この記事は認定理学療法士の(共通問題)の試験範囲である『臨床・疫学研究の推進』についてです。

 

認定理学療法士の認定試験(共通)を受けるにあたって、勉強がてらに作成しました。

 

※臨床に役立つ情報ばかりではないので、アウトプットしないと覚えれそうにない。。

 

興味が出た部分は脱線しながら記載していますが、理学療法認定試験を受ける際の参考の参考になれば幸いです。

 

 

目次

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臨床推論とは

 

臨床推論とは以下の通り。

 

対照者の訴えや症状から病態を推測し、仮説に基づき適切な検査法を選択し、対象者に最も適した介入方法を決定していく一連の心理(認知)的過程。

 

でもって臨床推論でポイントとなりそうなのが「対立過程の立て方」で、

具体的には以下のように考えていく。

 

  • 第一仮説の次に高確率であると思われる要因
  • 見過ごすと生命や重篤な機能不全につながるもの
  • 治療方法が相反又は異なるもの

 

上記の3つは、どれも覚える必要があります。

 

「見過ごすと生命や重篤な機能不全につながるもの」とは、例えば腰痛の場合は

膀胱直腸障害(サドル麻痺や排尿障害をチェック)であったり、

ガン(急激な体重減少、食欲不振)であったりも考える。

まずは、問診時のレッドフラッグサインの有無をルーチンで確認するって感じ。

 

「治療方法が相反又は異なるもの」とは、例えば腰痛の場合は腰部の伸展刺激を入力して試験的治療を試してみる。

すると腰痛が改善されてたので「腰痛の原因は椎間板機能障害だ」と推論したとする。

でもってこの場合に、治療方法が真逆な「腰部の屈曲刺激」も入力してみるって感じ。

推論が正しければ屈曲刺激で症状は悪化するはずにも関わらず、改善状態が維持、あるいは更なる改善を認めた場合「自分の仮説は、果たしてあってるのか?」ってことになる。

 

 

統計について

 

統計については出題されやすいのでシッカリ用語を整理しておきましょう。

 

疫学統計について

 

疫学統計で知っておくべき指標は以下の通り。

 

  • 感度:患者の中で検査が陽性の割合
  • 特異度:患者でない者で検査が陰性の割合
  • 陽性的中率:検査が陽性のときに患者である割合
  • 陰性的中率:検査が陰性のときに患者でない割合
  • 陽性尤度比:検査が陽性であったときに患者である頻度の高さ
  • 陰性尤度比:検査が陰性であったときに患者である頻度の低さ

 

上記に関して、少し言葉をイジッテ問われる可能性は非常に高い。

字面だけだと似通った表現なので、きちんと意味を理解するように!

 

 

検定方法

 

主な検定方法は以下の通り

 

差の検定

・2標本t検定

・Mann-Whitneyの検定

・対応のあるt検定

・一元配置分散分析

・Kruskal-Wallis検定

・Friedmanの検定

 

関連性の分析

・Pearsonの積率相関係数

・Spearmanの順位相関係数

・重回帰分析

・判別分析

・多重ロジスティック分析

・主成分分析

・因子分析

・共分散構造分析

 

覚え方としては「差の検定」に含まれるものは、一元配置分散分析を除いて全て「○○検定」なんですよね。

 

一方で「関連性の分析」に含まれるものは(~関数以外は)全て「○○分析」なんですよね。

 

って感じで覚えました。

 

で、「関連性の分析で無いのはどれか」って感じで質問されたら「一見配置分析」がその中に入っている可能性が高く、それが間違え。

 

 

「有意な差」と「有意味な差」の違い

 

「有意な差(統計的に有意な差)=有意味な差(臨床でも意味のある差)とは限らない」と資料には記載されています。

 

これだけだと、??って感じなんですが、講師が分かりやすい解説をしてくれました。

 

例えば「このアプローチをしたら骨盤の傾斜角度が5°改善する」っという統計学的に有意な差があったとします。

 

ですが、この5°が「臨床で役に立つ差(臨床的に有意な差)」であるかは別問題って話。

 

 

これってトクホとかと同じですよね

 

「有意な差」と「有意味な差」って、日常の場面で言えば「トクホ」と同じって思いました。

 

ちなみに、「トクホ(特定保健用食品)」っていうのは以下を指します。

 

それぞれの製品ごとに有効性や安全性について審査を受け、ちゃんと国から許可を得た商品

 

要するに「国からお墨付きを得た商品」っことなので、何だか効果がありそうですよね?

 

ですが実際は「トクホ=健康に貢献できるレベルの商品」って訳じゃないんですよね。。

 

トクホは「消費者が効果を実感できるかどうか」で商品を判断している訳ではありません。

 

審査をパスするために必要なのは、あくまで統計的にハッキリした差が出たかどうか。

 

その差が私たちが効果を実感できないレベルだったとしても、トクホとして販売できてしまいます。

 

これが前述した「有意な差」と「有意味な差」の違いになります。

 

 

症例報告の研究性

 

介入研究とは以下が該当する。

 

通常の診療を従前受けている治療法を、研究目的で一定期間継続することで他の治療方法の選択を制約するような行為を含む場合。

 

観察研究とは以下が該当する。

(通常の医療行為を超えた)介入を行わず、ランダム化、割り付けなどを行わない医療行為における記録、結果、検体等を用いる研究で、疫学研究を含まないもの。

 

上記に関しては、『根拠に基づく理学療法』でかなり整理して解説しています。

超重要な項目なので、合わせて観覧してみて下さい。

 

シングルケーススタディ

 

シングルケーススタディの基本構成は以下の3つ。

  1. 対象と介入内容の客観的変化(病態と介入の個別の介入効果)
  2. 時間軸を明確に表示する(基準・介入相と適切な介入期間)
  3. 適切な帰結尺度を用いた繰り返し計測(信頼性)

 

基本的なデザインは以下の4つ

  • wihtdrawal design
  • multiple-base line design
  • change-criterion design
  • alternating intervention design

 

データ分析

  • 視覚的な分析
  • Celeration line
  • Split Middle line
  • Two standard deviation band method
  • The percentage of non-overlapping data(PND)
  • effect size

・・・など。

 

倫理

 

倫理に関しては以下の2つを整理します。

 

臨床研究における倫理

  • 専門職への期待
  • 倫理的ジレンマ
  • 価値
  • 個人情報とインフォームド・コンセント
  • ガイドライン

 

研究と研究者の倫理

①研究の信頼性の担保

・ねつ造

・改ざん

・盗用

・重複投稿

・オーサーシップ

②対象者の保護

・インフォームド・コンセント

・個人情報保護

 

 

これらの整理は大切です。

「対象者の保護」なのはどれか?みたいな質問は十分に考えられます。

 

 

その他

 

侵襲に含まれるものは何かっていうのは出題されやすい。

 

侵襲におけるポイントは「心的外傷に触れる質問」も含まれるという点。

身体的侵襲だけを指さないんですね。

 

 

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