自分の体に合った枕を選ぶことは頭痛・頸部痛・肩こりを含めた様々な症状に有効だ。

 

どんなに素晴らしいリハビリを行っても、これらの環境が不適切では改善されない可能性が高く重要な知識だと思う。

 

ただし、既製の枕は自分に合っていないことも多くオーダーメイドが理想となる。

 

今回は、そんなオーダーメイドな枕の作り方が、「スゴ腕外来」というTV番組で放送されていたため記載していく。

 

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目次

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整形外科枕を紹介してくれる医師

 

紹介してくれたのは山田朱織医師で、16号整形外科に勤務している傍ら、『山田朱織枕研究所』も運営している。

 

16号整形外科では枕外来を行っており、予約は2か月待ちなほど流行っているらしい。
また、山田朱織枕研究所からは、ネット申し込みによって専用の枕を購入することが可能となる。

 

ただし、オーダーメイドな枕を作成するため、申し込み後は、最寄りの「計測所」で計測してもらう必要がある。

 

そして、山田先生の一番素晴らしい点は、「オーダーメイドな枕」を購入しなくても、自分に適した枕の作り方を教えてくれる点だ。

 

金儲けではなく、一人でも多くの人に枕の重要性を理解してもらいたいという心意気が伝わってくる。

 

この様な考えのもと、今回の番組以外でも、様々なメディアを通して作り方を伝えてくれている。

 

 

枕の作り方

 

準備する物は以下の3つ。

 

・玄関マット(理由は硬くて弾力性があるから):1枚

・タオルケット:1枚

・バスタオル(必要に応じて):1枚

 

※以前は玄関マットではなく、キッチンマットを推奨していましたが、玄関マットのほうが弾力性という部分で(今のところは)ベストだと考えられている。

 

①まず玄関マットを3つ折り(ジャバラ折り)にする

②タオルケットを 縦2つ折り⇒横2つ折り⇒最後に3つ折り の順に折っていく

③玄関マットの上に、タオルケットを重ねる。

 

これでひとまず出来上がり。

 

④次に実際に寝て、枕の使用感をチェックする。

 

タオルケットは何度も折ったために層になっており、高く感じるようなら層になった部分を一枚一枚はがしていき、ベストな高さに調整していく。

 

 

調整のポイント

 

調整のポイントは以下になるので、リハビリ時にはこの辺りを指導してあげれば良い。

 

主観的評価

⇒背臥位で寝て呼吸が楽にできる高さ

 

客観的評価

⇒背臥位で頸部屈曲15°

⇒側臥位で体軸(顎・鼻・顎のライン)がベッドと並行

 

 

画像入りの手順紹介

 

上記の説明だけでは分かり難かった方のために、画像入りの手順を以下にリンクしておく。

 

外部リンク:誰でも玄関マット計測が簡単にできる

 

タイトルには「・・・・計測」となっているが、これをそのまま枕にすることも出来る。