認知には下記の2つに分けられる。
適応認知:状況に適した歪みのない考え方
非適応認知:気分がつらくなり易い考え方やクセのこと。状況に適応しにくい
どんな人にも認知バイアス(認知の歪み)は存在する。
例えば、ポジティブ思考につながる認知バイアスもあれば、ネガティブ思考につながる認知バイアスもある。
しかし、認知バイアスに善し悪しは存在しない。
なぜならポジティブ思考にもネガティブ思考にも善し悪しがあるからである。
しかし、その人がおかれている状況に適応しにくい認知バイアスは修正したほうが良いと言える。
そして、認知バイアスを修正する上で大切なことは、物事を可能な限り客観的に考えることであり、自分にバイアスがかかっていないか反芻することである。
可能な限り客観的に考えるためには、思考された内容一つ一つに対して「そう考える根拠はあるのか、証拠はあるのか」と丁寧に検証する科学的態度が必要となる。
そして、それらの客観性がない場合は「もしかすると違った解釈ができるかも知れない」と自分が誤った解釈をしている可能性を自問することが大切である。