キネシオテーピング協会主催の資格を取得しました。
- CKTPCKTP(Certified Kinesio Taping Practitioner:療法家)
- CKTI(Certified Kinesio Taping Instructor:指導員)
今回は、これらの資格について解説していきます。
目次
キネシオテーピングとは
キネシオテーピングとは、キネシオテーピング協会が提唱している「伸縮性テープを用いた、テーピングコンセプトの一つです。
今でこそ、伸縮性テーピングを用いたアプローチは珍しくありませんが「組織として初めて、テーピングコンセプトを体系化した団体」がキネシオテーピング協会です。
「関節を制限しないように貼る」というのがキネシオテーピングの基本コンセプトになります(一部、例外はありますが)。
なのでホワイトテーピングのような「固定」を目的としている訳ではありません。
キネシオテーピングは海外でも認知されているので海外発症のテーピング方法と思われていることも多いのですが、発症は日本です(加瀬 建造というカイロプラクターが考案したコンセプトです)。
CKTP(Certified Kinesio Taping Practitioner)とは
CKTPは、ザックリ解説すると以下な意味を有した資格になります。
キネシオテーピング協会が提唱する理論を理解し、一定時用の技術を有していることを証明する資格。
人間が元々持っている自然治癒力の増進を目的としたキネシオテーピング法を理解し、実践することが可能、修得したテーピングをさまざまな現場で幅広く生かすことができます。
~キネシオテーピング協会HPより引用~
CKTPを取得するまでの流れは以下の通り。
- キネシオテーピング基礎講習を受講
⇒オンライン試験に合格(CKTTという資格を取得)
↓
- キネシオテーピング認定講座を数回(計42時間)受講
⇒オンライン+実技試験に合格⇒CKTPを取得
CKTI(Certified Kinesio Taping Instructor:指導員)
CKTIは、前述したCKTPの上位資格という位置づけです。
CKTPとCKTIの違いは以下の通り。
CKTP
一定水準のキネシオテーピングが実践で使えることを証明する資格
CKTI
キネシオテーピングを実践で使え、かつ指導も出来ることを証明する資格
キネシオテーピングを学ぶ人に修得すべき内容を正しく指導・実践させることが出来る方です。
また、キネシオテーピングの普及を行える資格になるので、現在ご自身が保有している資格を活かす現場以外にキネシオテーピングの普及をとおして、あらゆる現場やあらゆる職種の方と出会うきっかけともなり、ご自身の可能性をひろげます。~キネシオテーピング協会HPより引用~
CKTIを取得するまでの流れは以下の通り。
- (前述した)CKTP資格を取得する。
↓
- 海外実施の講座(KT1~3)を受講
↓
- 指導員養成講座を受講
⇒オンライン+実技試験に合格⇒CKTIを取得
キネシオテープを使う必要があるのか?
伸縮性テープを用いたアプローチの元祖でもある「キネシオテーピング」。
そして、キネシオテーピング協会は「キネシオテープ」なるものを販売しています。
そして協会は、このテーピングを使用することを推奨してますが、必ずしもキネシオテーピングを使用しなければ「効果が半減する」であったり「肌がかぶれてしまう」であったりが生じる訳ではありません。
もちろん、粗悪品では上記が起こる可能性はありますが。。
実際、100円均一も含めて様々なメーカーが伸縮性テープを販売していますが、100円ショップではテープがすぐに剥がれてしまったり、肌がかぶれてしまったりといった支障をきたしやすいです。
そんな中で、医療従事者であるならば二トリートがおススメです。
二トリートはホワイトテープを扱っているという意味でご存知の方も多いのではないでしょうか?
病院・施設に出入りしている業者さんと交渉すれば、定価よりも安く買えると思います。
また「医道の日本社」では定期的にセールをしており、その際に二トリートテープもバーゲンセールになっていることがあるので、稀にチェックしてみるという方法もあります。
以下は、キネシオテーピングではないですが、二トリートの伸縮性テープを用いたテーピング動画になります。
以下は、様々な「伸縮性テープ」の一覧(楽天・アマゾンリンク)です。
先ほど「二トリートの伸縮性テープ」を紹介しまいたが、キネシオテープの中には「かぶれにくいテープ」もあり、皮膚が弱い高齢者に使用するのであれば、こちらもおススメです。
余談:テープを切るハサミ(ネバノン)も紹介
余談として、『ネバノン』というハサミも紹介しておきます。
以下は、伸縮性テープを切るときに使用する「ネバノン」というハサミで、キネシオテーピングを活用する(あるいは学ぶ)人が高確率で使用しているハサミです。
テープを切った際に、ハサミにテープがくっつない点が優秀です(モタつくことなくサッとテープが貼れます)。
また、刃こぼれが生じにくいので長年使用できます。
僕も以下のネバノンを持ってて、愛用してます。
終わりに
今回は、キネシオテーピング協会のCATP・CATIの資格+αについて記事にしてみました。
現在は伸縮性テープを用いた多様なコンセプトが生まれていますし、伸縮性テープの可能性は無限大なので、独自に仮説検証を繰り返しながら、自身に合ったテーピング方法を模索するのもアリだと思います。
「アプローチの引き出しの一つ」として、こういうアイテムが使えるのも良いかもしれません。