今まで、以下などの株式投資の中継記事を投稿してきました。
②⇒『株式投資を中継 第2弾!「東京エレクトロン」を大量購入!』
でもってH30年1月19日に「アメリカ株が短期的に値下がりする可能性があるため東京エレクトロンをすべて売却した」のですが、その代わりに『楽天』を大量購入しました。
今回は、そんな『楽天株』の売買に関して実況中継をしてみたいと思います。
楽天を何株買ったの?
見出しに「楽天を大量購入」と記載しましたが、
購入額は大体「96万円」です。
※平均取得単価960円で1000株購入している状態です。
楽天ってどんな株??
今回購入した『楽天』という銘柄は、名前を知らない人はいないというほど有名だと思います。
手がけているサービスとしては『楽天市場』が有名ですが、電子書籍も販売していたりして「日本版アマゾン」という表現がピンとくるかもしれません。
一方で、単なる「商品」のみならず、楽天証券(証券会社)・楽天トラベル(旅行)なども手掛けている点はアマゾンとの違いと言えるのではないでしょうか?
そんな楽天に関する「12月15日号の四季報」情報の一部は以下の通り。
ネット通販で国内双璧。金融、旅行など総合路線。社内英語公用化。MVNOは先行投資期
反落:
爽快ドラッグ通期寄与。投資事業の評価益が390億円に膨らみ前号より営業増益幅拡大。18年12月期は証券横ばい前提。国内EC取扱高順調増、つれてカードも伸長。ただ評価益見込まず営業益反落。
攻める:
米国NBAとパートナー契約締結し日本での独占的放映・配信権獲得。電通と合弁の広告新会社が本格始動、大型広告主開拓。MVNO同業のフリーテルを買収。
楽天って良くも悪くも「ガンガン攻めて事業を拡大していく」ってイメージが強いです。
得られた収益を、ガンガンと再投資していく。
そのため財務健全性は、良くありません。
※以下の画像はSBI証券の「楽天ページの分析」より引用
「ガンガン攻める」という点はソフトバンクと似ているかもしれません。
でもって「事業を拡大しまくる企業」というのは、投資家に好まれる場合と好まれない場合があります。例えばウォーレンバフェットなどは、一つの強みにとことんまで拘っている企業を好む傾向があり、本業以外にアレコレと手を出す企業は嫌う傾向にあります。
で、最近の楽天株価は下落基調にありますが、その要因の一端は「アレコレと手を出していること」にあるようです。
楽天の株価が下落している理由
楽天の株価は、昨年の6月に高値を付けて以降、下落の一途をたどっています。
※以下は1年間における株価の推移。
で、ここ最近も下止まることなく下落しています。
※以下は直近1か月間の株価推移。
※1月19日に「少し上昇した」程度で、これをもって底を打ったとは断言できない状況です(もっと下落する可能性も秘めています)。
で、直近の株価下落の要因は以下の様に言われています。
18日の東京株式市場で、楽天が6日続落で昨年来安値。昨年12月28日以降、上昇したのは1日のみと下値模索の展開が続いている。昨年12月中旬に携帯キャリア事業へ新規参入することを発表。19年中のサービス開始を予定しており、足もとでは、携帯事業への参入による財務体質悪化を懸念する売りが続いている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
※先ほどの「1か月間の株価推移の画像」より前の12月中旬にストンと株価が下落している局面があるのですが、これは恐らく「携帯事業を発表した日」だと思われます。
楽天は、色んなものに手を出しすぎ
楽天に関して、「ガンガン攻めて事業を拡大していくってイメージが強い」と前述しました。
ただし、事業拡大は成功するかもしれないし、失敗するかもしれないし、ハイリスクハイリターンです。
また、本業(楽天の本業は楽天市場か?)との相乗効果がいかに出せるかなど、考えることが色々出てきて投資しにくかったりします。
そもそも楽天は、過去にも後出しで「電子書籍市場」や「ネット証券証券会社市場」に参入していますが、どれもレッドオーシャンな競合が多い分野です。
まぁ、結局のところ「企業規模の大きさ」や「知名度の高さ」からごり押し出来るので、今のところ(成功しているのかは微妙ですが、少なくとも)、失敗はしてい(及第点レベルは確保できている)のではと思います(良く知らないので、多少いい加減なコメントになりますが)。
でもって、ここへきて「携帯キャリア市場」という、これまたレッドオーシャンに飛び込もうとする姿勢に、投資家たちが「いい加減にしろ」との意思を突き付けたため、株価が下落しているのだと思います。
楽天を購入した根拠
私は(理学療法士協会の会員なので、会費を支払うためだけの目的で)楽天カードを保有していますが、買い物はアマゾンですることの方が多いです(アマゾンで購入すると得をするクレジットカードを決済で使用していたりします)。
でもって、先ほどかから楽天のことをボロクソに記載しています。
つまり、長期保有には値しない銘柄だとは思うのですが、チャートを見る限りでは、やはり売られすぎな気がします。。。
以下は楽天のチャートを10年に広げたものです。
丁度5年前から上昇を続けていましたが、現在はその水準にまで戻りつつあります。
この様に下落基調な銘柄を買うのは勇気がいりますが、「単なる不透明感(携帯キャリア市場への参入が成功するかどうか)」は、時間とともにある程度は払拭されると期待しています。
大成功するとは思っていませんが、過去と同様なごり押しで「携帯市場で何とか生き残っていけるレベル」程度には落ち着くのではと考えています。
※電子書籍や証券会社と同様に。
で、ある程度株価が戻った時点での(何度かに分けての)売却を考えています。
※株主優待も興味が無いものしか並んでいません。。。
また、今後も下落し続けるようであれば平均取得単価(960円)から10~20%下落した時点でタイミングを見計らって、再び1000株の購入を検討しています。
そこからさらに下落したら、2000株を購入し、そこからまだ下落するようだと塩漬け決定というシナリオを今のところ想定しています。
今後は外部要因による下落(東京エレクトロンを1月19日に一端すべて売却したのと同様な理由)や、決算後の更なる下落により、再購入を余儀なくされる可能性もありますが、そうであったとしても、中・長期的には平均取得単価の10~20%は上昇した水準にまでは戻るポテンシャルは持っていると思います(最悪を想定したとしても、この水準で購入した場合、大きな被害は受けないと思っています)。
売却あるいは塩漬け状態になった際は、改めて記事を更新したいと思います。
楽天株の追記
個々から先は、楽天株の追記になります。
追記 2018年3月12日に1000株追加購入しました。
1月19日に購入して以降、底辺でウロウロしている楽天株ですが、この度1000株を926.6円で追加購入しました。
本来なら「10~20%下落するのであれば追加購入」の予定でしたが、そこまで大きく下がる気配は無く、かといって上昇する気配もありません。
でもって、先週のアメリカ雇用統計が無難に通過した点、北朝鮮とアメリカのトップ同士が5月に会談する予定であるなどのポジティブな要素があり、「4月中旬までは日経平均の上昇基調も続くのではないか」との思惑から追加購入しました。
※トップ同士の会談で、物事が進展するとは思いませんが、つかの間の安心感が市場に降り注いでいるのではと考えます。
一方で懸念材料としては、「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書書き換え問題が挙げられます。
本日までの報道でも市場は比較的堅調なようですが、場合によっては安倍政権のアキレス腱となり得るため、市場が急に警戒しだす可能性に注視す売る必要があると考えます。
※もしかすると、明日・明後日と2日間くらいはこの問題がクローズアップし、日経平均も下落するかもしれません。
話を楽天に戻すと、2000株保有、平均取得単価は960円⇒944円へ、評価額は1865400円で22600円損をしている状態です。
また楽天株の売買をした際は経過報告していきたいと思います。
追記 2018年4月5日に2000株追加購入しました。
楽天株を4月5日に2000株追加購入しました。
昨夜のNYダウが値上がりしていたので、「今日は日本株も上がるだろうな・・楽天株も値下がりしていた昨日に購入しておけばよかったな・・・」などと後悔しつつ、今回は前日終値の868.4より若干高めの「870円」で指値注文しておき、昼休憩に株価をチェックしてみました。
すると、予想に反して日経平均は(NYダウに引きずられて)値上がりするどころか値下がりしており、楽天株もまさかの下落、終値は851.7円と年初来安値をついに更新してしまい増した。
まさかの高値掴み。。。。
そこまで叩き売られる要素も見当たらないのですが、多角経営しまくっている点や、こうまで綺麗な下降トレンドを形成していると、皆手を出しにくかったりするのでしょうか?
でもって、信用買いが相変わらず多い状態なので、売り圧力が強く、なかなか思い切った上昇が困難になっているのが現状です。
これは、予想レンジを750~800円に想定しなおした方が良さそうです。
まぁ、何度も記載している気もしますが、なんだかんだ言って楽天は、この数年で上場廃止になる可能性は限りなくゼロに近いので思い切った投資が可能ですし、外部要因で株が下がり易いとは言っても、いい加減「そろそろ底だ」と考えています。
※「そろそろ、底だ」なんて投資の素人がよく言いそうなセリフですが、流石に「そろそろ底」でしょう(汗)。
いくらナンピン買が可能とはいえ、楽天ばかりに付き合っている訳にはいかないので、ナンピン買のチャンスはあと一回のみと考えています。
なので、最後の一回は750~800円の範囲内で、慎重な資金投入を考えています。
追記 いい加減にしてくれ楽天! 2018年4月10日に4000株追加購入しました
本日(一時的に79.2円の年初来安値、っというか13年3月1日以来5年1ヵ月ぶりに800円台を割り込んだ)場面がありました。
以下は楽天のチャートを10年に広げたものです。
上記だけでは、直近の下落っぷりが分からないと思うので、3か月の株価推移も記載してみます。
以前も、同じようなチャートを公表しましたが、そちらは1か月間の推移で、今回は3か月間の推移である点には注意してください。最近、一段と下落しているのが分かります。
ヤフーファイナンスには以下の記事が掲載されています。
楽天 <4755> が3日続落し年初来安値を更新している。総務省が9日、同社子会社の楽天モバイルネットワークに対して、第4世代移動通信システム基地局開設に関する認定書を交付したことで、国内4社目となる携帯電話事業者が誕生することが正式に決定したが、これを受けて今後の設備投資負担による業績への影響を警戒した売りが出ているようだ。
なお同社では、19年10月のサービス開始を目指しており、同件に関する資金最大6000億円のうち、楽天が最大2000億円をハイブリッドファイナンスなどで調達することで同額を楽天モバイルネットワークに出資し、残額は楽天モバイルネットワークが銀行借入などを活用して調達するとしている。
結局、最終的には若干戻して800.3円に戻し、何とか800円台をキープしましたが、今後この800円を明らかに底ぬけてくると、どこまで落ちるのか底が見えません。
余談が多くなりましたが、今回は4000株を801円で指値注文し、全て約定されています。
※現在、8000株保有、平均取得単価は855円、評価額は6402400円で437600円損をしている状態です。
でもって、本日は-28.4円安(-3.43%安)の大幅下落を演じましたが、明日も同程度まで下落するとするならば、(その値が底であろうとなかろうと)短期的な反発が予想されるので、平均取得単価まで反発した時点で速攻で大量売却して余剰資金を再度確保しようと考えています。
※つまり、明日に限定して770円で8000株指値注文しています。
モバイル事業に参入することで不透明感がまし、株価が下落しているのはチャートで分かっていて(それを分かったうえで)購入しましたが、まさか、ここまで底なし沼のごとく市場から見放されて下落するとは私の予想を遥かに上回っており、良い勉強をさせてもらいました。
マジで塩漬け状態に陥るかもしれませんが、モバイル参入が(完全に)失敗するとは思いませんし、日本のネット販売においてある程度のシェアを持っているので潰れるとも考えにくく、(何年かかるか分かりませんが)最終的には利益が出た状態で売却は出来ると思います(理想は、すぐにでも利益が出てほしいですが。。この銘柄は配当も低いし、株主優待もショボイですし。。)。
将来は、いずれにしても上昇するであろうという楽観的観測の元、こうなったら(私のガラではないですが)チキンレースに凸縫うしてしまいそうな気がします。。
楽天株が(一時的にでも)上昇するのが先か、私がSBIにプールしている資金が枯渇するのが先か。。
グチグチと書いてしまいましたが、今後の動向を見守ろうと思います。
追記:2018年8月31日 やっと7000売却できた。久々に損切りしたよ。
4月5日に4000株を追加購入し、計8000株保有していたものの、その後もダダ下がりし続けていた楽天株が、何とか平均取得単価である『855円』に接近したので「売却するなら今がチャンス」とばかりに8月31日に7000株を売却しました。
※850円で指値注文し、以下の様にバラバラと何回かに分けて売却されています。
※ちなみに、この日は楽天と同じく塩漬け状態であったエル・ティー・エスも平均取得単価に株価がほぼ並んだため1000株を残して売却しました。
結局、損切りをしたことにより、31402円の損失(ただし、ここから6381円は戻ってくる)ということになります。
800株で640万円ほど投入していたので、3万円の損だけでお金を回収出来たのは、ラッキーだったと思います。
ただ、最近の楽天株は上り調子なため、今後は(850円というキリの良いラインから下落する可能性もありますが)上昇する可能性もあります。
個人的には再下落するとみているのですが、このまま上昇し続けると悔しいので1000は保有したままにしています。
この数か月、結構楽天の株価は観察し続けてきたため、大よその値動きはつかめたつもりです。
なので、上昇するならこのままホールド、下落するならナンピン買いをしていきたいと思います(俺も懲りないな・・)。
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