この記事では、「後足部の内外反評価」で用いられる『leg-heel angle下腿-踵アングル)』について、測定方法を解説していく。

 

leg-heel angle(下腿-踵アングル)とは

 

leg-heel angleとは「後足部の内外反」を評価する際に用いる角度を指す。

 

計測方法としては、まず以下の2線を描く。

 

1線⇒踵部長軸線

「アキレス腱付着部で、踵幅の中点」⇔「それ(アキレス腱付着部)より1cm遠位部で、踵幅の中点」の2カ所をマークし、その2点を線で結ぶ。

 

2線⇒下腿長軸線

「下腿遠位1/3部で果間部幅の中点」⇔「それより数cm近位部の下腿幅中点」の2か所をマークし、その2点を線で結ぶ(下腿線)。

 

 

そして、距骨下関節を中間位に保持した時の「1線」と「2線」のなす角度から、外反方向に角度をなすのか、内反方向に角度をなすのかを判別する(床面と1・2線がなす角度から解釈するという考えも)。

 

 

計測方法は「伏臥位」と「立位」で実施し、各肢位での違いも評価していく。

 

腹臥位では、2~8°の内反位が正常値であるが、立位で計測すると軽度の外反位となると言われている。

~参考:運動器リハビリテーションの機能評価 IIより~

 

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