この記事では整形外科的テストの一つである『フィンケルシュタインテスト(Finkelstein test)』について解説していく。
※現在では、Eichhoff test(アイヒホッフ テスト)と呼ばれるが、この記事ではファンケルシュタインテストに統一して記載。
フィンケルシュタインテスト
フィンケルスタインテストの方法・陽性所見・解釈は以下になる
方法
患者を腰掛け坐位にする。
患側手の母指を手掌の中に入れて4指を握らせ、さらに手関節を尺屈させる。
陽性所見
橈骨茎状突起部に痛みが出現する。
解釈
長母指外転筋と短母指伸筋の狭窄性腱鞘炎を示す(ドゥケルバン病とも呼ばれる)
親指側(橈側)の親指を伸ばした時に生じるカギタバコ三角(タバチュール)の親指側の短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が通過する溝で、橈骨茎状突起部(手首の親指側)によって狭窄された状態から起こる腱鞘炎である。
ファンケルシュタインテストの動画になる。
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