この記事では、移動サポートシートを紹介していく。

 

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ベッドでの移動介助が大変だと感じたことはありませんか?

 

対象者の力だけで、ベッド上の側方・頭測への移動が出来ないことがあったりする。

 

そんな際、介助者の力だけで対象者を動かそうとしても難しかったり、負担に感じることはないだろうか?

 

そんな際に役立つのが、この『移動用サポートシート』である。

 

 

このシートは、『(輪っか状になった)非常に滑りやすい素材でできたシート』であり、このシートを対象者とベッドの間に敷くことで摩擦が減り、介助が楽になる場合がある。

 

さらには、対象者の残存機能をうまく生かすことができるケースもあり、そのような場合は「介助量減少+リハビリ」といった一石二鳥な活用も出来たりする。

 

病院・施設での活用から、在宅におけるご家族への提案(療法士が訪問リハビリで活用することも可)で、ワンセット持っておくとアプローチ・提案の幅がぐっと広がること間違いなしだ!

 

 

ちなみに私は、同様な機能のある以下の商品を使用している(こちらのほうが値段が安い)

上記はMサイズだが、もう少し大きめのサイズもあったりするので、興味のある方はチェックしてみてほしい。

 

ちなみに、「滑りと耐久性を従来の1.5倍にした移座えもんシートブラック」も存在する(以下はMLサイズを添付しているが、Mサイズもある)。

 

※ちなみに私は、普通の移座えもんを使用していて破れてしまったことは無い。ただ、1.5倍の滑りやすさには興味がある。

 

 

 

移乗用サポートシート・移座エモンの使い方を動画で紹介

 

『移乗用サポートシート(リフレ)』と『移座えもんシート(モリトー)』の使い方に関して、動画を紹介しておく(どちらの動画も、使い方はほとんど同じ)。

 

※文章で表現しようと思っても難しいが、動画を観覧してもらえれば、どんなものか一目瞭然だと思う。

 

購入した後の、使い方のヒントとしても活用してみてほしい。

 

移乗用サポートシート(リフレ)の使い方

 

移乗用サポートシート(リフレ)の使い方は以下になる。

 

 

 

移座えもんシート(モリトー)の使い方

 

移座えもんシート(モリトー)の使い方は以下になる。

 

 

 

在宅でのリハビリ、家族の介護負担にも使えるよ

 

このシートは、院内・施設内のみならず在宅でも活用できる。

 

例えば、訪問リハビリ・訪問看護・訪問看護でも役に立つし、家族に指導すれば介助がグッと楽になる。

 

また、(動画の一部でも紹介されていたように)残存機能を活かすような介助を指導をすることで、それはリハビリにもつながるので、『ADL(日常生活活動)の改善』や『生活不活発病の予防』に繋げることも可能となる。

 

※ちなみに、介護保険の適応なのでレンタルも可能。

 

※この手の商品は「使ってみないと、対象者に合っているか分からない」といった事も有り得るので、その様なケースでは(福祉レンタル業者によっては)お試しで数日間使わせてくれるケースも有り得る(数日使って、使い易ければ購入やレンタルする)ので、使ってみたけば交渉してみるのもアリだと思う。

 

※あるいは、事業所で一式持っておき、それを使用して、適応であればレンタル・購入などのパターンもアリ(当院は、このパターン)。

 

 

お勧め介助グッズ

 

『移動サポートシート』以外でリフレが開発しているグッズとして、『圧抜きグローブ』なるものもあり、詳しくは以下の記事で紹介しているので、興味がある方は参考にしてみてほしい。

 

褥瘡(床ずれ)の予防と管理(『背抜き』も紹介するよ)