末梢神経感作は筋骨格系疾患を有しているクライアントの50%は持っているとの報告がある。

 

ただ、50%の人が「末梢神経感作が優位な原因」なのではなく、「その要素も持っている」というだけである(この点は中枢神経感作も同じである)。

 

そして、「末梢神経感作が優位な原因」と考えられており、尚且つ末梢神経感作へのアプローチが優先順位の1位にくる人は全体の15~20%程度であるとの報告がある(個人的には15~20%はえらく高いなという印象を受ける・・)。

 

このデータは急性の患者は排除しており、慢性疼痛(発症して半年以降)の人のことを言っている。

 

急性痛を有した人に末梢神経感作( TRPV1受容体の変化・プロスタグランジンの変化・侵害受容器の変化・神経性炎症など)が起こっているのは当然のことであり、そのような人達を調べたところで同じようなデータにしか得られない。

 

肝心なのは慢性痛症で、通常の治癒過程とはあまりにもかけ離れて長く炎症っぽい症状が続いている人や、半年経っても治らない捻挫であったりであれば、神経系(末梢神経や中枢神経)の影響についても考慮する価値はあるといえる。