この記事は、「私と株式投資」シリーズとして記載しています。
※あまりブログ内で自身のことを記載していませんが、このシリーズでは株式投資にまつわる個人的な内容を記事にしています。
※はじめての方は「株式投資① 株式投資との出会い」から観覧することをお勧めします。
※最初から読んでいただけていることが前提な記事となっています。
色々とクスぶっていてた数年間
私が本格的に株式投資に参入し始めたのはアベノミクスが始まる少し前(つまり第二次安倍政権が始まる2012年12月の少し前)になります。
それまでは、前回の記事の様に、サンデーサンの株価を観察したり、SBI証券に口座開設していつでも投資を始めて良い状態にしていたものの、「どの銘柄が有望なのか分からない」であったり「買ってすぐ下落したらどうしよう」などと考えて、一定期間躊躇している時期が続きました。
大縄跳びでいうと「さっさと飛び込んでしまえば良いものの、引っかかりはしないかと延々と躊躇している状態」と言えます。
やはり私も最初のころは銘柄選びに苦労しました。
例えば身近な銘柄として「ソニーがプレステ○○を●月●日に発売する」と分かると、それを境に株が上昇するのではと観察していても、全く影響は無かったり。
※後に、こういう情報は「発売日」より「発売されることが決定した」という情報のほうが投資家の期待感をあおって株価上昇につながるということが分かりました
※もちろん、発売後1か月が経過して「販売が好調だ」などのニュースが出るなどすれば話は別ですが、その当時は発売日を境に上がるものだと勘違いしていた時期がありました。
※むしろ発売日は「材料出尽くし」で叩き売られることもあったりします。
関連記事⇒『この株は有望だから絶対上がる? ちょっと待って! その株価は既に「織り込み済み」かもしれません!』
上記はあくまで勉強させてもらった一つの例に過ぎませんが、こんな感じで(このアベノミクス相場の前は、結局投資はしませんでしたが)自身が気になる銘柄を観察することで、ある程度の観察眼を身につけることが出来たように思います。
数冊、本を購入して勉強したりもしていました。
いよいよ知識を実践に移すとき!:爆上げ相場が始まった
爆上げ相場は「2012年12月から始まった」と言われています。
ただ、厳密にはもう少し前から日経平均は上がり始めていました。
っといのも、安倍晋三さんは「自分が内閣になったら、日銀と協力して大胆な金融緩和も実施する」「今の日銀は金融緩和をしないからデフレが脱却できないのだ」とう持論を唱えていました。
で、「安倍さんが総理大臣なった時点」ではなく「内閣総理大臣になる可能性が濃厚となった時点」から株はじわじわと上がり始めていました。
あるいは、2013年3月に日銀総裁の黒田東彦さんも、総裁候補としてメディアに名前が上がるよりまえから、市場では候補として名前が出ており、この人も金融緩和支持論者であることは周知の事実でした。
ポイントは、情報をその時持っていたかどうか
なので、株式投資のリテラシーを十分に持っている人からすると、2012年の11がつくらいに株を仕込んでおけば、どんな株(特に景気敏感株、素人なら大型株なんかが無難)でも爆上げすることは分かっていたと言えます。
株式投資は、時として上記のように「情報を先回りして入手したもの勝ち」な場面が稀に存在します。
もちろん、社内情報を予め入手して株を仕込むのはインサイダー取引で違法ですが、もっと全体的な景気の大局観は、情報収集しようと思えば誰にでもできる作業だったりします(やるか、やらないかだけの違い)。
で、後述する「私の株式投資情報源」でも紹介している「ザボイス」や「おはよう寺ちゃん」といったラジオ番組でした。
これらのラジオ番組は、景気の低迷に関して専門家が提言することも多く、(個別具体的な株式銘柄に言及したり、今株を買ってたら得するよなんてことは一切言いませんが)、政治経済の大局観を得るにはもってこいなラジオ番組だったと言えます。
爆上げ相場に全力投資
前回の記事で「SBI証券にお金を入金するところ」まで済ませているにも関わらず、ついつい手をこまねいてしまい、一切投資が出来ていなかったと記載しました。
ですが「何かのきっかけさえあれば投資に踏み切りたい!」とウズウズしていたのは事実です。
なので2012年11月に、今まで投資のために積み立ててきた余剰資金の1/3を株式投資につぎ込みました。
で、12月にこれは上がると隠しできた際に1/3を追加投資、更に翌年3月には残りの1/3を投資し、『現時点で、株式投資に充てられる財産全て』を投入しました。
ここまで大胆になれたのは、それまで投資をせずにウズウズしながら、チャートをながめたりといった反動も大きく、半分は論理的に考えてのことですが、半分は「イケー!!どうにでもなれー!!」ってな感情論も大きく影響したと思います。
ただ、あとから思うと感情論で動くのはリスキーな事ですが、この際はポジティブな結果に働きました。
この数か月間の爆上げで、何倍もの資金を手に入れることが出来たのです。
また、ここからの一年は、株式投資を実践することで成功もしましたが、当てが外れて失敗してしまい反省することもありました。
でもって、多くの経験が積めたと思っています。
この一年は「基本、何を買っても儲かる相場」だったので、それで銘柄選びに失敗するなどよっぽど先見の明が無かったのかも入れませんが、この当時の相場は「ボロ株で下落しようとも、再浮上してくれる相場」だったので、「失敗しても時間が経てば元の株価に戻り、その時点で売却する⇒プラマイゼロ」になるので、最終的に損をすることは一度も無く、経験値だけが積めるという有り難い相場だったのを覚えています。
今思い返すと、TVゲーム感覚と似ていると思います。
果敢にゲームにチャレンジし「ちょっと違うな」と思えば、簡単にリセットボタンを押せば元に戻る。
そんな感じで「損をするのではないか」という緊張感など皆無で、「失敗したら、すこし待って、元値に戻ったら売却しよう」と安易に考えて投資が出来たのを覚えています。
私が頼りにしていた、投資をする際の情報源
投資をする際は、直感的に投資をするのも良いですが、ある程度情報収集もしておいたほうが勝率は上がると思います。
で、私は(アベノミクスが始まる前から)ごく最近まで、以下の6つを情報源にしています。
- ヤフーファイナンス(無料)
- SBI証券の評価レポート(SBI証券に口座を持っていれば無料で観覧可能)
- 本屋においてある株式投資系雑誌(立ち読み+メモ)
書籍ではなく雑誌です。目的は銘柄選びなので、書籍は参考にしません。雑誌は直近のオススメ銘柄を教えてくれるので重宝します。っとはいってもタイムラグがあるため、すでに高値になっていたり、逆に雑誌の予想に反して下落しているものもあったりするので、あくまで情報の一つとして参考にするといったところです。中には、ビビッときて今現在高値であろうが下落していようが将来性がある!って感じで購入することも多々ありますが。。
今のところ、それで成功しているのが、メディカルデータビジョン、エムスリーで、失敗したのは(現在は含み益がありますが、最近まで沈没していた)メドピアです(どれも医療IT系銘柄になります)。最近ビビッときて、株価の現状に関係なく購入したのは複数の人材派遣系の銘柄です)。
- 特定の人が毎日送ってくれるメールマガジン
メルマガは一人だけ、自分に合う情報を提供してくれる人がいるので利用しています(もちろん、あわよくば有料会員になってもらおうとの下心の上で情報提供してくれているのですが、無料でも十分に価値がある内容と言えます)。あとはマネックス証券が毎日送ってくれるメルマガも過去を今日の振り返りと、今後の予想が書かれてあって、どちらも短期的な大局観をザックリと持つのに参考になります。
メールマガジンは、様々な人がやっています。で、自身の相性があるので、興味がある人がいれば登録してみるのも良いかもしれません。(重複しますが)メルマガは無料ですが、結局は「有料会員になって、お勧め銘柄情報などもゲットしませんか」的に誘導されるので注意しましょう。彼らが推奨するのはデイトレードや中期トレード向きなテクニカル分析メインで、なおかつマイナーな銘柄が多いです。で、(マイナーであるがゆえに海外投資家は手を出さず、国内の投資家がメインボードを握るので)株価の値動きが激しかったり、急に爆上げしたりすることもある反面、急に爆下げしたり、一度下落すると再浮上は一切しないといったことも多々あります。なので、きちんと損切りできるだけの能力がある人である必要があると思います。個人的に無料メルマガの段階では個別推奨銘柄を教えてくれるといったことはなく、大局感を把握するために便利だと思って利用しています。
関連記事
次の記事はこちらになります。
⇒『株式投資③ 株式投資の失敗談、そしてリスクをはらんだ不透明な時代へ突入』
株式投資まとめ記事はこちらから