この記事は認定理学療法士の(共通問題)の試験範囲である『理学療法教育ガイドライン』についてです。

 

認定理学療法士の認定試験(共通)を受けるにあたって、勉強がてらに作成しました。

 

※臨床に役立つ情報ばかりではないので、アウトプットしないと覚えれそうにない。。

 

興味が出た部分は脱線しながら記載していますが、理学療法認定試験を受ける際の参考の参考になれば幸いです。

 

理学療法教育ガイドライン

 

理学療法教育ガイドラインには以下について記載されています。

 

学校教育(卒前教育)について
 
ぶっちゃけ、教員じゃないし、学生でもないし、全く不要な知識です。
 
で最初にポイント、っていうか興味深かった点は以下です。
 
私は「学生が卒業までに身につける必要がある要素」って、
必要最低限の「知識」や「技術」くらいだと思ってました。
 
で、それは間違いじゃないんですが、
『生涯にわたって学び続けることのできる能力・習慣を形成すること』
ってのも大切らしい。
 
確かに、医療の世界は日進月歩です。。
 
にも関わらず、卒業したら(学校のように)勉強をし続ける人ばかりじゃない。
 
だって、勉強してスキルアップしたからと言って、
それが給料に直結する可能性も低いので(診療報酬・介護報酬は一律なので)。
 
すまり卒後は、自己研鑽へのインセンティブが働き辛い訳ですが、
そいう状況下であっても「学び続ける資質」を備えてほしい
ってのが理学療法士協会の思いって所でしょうか。
 
 
「より良い理学療法」の追求。。。
 
理学療法士にとって、それは一生続いていく、終わりの無い道のりです。
 
って以下の動画でも語られています(理学療法士協会の作成動画)。
 
 
 

臨床実習の到達目標

 
でもって次に重要そうなのが、『臨床実習の到達目標』について。
 
臨床実習の到達目標は「ある程度の助言・指導のもとに、基本的理学療法を遂行できる」ってことらしい。
 

 

アドバイスをもらいながら出来たらOKなんですね。

 

でもって、到達目標が低く設定されている要因としては以下などが考えられているようです。

  • 学生が習得すべき知識・技術が増えている点(介護保険領域の知識とか、昔は必要なかったと思いますし)
  • 一方で、臨床実習時間が減っている点
  • 実習中に学生が体験できる臨床行為・症例数が制約されてきている点

・・・などなど。

 

 

ポイントとなるのは「各フェーズにおける達成目標」を整理すること

 

理学療法教育ガイドラインのポイントは「各フェーズにおける達成目標の整理」です。

 

重複した記載になりますが、要するに以下を整理すること。

 

  • 実習前までの到達目標
  • 実習における到達目標
  • 卒前教育の到達目標

 

これをゴチャゴチャにして出題される可能性は高い。

 

ちなみに、実習前までの目標は以下になります。

 

模擬患者に対して基本動作介助など(などに関しては資料を確認)が遂行できる能力を有しておくこと

 

 

理学療法教育ガイドライン

 

重要そうなポイントを列挙してみます。

 

ポイント1

指定規則93単位の中の83単位がコアカリキュラム(83+10で覚えたいと思います)。

 

 

ポイント2

  • 理学療法の基礎

    基礎理学療法学

 

  • 系統別理学療法骨関節障害・神経障害・内部障害

    ⇒各々に対する理学療法評価+理学技術

 

  • 地域理学療法

    地域理学療法学

 

 

ポイント3

理学療法士の臨床実習では以下がポイントとなる。

  • 学生に許容される理学療法行為の範囲とその水準に従っておこなう
  • 適切な能力を有する臨床実習指導者が指導する
  • 実習前に学生の能力と適正を評価・認定すること
  • 患者もしくは患者の保護者などからの同意と事故補償

 

 

ポイント4

理学療法学生が見学に留める対象者の状態は以下の通り。

  • 全身状態が不安定な場合
  • 重症不整脈・心肺停止のリスクがある場合
  • 骨折・脱臼の危険が高い場合
  • 動作時のバランスが不良で転倒の危険が高い場合
  • 新生児・小児疾患の急性期
  • 侵襲的・羞恥的行為を含む場合

 

う~ん、ポイントはこの位で大丈夫だろうか・・・