ドイツ徒手医学のコースでは
- LBB1-1
- LBB1-2
- LBB2-1
- LBB2-2
- LBB3
- HSA1-1
- HSA1-2
- HSA2-1
- HSA2-2
- HSA3
の全10回のコースになっています。
以前、ブログで触れたこともありますが、一つ一つの講習が単独で完結するのではなく、前回学んだ復習や応用的な内容が次の回に組み込まれていたり、LBB3やHSA3では今まで学んできたことを総合的に考えていく内容も含まれています。
つまり、こまめに復習も取り入れたりして少しずつコンセプトの理解度なども含めてスキルアップしていくように出来ています。
ホームページにも同じような事が書いてあった気がしますが、これにより「学ぶことに満足するだけ」ではなく「身につけていく」ことが出来やすいのではと思います。
ただ、これはドイツ徒手でなくてもその人のやる気しだいだと思います。
よくブログでも書かれているのは「凄い事を学ですごい人間になったと錯覚して受講した直後は使っていくが1週間もしたら熱が冷めてしまい使わなくなる」という意見です。
少し話はそれますが、実習中の院内研修時に寝返り・起き上がりのハンドリングに関して「一つの考え方」を有名な外部講師の先生が教えてくれるといったことがありました。
その研修が終わった際に私が必死に学んだことをメモっていると、リハ科主任に「そんなのメモんなくても良いよ」と言われました。
そして「大体、こういう講習があった翌日からは何人もがこの考えでリハビリを始める。ただ、何日かすると元のやり方に戻っているしね」と言われました。
たいした内容じゃ無いからメモらなくて良いとおっしゃったのか、もっと深い真意があったのかは定かではありませんが、その時「そういう事が起こるのだな」というのを興味深く聞いた記憶があります。
話を戻して、これもよくブログで書かれてある事ですが、研修で学んだことを自分の中に落とし込んで咀嚼できるまでに、あるいは本当の意味で適用な場がくるまでには、学んでからある程度時間がかかるという意見があります。
確かに、熱があるうちは習ったことを使おうと患者に無理に当てはめてしまう危険性すらあり、個人的にも学んだことの適用はすぐに訪れない事が多い気がします。
しかし、咀嚼出来たり、適用な場面がくる頃までには熱が冷めて?しまっていることもあるのではと思います。
上記を踏まえたうえで、同じ事を書いている気もしますが、ドイツ徒手の良いところは一つの講習で完結するわけではないので、
①復習のきっかけができる
②冷めてしまいそうなところに再度熱が入る?
ということも良い点だと思っています。
そして、この復習を繰り返していくうちに、熱が冷めてるか云々に関係なく「身についたもの」になるのではと思っています。
これらの事が皆に起こりやすいということを覚えておくだけでも、単発物の講習であっても「身につけていきやすい」のではないかと思います♪