この記事では、行動経済学の一つである『現在バイアス』について解説していく。

 

現在バイアスとは

 

現在バイアスとは以下を指す。

 

将来に得られるであろう利益を重視した計画よりも、目の前にある利益を優先する傾向が強いこと

 

皆さんも以下のような経験はないだろうか?

  • 沢山の計画を立てても、計画日が近づいてきたら、計画を先延ばしにしてしまう。
  • 学校の宿題の先延ばし、計画では夏休みの最初の方で済ませておこうと思っていたのに、先延ばし先延ばしして最終的には夏休みの最後まで実行しなかった。

 

 

現在バイアスの一例

 

例えば、『自分の年金支給額、知ってる??』でも記載したように、将来私たちがもらえる年金だけでは生活できないことなど、(記事にするまでもなく)何となく誰もが気づいている。

しかし、だからといって若いうちは老後に対する逼迫感はなく、それよりも目先の楽しさなどを優先する傾向にある。

 

あるいは、株式投資・ブログ・資格取得なども含めた「何らかの利益が将来得られるであろう行動」も「もう少し仕事が落ち着いてから」などと先延ばしにして、結局やらずじまいということもあり得る。

 

これらも、現在バイアスの一例と言える。

 

 

現在バイアスは治せるのか?

 

現在バイアスは、さまざま存在する『認知バイアス』の一つである。

 

でもって、現在バイアスも含めた『認知バイアス』は「治す」というより「私たちは誰もが、認知バイアスという色眼鏡で世の中を見ているのだと気づいておくこと」が大切である。

 

認知バイアスを自身が有していることを自覚していれば、メタ認知能力(自身を俯瞰する能力)が働いて、行動や考えを修正することが可能となる。

 

重複するが、「認知バイアスを私たちは持っている」ということを知っておくことが大切になる。

そうすると現在バイアスに備えることが出来る(先延ばしを防ぐことが出来る)

自分のダメなところ理解しているからこそ対策が練れるのだ。

 

 

関連記事

 

認知バイアスには、現在バイアスも含めた多くの種類が存在する。

そんな「その他の認知バイアス」にも興味がある方は以下などを参照してみてほしい。

 

⇒『(HP)認知バイアスとは?種類や具体例を解説!

 

⇒『帰属のバイアス(解釈バイアスの一つ)を解説するよ

 

⇒『抑うつ傾向な人の帰属のバイアス

 

⇒『記憶バイアスの実験

 

⇒『注意バイアスの傾向

 

⇒『日記による記憶バイアス・注意バイアスの修正