前回、柔道整復師を引き合いにして「理学療法士は恵まれているのか」について記載してみた。
でもって、この記事は介護福祉士を引き合いにして「理学療法士は恵まれているのか」について解説している。
介護福祉士 VS 理学療法士
前回は柔道整復師を引き合いに出したが、介護福祉士を比較対象として引き合いに出すことに違和感を感じる人がいるかもしれない。
っというのも、同じ国家資格であったとしても、例えば「資格を取得するまでに必要な労力」が圧倒的に異なったりもする。
でもって、他にも違和感を感じる理由はいろいろありそうだが、この記事でフォーカスする「給料」についても、(何となく)理学療法士のほうが高いと思っている人は多いのではないだろうか?
かくいう私も、そのように思っていた。
だが、最近はどうも異なるようである。
理学療法士と介護福祉士の給料事情 by リハノメチャンネル
例えば、最近視聴した「You Tube動画:リハノメチャンネル」に出演した『株式会社マイナビさん』は興味深いデータを示してくれたので引用してみる。
これらは、以下の動画17分~のやり取りなので、ぜひ観覧してみてほしい。
⇒『(You Tube)リハノメチャンネル:リハスタッフのための失敗しない転職の進め方 2019』
※26分45秒からのやり取りも興味深い。
理学療法士の給与事情を多面的に解説してくれているので、動画全体を通しても非常に面白味のある動画となっている。
私の周囲の介護福祉士の給料事情
私の知人の介護福祉士でも、新卒理学療法士の給料よりも圧倒的に高い給料をもらっている人は多い。
あくまで「30代の介護福祉士」と「新卒理学療法士」の比較になるのだが、「昇給し易い職場が多いかどうか」に関しても圧倒的に介護福祉士に分があるような気がする。
なので、「自身の(昇給された)未来像を描きやすい職種」という点で、介護福祉士は十分に魅力がある気と個人的には思っている。
もちろん夜勤手当などの各種手当も給料をが上乗せされる要因にはなっている。
ただし、夜勤だけが介護福祉士の給料を押し上げている要因だけでなく、皆が口をそろえて言うのは、前述した「処遇改善加算」の影響だ。
保育士・介護福祉士などの「需要はあるけど、給料が低い」とされている職種は、国の扇動により、今や理学療法士と遜色のないくらいにまで待遇が良くなっているのかもしれない。
お金が全てではないという視点も
一方で「給料の面で理学療法士と介護福祉士との差が縮まってきた」という面はあるかもしれないが、以下の違いをどうとらえるかに個人差はありそうだ。
- 理学療法士ならではのやりがい
- 身体的負担の大きさ
- 夜勤をどうとらえるか
ただ、(私の周りにはいないのだが)介護業務も行っている理学療法士がいるという話を聞くし、どんどん理学療法士が介護業務も任される状況が増えていく(理学療法士の介護福祉化が進んでいく)という指摘をする人もいるが、実際はどうなのだろうか。。
もちろん、リハビリの一環、あるいはリハビリ前後のトイレ誘導や介助を「リハビリの一環」や「リハビリのついで」という解釈で実践するのは普通にあり得る。
しかし、それが「業務の一環として組み込まれる」というのは、どこまで進んでいるのか、あるいは進むのか、私の周りには事例がないのでぜひ知りたい。
転職考えているなら、マイナビコメディカルも検討の価値あり
リハノメチャンネルに出演していたマイナビコメディカルは以下になる。
ハローワークでの職探しも良いが、マイナビコメディカルでしか扱っていない案件もあると思うし、問い合わせて条件などを提示すればいろいろ探してくれるというハローワークには無い強みも持っている。
登録は無料なので、興味がある方は是非登録してみてほしい。