改訂水飲みテスト(MWMS)の概要と実施方法を紹介する。
簡便なため、訪問リハビリや通所サービス(デイケア・デイサービス)でも活用してみてほしい。
改訂水飲みテスト(MWMS)の方法
概要:
- 3mlの冷水を嚥下させ誤嚥の有無を判定するテスト。
- 口腔内に水を入れる際に咽頭に直接流れ込むのを防ぐため、舌背には注がずに必ず口腔底に水を入れてから嚥下させる。
誤嚥有無判別:
感度0.70(カットオフ値3点)
準備物:
冷水を入れたコップ、シリンジ(5ml)
実施手順
- 口腔底に冷水3mlを入れる。
↓
- 閉口を促し、冷水を飲んでもらう
↓
- 嚥下後、反復嚥下を2回繰り返し行ってもらう。
↓
- 評価点が4点以上なら最大2回繰り返し、最低スコアをつける。
スコア・判定基準
1 嚥下なし、むせるand/or呼吸切迫
2 嚥下あり、呼吸切迫など
3 嚥下あり、呼吸良好、むせるand/or湿性嗄声
4 嚥下あり、呼吸良好、むせない
5 4に加えて、反復嚥下が30秒以内に2回可能
※水は誤嚥しても、肺炎にはなりにくいことが以前より指摘されている(Free Water Protocol)
改訂水飲みテスト(MWMS)の動画
以下の動画は『改訂水飲みテスト(MWMS)』のイメージをつかみやすい。
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改訂水飲みテスト(MWMS)と同じくらい簡便に使われるテストに『反復唾液嚥下テスト(RSST)』があり、以下の記事で解説している。
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