まな板の作成(訪問リハビリ)

訪問リハビリで利用者が使える自助具を作成することがあります。

 

今回は、片麻痺の方でも片手で野菜の皮をむいたり、包丁で切ったりできるまな板を紹介しようと思います。

 

写真は、実際に利用者さん宅でのリハビリ中に録らしてもらいました。

 

 

 

このまな板は最近NHKのリハビリ番組でも出てきたものです。

 

準備する材料は以下になります。

 

  • 木のまな板(厚さ2㎝以上、できるだけ重いもの)
  • 釘(長さ3.5㎝以上、ステンレスなど錆びにくい素材のもの)×3
  • 接着剤・キリ・ペンチ・ヤスリ・カナヅチ

 

ちなみに自助具の材料費(この場合まな板と釘)は「利用者に気に入っていただけたなら」、自助具と交換にいただくことにしています。気に入らなければ自腹です。

 

作り方は以下の通り。

  1. 釘の頭をペンチで取ります
  2. 取った釘の頭のところを紙やすりで丸く整え、けがなどをしないようにします。
  3. まな板の片方の端に3か所釘をさすところの印をつけます。
  4. しるしをつけたら釘より細いきりなどで、深さ1~1.5㎝の穴を空けます。
  5. 穴の中に接着剤を流しいれ、釘を垂直にさして完成です。

 

※釘の頭の部分が2㎝程度残るようにさします。金づちなどで少しずつ叩きながら入れます。

 

※まな板は動いてしまいやすいので、下に濡れぶきんor滑り止めシートを敷くことをお勧めします。

 

まな板から突き出した3本の釘に野菜の端を突き刺します。人参のようなある程度硬さのあるものでも、意外とすんなり突き刺さります(釘の先端を丸く整えても)。

 

人参やジャガイモ・大根のような固定しないとコロコロ転がってしまうようなものの皮むきもできます。

 

非常に便利ですので是非試してみてください。

(引用文献:月刊デイ Vol.97)

 

工夫次第で玉ねぎも皮むき・切ることができます。

 

この利用者サンは、大根の皮をむいて切れるようになったためおでんを一人で作れるようになりました。

次の課題は肉じゃorカレーをご家族と作ってもらい、難しかった動作についてリハビリをするといったことです。

日中ご家族が仕事に出るため、少しでもご家族の役に立ちたいと頑張っておられます。