銘柄にも影響を及ぼす可能性が高く、東京エレクトロンにも影響がないとは断言できないとの連想からです。思い過ごしであれば、今後も日経平均が上昇し、他の銘柄の含み益が増えるのでOKですが、万が一調整が起こると(東京エレクトロンは大型株でナンピン買いに勇気がいる銘柄なだけに)苦労しそうなので売却しました。

 

※今回の平均取得単価以下にまで株価が下落したら再度購入してみようと思いますが、このまま上昇を続けるようだと、二度と購入することは無いと思います。

 

※でもって、東京エレクトロンの記事に関しては(今後、改めて買うにしても)この辺りで修了にしようと思います。

 

※長い間、観覧頂きありがとうございました。株式投資をするうえで、何らかの参考になれば幸いです。

 

 

余談として、東京エレクトロンの売却と同時に、楽天株を958.5円で購入しました。

 

※楽天株は最近だだ下がりな銘柄で、高値つかみした人には悲劇としか言いようのない銘柄になり果てていますが、あえてこのタイミングで購入してみました。

 

楽天株に関しては、『株式投資を中継!楽天株を大量購入!はたして上昇なるか』を作成したので興味がある方は観覧してみてください。

 

 

関連記事

 

冒頭でも紹介しましたが、「株式投資を中継!」と称して以下の記事も作成しているので、興味がある方は合わせて観覧してみてください。

 

⇒『株式投資を中継!「カカクコム」をナンピン買い! はたして上昇なるか? 株式投資で副業だ!

 

 

話はそれますが、現在保有している銘柄と、それらの含み損益に関しては以下の記事で公開しているので興味がある方は観覧してみて下さい。

 

⇒『ネット証券のメリットは?株式投資で副業ってどうなの?ポートフォリオ(運用状況)も公開