この記事では大腿直筋の短縮テストである「エリーテスト(Ely test)」について解説していく。

 

エリーテスト

 

エリーテストの方法・陽性所見・解釈は以下になる

 

方法

患者を腹臥位にする。

検者は患側足首を保持し、患側膝を徐々に屈曲する。

 

陽性所見

膝を屈曲していった際に、同側の股関節屈曲(骨盤前傾)が生じれば陽性

 

解釈

大腿直筋の短縮を示す。

 

大腿直筋は「股関節の(若干ではあるが)外転・外旋にも作用する」と言われているため、これらの代償が起こらないよう注意しなければ、このテストの再現性は低下する。

 

エリーテストの動画は以下になる。

大腿直筋の短縮により骨盤が浮き上がっているのも分かりやすく表現してくれているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

 

 

 

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大腿直筋に対するPIRやストレッチングについても解説しているので合わせて観覧してみてほしい。

 

⇒『大腿直筋は何で縮んでしまうんだ?(+ストレッチング)