この記事では『サイコパス』というという用語について記載していく。

 

サイコパスとは

 

サイコパス(psychopaty)とは、「連続殺人犯などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念」であり、日本語では『精神病質』と訳されることがある。

 

また、精神医学ではサイコパスというカテゴリーではなく『反社会性パーソナリティ障害』という診断基準に当てはめて考えることになる。

 

いずれにしても「サイコパスとは」という問いに関しては漠然とした言い回しでしか説明できないため、各々が勝手にイメージを膨らませて解釈してしまっている。

 

皆さんは、「サイコパス」と聞いて、どんな人物像をイメージするだろうか?

 

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サイコパスの特徴

 

サイコパスの特徴は以下などが挙げられる。

 

  • 外見や語りが過剰にも魅力的で、ナルシストである。
  • 恐怖や不安、緊張を感じにくく大舞台でも堂々として見える。
  • 多くの人が倫理的な理由でためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然と行うため、挑戦的で勇気があるように見える。
  • お世辞がうまい人ころがしで、有力者を味方につけていたり、崇拝者の様な取り巻きがいたりする。
  • 常習的に嘘をつき、話を盛る。自分をよく見せようと、主張をコロコロと変える。
  • ビッグマウスだが飽きっぽく、物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手。
  • 放漫であり、批判されてもおれない、懲りない。
  • 付き合う人間がしばしば変わり、付き合いが無くなった相手のことを悪く言う。
  • 人当たりは良いが、他者に対する共感性そのものが低い。

 

 

炎上ブロガーの中にもサイコパスが??

 

炎上ブロガーの中にもサイコパスは紛れ込んでいると言われている。

 

サイコパスには、他人に批判されても痛みを感じないという強みがある。

 

なので、問題発言やわざと挑発的な言動をしてよく炎上し、しかし全く懲りずに活動をつづけ、固定ファンを獲得しているブロガーにも、サイコパスが紛れ込んでいる確率は高いのかもしれない。

 

彼らの脳は、長期的なビジョンを持つことが困難なため、「その記事だけ読むともっともらしい言動で挑発している」が、他の記事では「真逆の論調でもっともらしいことを言って挑発している」ということも良くある。

 

要は、「全ての記事を慣らして、コンテンツとして評価すると一貫性が無い」というのが特徴の一つと言える。

 

こうした人物の発言は真に受けないことが大切だ。

 

 

サイコパスのイメージと実際

 

「サイコパス=凶悪殺人者」というイメージを持ちやすいが、実際には成功を収めているサイコパスも大勢いる。

 

でもって、ケビン・ダットンはサイコパスに多い職業のトップ10として以下を発表している。

1位:企業の最高責任者

2位:弁護士

3位:マスコミ、報道関係(テレビ/ラジオ)

4位:セールス

5位:外科医

6位:ジャーナリスト

7位:警官

8位:聖職者

9位:シェフ

※サイコパスが聖職者で、職務がまっとうできるのかと個人的には思うが。。

 

念のため、サイコパスの少ない職業としては以下を上げており、療法士も該当している。

1位:介護士

2位:看護師

3位:療法士

4位:技術者・職人

5位:美容師、スタイリスト

6位:慈善活動家、ボランティア

7位:教師

8位:アーティスト

9位:内科医

10位:会計士

※ただし、看護師でもジェーン・トッパンなども存在するため、一概に決めつけるわけにもいかないが。。

 

 

「サイコパス=頭が良い(IQ)が高い」という誤解

 

映画「羊たちの沈黙」に出てくるハンニバルレクター博士などは、私たちが抱く『典型的なサイコパス』なのではないだろうか?

 

 

でもって、サイコパスは「残忍」というイメージを持ちやすいのと同様に、「頭が良い(IQが高い)」というイメージも持ちやすい。

 

確かに、前述したサイコパスに多い職業のトップ10をみても、なかなか良い職業についていると感じる。

 

ただし、サイコパスと一般人のIQの平均に、統計的な優位差は認められていない。

 

要は「IQが高いサイコパスもいれば、低いサイコパスもいる」ということ。

 

でIQが低いサイコパスは、周囲からも「一般の人とは異なる」と簡単に見分けられてしまったり、悪事を働いても露見して逮捕されやすい。また、流暢・雄弁にトークが出来ていたとしても胡散臭がられて相手にされなかったりもするだろう。

 

単に、そうではない(IQの高い)サイコパスが世間ではクローズアップされているので「サイコパス=IQが高い」といった先入観を持ってしまいやすいだけである。

 

ちなみに「IQの高いサイコパス」は、世の中に上手く溶け込んで他者から様々なものを搾取しており、悪事も露見されにくいため厄介だ(まぁIQが低いサイコパスも、それはそれで厄介なのだが。。)。

 

 

冷徹非常。合理的すぎる思考を持ったサイコパス

 

一口に「サイコパス」といっても(IQの高さも含めて)多種多様であるが、一般的にサイコパスは『合理的な思考が出来る』と言われている。

 

これは、サイコパスがIQが(低くても)高く見えてしまう一つの要因と言える。

 

具体的には以下の様な例が挙げられる。

 

村に殺人鬼が現れた。

皆で息をひそめ、音を立てないように隠れていたが、ある赤やんが泣き始めてしまった。

殺人鬼に気づかれたら、あなたも含めた村人全員が皆殺しにされてしまうかもしれない。

この状況下で、あなたは赤ちゃんをどするか?

 

私たちであれば『道徳のジレンマ』によって「何とかして声が漏れないようにする」などと答えるところを、サイコパスは「絞め殺す」と即答する可能性がある。

 

 

また、「良心」や「道徳」といったサイコパスに欠落し得いる要素に関する議題として、フィリッパ・フットというイギリスの哲学者が考案した『トロッコ問題』がある。

 

具体的には以下の通り。

 

路線を走っていたトロッコが制御不能になり、猛スピードで暴走を始めた。このままでは路線上で作業をしている5人の作業員が逃げる間もなく確実に死んでしまう。

ところが、あなたは偶然、路線の分岐器のすぐ近くにいて、トロッコの進路を切り替えて5人の命を救うことが出来る。

 

ところが切り替えたほうの進路には別の一人の作業員がいて、切り替えればその人が確実に死ぬ。

 

あなたならどうするか??

 

私たちは『道徳のジレンマ』によって「何の罪の無い人を(いくら5人を救うことができるからといって)突き落すなんて・・・」と葛藤するところを、サイコパスは「1人を犠牲にする」と即答する傾向にある。

 

サイコパスは道徳によって判断することは無いとされており、「合理的=正しい」と判断する傾向にある。

 

で、バッシングを受けても「なぜバッシングを受けているのか分からない」であったり、そもそもバッシングを何とも思わない傾向にある。

 

ちなみに、私たちがピンとくる「合理的な思考の持ち主」としてはホリエモンなんかがイメージしやすいと思う。

 

ホリエモンの話を聞いていると「確かに合理的なんだけど、なんだか血が通っていない思考だなぁ・・」と感じることが稀にある(非常に腑に落ちて学べることも多いのだが)。

 

で、サイコパスはホリエモンの合理性を更に極端にしたキャラを想像すれば分かり易いかもしれない。

 

ただし重複するが、サイコパスはIQが高い人もいれば、低い人もいる。

 

にもかかわらず、私たちが想像もつかないような合理的な判断をしてしまうので(頭が悪くても)時として「決断力がある」などとポジティッブに捉えられ「頼もしい」などと錯覚してしまう場合があるかもしれない。

 

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ケビンダットンのセルフチェック表

 

ここでは、サイコパスかどうかを判断するためのセルフチャック表を紹介しておく。

 

冒頭で記載した「サイコパスの特徴」と併せてチェックリストを観覧することで、サイコパスのイメージを何となくでも掴んでほしい。

 

また、あなたの周囲に「他人に迷惑ばかりをかけて、全く悪びれることも無い」といったトラブルメーカーの中にはサイコパスがまぎれているかもしれないので、そんな人にもチェックしリストでコッソリとチェックしてみてほしい。

 

一方で、あなた自身がサイコパスである可能性は低いので、自身を採点する意味は無いと思われる。

 

なぜ「自身で採点する意味は無いのか」というと、そもそもサイコパスは、自身がサイコパスであるという自覚は無いし、調べようとすらしない(そんなことに興味はない)。

 

なので「自身がサイコパスかどうか気になっている、チェックしようと試みている」といった時点でサイコパスな可能性は低い。

 

以下が、ケビンダットンが考案した、(犯罪者を診断することを前提としない、カジュアルな)チェックリストになる。

 

  1. 事前に計画することはほとんどない、行き当たりばったりのタイプである。
  2. バレなければパートナー以外の人と浮気をしても良い。
  3. もっと楽しい予定が入った場合、以前からの約束をキャンセルしても良い。
  4. 動物が傷ついたり、痛がっているのをも見ても、全く気にならない。
  5. 車の高速運転、ジェットコースター、スカイダイビングをすることに興味をひかれている。
  6. 自分の欲しいものを手に入れるためには、他人を踏み台にしても構わない。
  7. 私には説得力がある。他の人々に望むことをさせる才能がある。
  8. 決断を下すのがとても速く、危険な仕事に向いている。
  9. 他の人々がプレッシャーで押しつぶされそうになっていても、自分は落ち着いていられる。
  10. もし私が誰かを騙すことに成功したら、それは騙される側の問題である。
  11. 物事が間違った方向に行く場合、その多くは自分ではなく、他人のせいである。

 

以上の質問を0点から3点まで付けて集計する。

  • 0点⇒「全く当てはまらない」
  • 1点⇒「当てはまらない」
  • 2点⇒「やや当てはまる」
  • 3点⇒「当てはまる」

 

 

サイコパスはみつけれるのか?

 

此処まで記載してきて、サイコパスに関して何となく理解できたと思う。

 

じゃあ、これでサイコパスかどうかを見分けることができるかどうかと言われると、以下のことが言える。

 

  • IQの低いサイコパスは見つけれるかもしれない
  • IQの高いサイコパスは巧妙に社会に溶け込むので、見つけられない(というより、一見すると魅力的に見える可能性もある)。

 

百田直樹氏の「殉愛」と、その反論・暴露本である「殉愛の真実」

 

以前、「故やしきたかじん」と「後妻」を題材にした『殉愛』という書籍が話題になった。

 

 

「永遠のゼロ」「海賊と呼ばれる男たち」などのヒット作を手掛ける百田直樹氏の著書であることも後押しし、金スマという番組でも取り上げられたほどだ。

 

※もし金スマを観てないなら、ユーチューブで「金スマ 殉愛」で検索するとヒットするかもしれない。

 

が、金スマで後妻の素顔が晒されたことから、重婚疑惑など様々な疑惑が持ち上がり、ネット上で大炎上した。

 

※いくつもの「まとめサイト」も立ち上がった。

 

で、遂に「殉愛に対する反論本」という位置付であり、ノンフィクションであるとの名目で

 

 

どちらの書籍も、アマゾンでは500を超えるレビュー数を獲得しているが、読者の評価は対照的なのが興味深い。

 

で、個人的には私人である後妻には興味が無い。

 

ノンフィクションとはいえ、後妻側の視点に立てば、後妻側の言い分もあるだろう。

 

ただし、「殉愛の真実」に登場してくる主人公の行動・言動は非常に興味深い。

 

まさしく、ここに記載しきたサイコパスの特徴を地で行くように振る舞っている。

 

この「ノンフィクション」と謳っている書籍を信じる信じないは別にして、読んで損は無いと思うので是非!!

 

 

サイコパスの関連書籍