今までは自分の中で学んだコンセプトをいかに昇華していくかに必死でした。
そして、ようやく最近になってやっと自分の中で自分なりの統合ができてきた気がします。
それは、自分には使い勝手が悪かったり、自分なりに工夫した操作の方が効果的だったり、そいういう創意工夫も行うようになったという事だと思います。
今までは、丁寧に評価して、工夫というよりも学んだテクニックをいかに忠実に試行して、どの程度効果が認められるのかを検証したりしていました。
評価の際も総合的な学派を基準にして、そこからじゃあ○○コンセプトを用いてみよう、とかこの○○コンセプトを用いてみようとか頭を切り替えて行うことが多かったように思います。
新しいことを学んだら一時的にその影響を強く受けてしまう自分がよくわかっていたので、あえて昔学んだことも繋げながらの臨床を強く心がけたりもしました。
また、このブログもそいういう自己研鑽の一躍を担ってくれたとも思っています。
そして、ある程度様々なコンセプトが頭の中に入ってきて、それぞれが整理しながらの臨床から、それぞれを統合しながらの臨床が出来るようになってきたと思うので、それを意識せずに自分の色を出していけるように、『各学派を学んでいるから出来る』ではなく『自分だから出来る』というものにしていければと思います。
統合して臨床に学んでいる人のお手本は身近にはいませんが(一部の徒手療法に傾倒していて、尊敬できる人はいますが)、いつかは藤縄先生のようになりたいと思っています。
今購入できるDVDには、テクニックやコンセプトを学ぶというよりも、各学派を組み合わせながら臨床に臨んでいる人の実際を自分が身近で学んでいる様な体で鑑賞することが出来ます。
色々学んで、それを自分の中で繋げていきたい人にはお勧めなのではないでしょうか?
例え他学派を学んでいても、そのDVDを見ることで「やりたいことは同じなんだな」と確認できたりもします。
また、恐らく実際の患者さんに対応していると思われるので、患者とのコミニケーションや距離の取り方も勉強になるのではと思います。